この社長の姿勢にうたれた - ヰラーアライアンス

北近畿タンゴ鉄道から京都丹後鉄道になまえをかえて、まあじき2か月。これまで三セクが運営しとったものを、「保有は三セクで、運営は民間委託に!」ってことで、この2015年4月からヰラーアライアンスっていう民間事業者にまかせることになっただけど、鉄道事業をひきうけるにあたって、この社長がとった行動がおれを感激させた。

東洋経済オンラインっていうサイトでしっただけど、つぎのとおりの記事だ。

「ヰラーアライアンスの村瀬茂高社長は昨年2014年6月、天橋立(あまのはしだて)がある宮津市内にいえをかり、週の半分を現地でくらすっていう二重生活をはじめた。現地の実情をはだでしるためだ。クルマをつかわず、鉄道やバスだけで生活やしごとができるか、3、4か月ためしてみた

すばらしいのひとことだ。どうせやあ、つかえる鉄道になるか、どうせやあ、つかいやすい鉄道になるかをかんがえるために、じぶんが一利用者になってみて、わがみにかんじて現在の状態をしらあってわけだ。

記事はつぎのようにつづき、バスもふくめた公共交通だけでは生活できんことをおもいしらされるだけど、この社長ならかならずや京都丹後鉄道をつかえる鉄道にかえていくにちがいないことを確信するよ。

結果は「公共交通だけではきびしかった」っていう。マイカーの普及や少子高令化といった外的要因もさることながら、鉄道ダイヤが不便っていう内的要因が利用者をへらしとった。くちだけの理念ではなく、具体的になにかをかえんと鉄道をつかってもらえん。村瀬茂高社長はあらためてほうかんじた。

いや、ほれにしても、公共交通機関の利用促進をうったえとっても、ほいつはくちさきだけのことで、「クルマがあや、ほいでいいだ」ってかんがえとるやつのなんとおおいことか。

京都丹後鉄道 北近畿タンゴ鉄道(KTR) 路線図
ひだり=丹後くろまつ号と丹後あかまつ号みぎ=北近畿タンゴ鉄道時代の路線図


(さんこう)