しなの鉄道のあたらしい社長に注目

新幹線をねだったばっかりにぢもとにおしつけられた鉄道。ほれがしなの鉄道だ。東京につながる信越線っていう幹線だったのに、碓氷とうげで分断され、特急もとおらんだでって理由で、最高速を120キロから100キロにさげられるっていうなさけない状態だ。電車もふるい電車がはしっとる。

ところで、こんなしなの鉄道にあたらしい社長が就任するげな。こんなこといっとる。

  • しなの鉄道はあかじにくるしむ三セク鉄道のなかでも優等生の部類にはいっとるっていわれるけど、ほじゃない。車両の更新とかやるべきことをさきのばしいとる結果にすぎん。
    120512 軽井沢から (23) 8:35 しなの鉄道 小諸
    △ 2012.5.12 小諸
  • いま、真田丸(さなだまる)ブームのあとをどうするかってことが心配されとるけど、ほんなことより15年后、20年后をどうするかがだいじだ。
  • ほのためには、いまマイカー通勤から鉄道通勤への転換をうながすことがだいじだ。鉄道なら時間が正確だし運転でくたびれるってこともないし、本をよんだりもできる。週に1回とかさけをのみにいったりとかもできる。定期代よりガソリン代のがやすいって状況で、なかなかむづかしいことだけど、鉄道利用の利点をうったえかけていきたい。
  • ワイン列車なんてのもいいじゃないか。年間840万人もおとずれる軽井沢の観光客をとりこめんか。ゆうがたのろくもん3号でワインをのんで、上田の温泉でとまる。あるいは上田で食事をして電車で軽井沢にもどる。ってなぐあいだ。

マイカー通勤から鉄道通勤への転換ってのがいちばんだいじなことだっておもうけど、ほのためには鉄道沿線に市街地を集中させるっていうような立地政策がだいじで、鉄道会社にできることはかぎられる。ほんななかでもめさきの成功だけじゃなくて、15年后、20年后がだいじだっていうこころざしをもつ、このあたらしい社長に注目したい。

しなの鉄道の玉木淳社長(東洋経済)
△ しなの鉄道玉木淳社長(東洋経済)


(さんこう)