がんばれ宇都宮! - 路面電車の布設にむけて

クルマの生活にずっぽりつかっとるひとには、公共交通への投資がまったくむだなことにうつるらしい。きょうは宇都宮の事例を紹介する。

宇都宮市路面電車導入想像図 (3) 宇都宮市路面電車導入想像図 (4)

公開質問状

現職市長が4選をはたし、こいでまえにすすむっておもっとった宇都宮の路面電車布設計画だけど、また、反対派から抵抗をうけとる。民進党や市民団体から市長に公開質問状がだされて、「住民意思をたしかめるために、住民投票をやるかんがえはあるか」とまでいわれとるだ。

「市民合意あるか」宇都宮市長にLRT質問状 - あさひ
  • 宇都宮市が計画している次世代型路面電車システム(LRT)で、民進、共産、社民各党など5党と2市民団体が2016年12月26日、佐藤栄一市長あての公開質問状を出した。
    宇都宮市路面電車導入想像図 (1) 宇都宮市路面電車導入想像図 (2)
  • LRTが最大の争点になった2016年11月の市長選で、「報道機関の出口調査では、『計画に反対』市民が6割に近く、佐藤栄一市長に投票した人の3分の1が『反対』だった」として、「市民合意が得られているか」など、「市民の事業への不安や疑問について」市に回答を求めた。
  • 質問状では、「直接住民意思を確認する必要があるときは、住民投票を実施し結果を尊重する」と定めた市自治基本条例について、「条例を制定した佐藤栄一市長が提案して、住民投票を実施する考えがあるか」と尋ねた。2017年1月13日までの回答を求めている。
    栃木)「市民合意あるか」宇都宮市長にLRT質問状:朝日新聞デジタル(吉井亨さん)|2016年12月27日03時00分

公共交通は医療と同等に不可欠なもの

公開質問状では「ことし2017年1月13日までに回答しなさい」ってもとめとる。おれみたいに、どこにいくにも公共交通をつかっていきたい人間にとっては、この路面電車布設計画がとどこおっとることが、まったくもどかしくかんじる。あんまり外国がどうだとかはいいたくないだけど、ヨーロッパじゃあ「路面電車などの公共交通が医療と同等に不可欠なものとしてあつかわれとる」っていう。ヨーロッパやアメリカこそクルマを発明し発展させてきた地域であるのに、なんでこんなに公共交通をたいせつにしとるのか。

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(さんこう)