くま川鉄道

熊本にくま川鉄道(くまがわてつどう)っていう鉄道がある。人吉温泉(ひとよしおんせん)から湯前(ゆのまえ)まで、なまえのとおり球磨川(くまがわ)をさかのぼる全長24.8キロの線で、ちょうどわが名鉄西尾線の24.7キロに匹敵するながさだ。県都熊本からは鹿児島線で八代(やつしろ)までいって、さらに肥薩線(ひさつせん)にのりかえて人吉までいって、ほんでこのくま川鉄道にのりかえることになる。球磨川は社会の時間でならったとおりの急流なだけど、肥薩線球磨川からはなれてみなみのほう、鹿児島県のほうにいっちゃうのにたいして、くま川鉄道がほのまま球磨川をさかのぼっていくかたちになる。熊本から人吉までは87.5キロ。

くま川鉄道の路線図(あきひこ)

運行本数と表定速度をみてみる。

平日、土休とも運行本数は1日14往復。おもったほどにはすくなくないけど、けっしておおいとはいえん。だいたい1時間に1本っていうとこだけど、公共交通としては30分に1本の運行を要求したい。

くま川鉄道平日くだり時刻表 - 2015.6.1
くま川鉄道平日のぼり時刻表 - 2015.6.1
△ うえ=くま川鉄道平日くだり時刻表 - 2015.6.1
△ した=くま川鉄道平日のぼり時刻表 - 2015.6.1

全線の平均所要時間はくだりが45分で、のぼりが44分。平均表定速度はくだり、のぼりとも時速33.4キロだ。鈍行しかないっていっても、せめて時速50キロぐらいではしってほしい。

いまは盲腸線くま川鉄道だけど、以前にはひがしにのびて宮崎県の日豊線(にっぽうせん)につながる計画があったっていう。これが実現するのはいつのことか。


(さんこう)

  • 熊本)くま鉄に初の女性運転士 - 入社時の思いかなえる:朝日新聞デジタル(知覧哲郎さん)|2015年6月16日03時00分
    • 人吉市湯前町を結ぶ第三セクターくま川鉄道に初の女性運転士が誕生した。入社3年目の有田百桜(ももか)さん(20)=錦町。入社時からの「運転士になりたい」との思いをかなえた。同時に運転士資格を得た東智也さん(30)=人吉市=とともに訓練運転を続け、2015年9月には独り立ちする。
    • 有田百桜さんは2013年3月、南稜高を卒業して入社。通学に使ったくま川鉄道で車掌の男性が運転士の資格も取ったことを知り、自分もと憧れた。
    • 踏切や信号の保守点検の業務をこなしながら、生駒圭史・運輸区長(34)の指導を受けて勉強に励み、2015年3月の筆記試験、2015年5月の技能試験を経て、2015年6月9日に国家資格合格の報が届いた。
    • 訓練運転は実際のダイヤで実施するが、運転席には指導役の先輩運転士が付き添う。車窓の景色を見る余裕はないという有田百桜さん。「お客さんの命を預かる責任の重い仕事だと改めて思います」と話した。
  • SL人吉 - あきひこゆめてつどう|2015/05/06
    • いきは熊本を9時45分にでて12時13分に人吉につく。かえりは人吉を14時38分にでて17時14分に熊本にかえってくる。かたみち87.5km。いきは2時28分、35.5km/hで、かえりは2時36分、33.7km/h。
  • くま川鉄道株式会社
    • 九州は熊本県南部にあるローカル鉄道で、日本で唯一幸福の名の付く駅「おかどめ幸福駅」があります。
  • くま川鉄道湯前線 - Wikipedia
    • 改正鉄道敷設法によって湯前駅から妻線の杉安駅まで延伸が計画されていたが、建設されぬまま宮崎県側の佐土原 - 杉安間の妻線は1984年に廃止された。