地下にすいこまれる自転車

かこいにそって自転車をおいて、ボタンをおす。

機械式地下自転車おきばいりぐち

ひゅーんっていうおとがするかどうかしらんけど、あっというまに自転車は地下にすいこまれていく。

機械式地下自転車おきば

コップをあらうブラシの1本1本のけが1台の自転車だ。ブラシ4本に962台の自転車がぶらさがるっていう。大名古屋ビルヂングにできる機械式地下自転車おきばだげなけど、なんちゅうふぜいのない。


(さんこう)

  • <まちがかわる、リニア本格着工>名駅まえに駐輪の「つつ」:一面:中日新聞(白石亘さん)|2016年1月22日朝刊 〔ねたもと〕
    • 名古屋駅前の大名古屋ビルヂングの地下に、約1,000台の自転車を収容できる機械式駐輪場が2016年2月上旬から本格的に稼働する。名駅のすぐ近くに自転車を止めることができ、通勤や買い物が便利になる。歩道上でなく、地下に大型駐輪場を造ることで名古屋の「玄関口」の景観を損なわないようにする
    • 駐輪場の入庫ゲートがあるのは、大名古屋ビル北側の路地。ゲートの溝に自転車をセットし、ボタンを押すと、前輪を機械がつかみ、地下へ運ぶ。ボタンを押してから自転車をしまうまでわずか5秒。自転車の取り出しも専用のICカードをセンサーにかざせば、平均23秒で済む。
    • 地上で入庫した自転車を自動で地下へ運び、収納する機械式の駐輪場は首都圏で増えているが、中部地方では初めて。設置した三菱地所名古屋支店の中野忠光次長は「通常の地下駐輪場のように、自転車を押して坂道を下りていく手間や時間を省ける」と話す。
    • 約2億円を投じ地中25メートルの深さまで円筒形の駐輪設備(直径7メートル)を4基埋め込んであり、合計952台まで収容できる。料金は一時利用が100円(24時間まで)、定期利用が1カ月2,000円。
    • 利用を始めるには別途700円の手数料がかかる初期登録の手続きが必要。係員がまず自転車の大きさを測り、設備に収容できるかどうかを判定する。大丈夫なら自転車の後輪近くに登録済みであることを証明するICタグを取り付け、すぐに利用が可能になる。
    • この駐輪場は地下鉄東山線の改札まで歩いて1分の好立地。大名古屋ビルに通う人だけでなく、例えば郊外から名古屋都心のオフィスまで電車で通勤する人が地下駐輪場に自転車を置いておけば、名駅から自転車で会社へ通うといった多様な使い方ができそうだ。
    • 名駅周辺の駐輪場をめぐっては、2006年に放置自転車が全国ワーストとなったのを受け、名古屋市が2008年に収容スペースを大幅に増やし、現在歩道上を中心に約6,000台分ある。それでも三菱地所が2010年に独自調査すると、約700台の放置自転車があった。中野次長は「地下駐輪場で景観を美しく保ち、ゆったりした歩道スペースを確保することで地域に貢献したい」と語る。問い合わせはビル駐車場管理室=電052-533-1575へ。