あらまし
長崎県はうみだらけの県だ。長崎半島、島原半島、西彼杵(にしそのぎ)半島、北松浦半島、五島列島、平戸島(ひらどしま)、壱岐(いき)、対馬(つしま)と、ほとんどが半島かしまでなりたっとる。北海道の20分の1の面積しかないのに、海岸線のながさはいっしょだっていう。さらに、やまはうみにせまり、平地はほとんどないっていう地形だ。
こんな長崎県の鉄道の基幹路線が、人口43万人の県都長崎と人口25万人の軍港のまち佐世保(させぼ)をむすぶ全長81.4キロの路線だ。あいだに人口13万人の諫早(いさはや)と人口9万人の大村(おおむら)があるだけど、長崎、佐世保とあわせたよっつが長崎県内の人口上位の4都市になる。
りょうはしの長崎-諫早(いさはや)間とハウステンボス-佐世保間をのぞいて非電化であり、長崎-佐世保間をいきかう列車は気動車となる。りょうはしの区間はそれぞれ長崎線と佐世保線の末端であり、電車特急で九州の首都というべき福岡につながる。
うんこうほんすう
さて、長崎-佐世保間の列車運行だ。まずは1日の運行本数。北行列車と南行列車について、長崎線や佐世保線の列車のまじることのない、諫早の佐世保方面列車とハウステンボスの長崎方面列車でみてみる。
うん、北行が1日35本、南行が1日28本とかなり本数がすくないね。名鉄の支線西尾線のふつう停車駅である、わが碧海古井(へっかいふるい)でさえ平日で新安城方面に1日39本の電車があるだで、長崎-佐世保間もまっとがんばらにゃいかん。
そくど
つぎに速度だ。北行列車と南行列車、それぞれ快速シーボルトとふつうで表定速度をみてみる。ぜんぶの列車をみるっていうことはせんで、出発地を12時ちかくにでる列車で代表させた。
- 【北行列車】
- 【南行列車】
う~ん、南行の快速シーボルトが最速で時速48.4キロか。わが名鉄みたいに表定速度80キロ台ではしれとはいわんけど、っていうか線形的にむりだらあけど、せめて60キロ台はほしい。
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ところで、この区間にことし2014年10月16、17、20、21日のよっかかん、あの水戸岡鋭治さんのつくった観光特急「A列車で行こう」がはしるっていう。観光客をひきこむのもいいけど、運行本数とか速度とか基本的なとこも充実させてほしいもんだ。
(さんこう)