北条鉄道の位置づけ - あきひこゆめてつどう

テレビばんぐみでとりあげられたことをきっかけに、北条鉄道のことをかんがえなおしてみた。

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BSJAPAN北条鉄道のたび

おとつい北条鉄道、テレビでやっとったね。BSだったけど、はげしくおもしろかったよ。もとF1ドライバーの片山右京さんとアイドルの田代さやかさんのふたりがくりひろげる珍道中。たった13.6キロの全線のすべてのえきにおりて、それぞれ名所をまわるっていうたびだ。じっさいあんまり名所もないだけど、ほんななかでいっしょうけんめいどっかないかきいてまわって、やっとこさ名所ってことにしたばしょまで、どえらいきょりをあるいていくだ。おれも、ひとのおりんようなえきでけっこうおりたりするだけど、たぶんこの北条鉄道だったら、法華口（ほっけぐち）で美人のボランティア駅長めあてにおりるぐらいで、起終点をのぞいくほかのえきじゃあちょっとおりるのをためらうね。ほの意味で、こんかいの片山右京さんと田代さやかさんには、ほんとにあたまがさがるおもいだ(^_^)

△ うえひだり＝法華口ボランティア駅長北垣美也子さん、うえみぎ＝北条鉄道列車走行ふうけい
 △ したひだり＝おんなの運転士さん、したみぎ＝えきに列車がやってくるとこ

線路をひいたばしょがおかしくないか

ここで冷静にかんがえると、田園のなかを列車がはしるふうけいもほれはほれですてきなだけど、やっぱり線路をひいたばしょがおかしいじゃないかっておもう。どのえきも集落からはなれとるだもん。えきのまわりはなんにもない。北条鉄道ってのは三セクなだけど、なんでこんなとこにひいちゃったのかなっておもう。集落のあるとこをつないでいくのがほんとだら。国鉄ってのはわが愛知県内の東海道線なんかでもほうなだけど、どうも市街地や集落からはずれたとこに鉄道をひいちゃうだな。この北条鉄道も例外じゃないってことだ。

姫路にむかわん北条鉄道

さて、北条鉄道の位置づけだ。これまでは兵庫県の県都、神戸から郊外にのびる神戸電鉄粟生線（あおせん）の終点、粟生からさらにむこうにのびる盲腸線が北条鉄道っておもっとっただけど、きょうあらためて路線図をみてみて、どうもちがうじゃないかっておもった。

△ 北条鉄道広域路線図（あきひこ）

北条鉄道のえきは起点の粟生をのぞいてはぜんぶが加西（かさい）市内にあって、ほの加西市の代表駅が終点の北条町（ほうじょうまち）になるだけど、加西から地理的には姫路がちかいだ。ヰキペディアにも加西は姫路のベッドタウンだってかいてあった。ところが北条鉄道は姫路にむかってない。姫路までいかあとおもったら、粟生で加古川線（かこがわせん）にのりかえて、また加古川で山陽線にのりかえてっていうふうに、ぐるーっとおおまわりしていかにゃいかんだ。北条町から神戸電鉄粟生線経由でとおく三宮（さんのみや）までいくのが53.7キロなだけど、姫路までは直線きょりがちかいのにもかかわらず、これとあんまりかわらん45.9キロもある。

播但線接続を！

改良案は播但線（ばんたんせん）接続だ。終点の北条町から線路をのばして、姫路からきたにのびてきとる播但線につなぐだ。福崎（ふくさき）ってのがそこそこのまちらしく、このへんが適当じゃないか。こいで北条町から姫路まで、鉄道で25キロぐらいでいけるようになる。

バスにまけん高速化を！

さいごに提案したいのは全般的な鉄道の高速化だ。いつまでも大正時代の設備のまんまで列車をはしらせとっちゃあ、はよはしれるわけないって。現に北条町からは京都へ大阪へ神戸へと、高速バスがでとるだけど、どうかんがえても鉄道はこれらの高速バスにまけとるとおもうよ。神戸電鉄粟生線が神姫バス（しんきばす）にくわれちゃってあおいきといきの状態にあるってのはまえにきいたとこだけど、この1日たった17本の気動車がとろとろとはしるだけの北条鉄道が高速バスにかっとるとは、とてもおもえんわ。

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まあ、高速道路にばっかり投資しとるのは国民の選択でもあるわけだけど、安全でらくちんで、時間どおりに運行される鉄道で移動する権利をおれは主張する。

（さんこう）

ブログ本文で紹介した以外の「北条鉄道のたび」のばめん


1枚め＝走行ふうけいBSJAPAN、2枚め＝法華口ボランティア駅長北垣美也子さん、3枚め＝列車内のようす、4枚め＝片山さん、田代さんと列車内のようす、5枚め＝走行ふうけい、6枚め＝田原駅、7枚め＝走行ふうけい、8枚め＝粟生駅