越美線(えつみせん)でつながるはずだった福井県と岐阜県。福井県のほうは越美北線が九頭竜湖駅でとまり、岐阜県のほうは長良川鉄道越美南線が北濃駅でとまっとる。九頭竜湖駅と北濃駅、あるいは美濃白鳥駅のあいだが鉄道でむすばれるみこみはない。
なのに、高速道路のほうはどんどんのびていって、中部縦貫自動車道が福井北インターチェンジと白鳥インターチェンジをむすび、白鳥インターチェンジからはまあはいできとる東海北陸自動車道で岐阜県がわにつながる。こんかい、中部縦貫自動車道のうち永平寺インターチェンジ-上志比インターチェンジ間が開通して、福井県がわからは大野までつながることをしった。
鉄道は20世紀の遺物か。
(さんこう)
- 中部縦貫道・永平寺-上志比 - 年度内開通困難に:福井:中日新聞(山本洋児さん)|2017年1月13日
- 中部縦貫自動車道永平寺大野道路(26.4キロ)で唯一、未開通区間の永平寺インターチェンジ(IC)-上志比IC間(5.3キロ)について、2016年度内とされていた開通時期が2017年度にずれ込む見通しであることが2017年1月12日、関係者への取材で分かった。事業主体の国土交通省は、夏までの開通を目指すという。
- 地盤弱い轟地区、難工事に
複数の関係者によると、永平寺町轟地区の地盤が弱く、難工事が避けられなくなったため。盛り土に混ぜるセメント量が想定より多く必要になり、2017年3月末までの開通が難しくなった。国交省は天候や工事の進行具合を見極めた上で、開通予定日を明らかにする見込み。 - 福井県は2016年度内に開通予定だったのを受け、2017年3月18、19の両日に大野市で開通記念のプレイベントを開くことにしている。現時点で日程に変更はない。
- 中部縦貫道は、福井市と長野県松本市をつなぐ160キロの高規格幹線道路。
- 福井県内は、永平寺大野道路と、大野IC-岐阜県境近くの大野油坂道路(35キロ)で構成する。
- 永平寺-上志比間の整備により永平寺大野道路が暫定2車線で全線開通すると、福井北ジャンクション-大野IC間が約20分で結ばれる。通行料金はかからない。
- 一方、大野油坂道路は、福井県が2022年度末の北陸新幹線敦賀開業と同時期の開通を国に要望している。
- 中部縦貫自動車道永平寺大野道路(26.4キロ)で唯一、未開通区間の永平寺インターチェンジ(IC)-上志比IC間(5.3キロ)について、2016年度内とされていた開通時期が2017年度にずれ込む見通しであることが2017年1月12日、関係者への取材で分かった。事業主体の国土交通省は、夏までの開通を目指すという。
- 中部縦貫自動車道 永平寺東・上志比間 2016年度開通(予定)決定|福井県ホームページ
- 運休の えいきょうは たった 30人? 〜長良川鉄道〜 - あきひこゆめてつどう|2012/01/23
- 中部縦貫自動車道 - Wikipedia
- 中部縦貫自動車道(ちゅうぶじゅうかんじどうしゃどう)は、長野県松本市から福井県福井市までを結ぶ高規格幹線道路である。
- 長野県松本市を起点とし、岐阜県高山市の飛騨清見ジャンクション(JCT)で東海北陸自動車道に接続、同道を経たのち白鳥JCTで分岐し、福井県福井市に至る。東海北陸自動車道との重複区間は高速自動車国道、越坂トンネル関連区間は国道416号、それ以外の区間は国道158号に指定されている。
- 以前は県境区間の国道158号安房峠および油坂第三トンネルまでの郡上市側は冬季になると閉鎖されていたが、安房峠道路(安房トンネル)および油坂峠道路の完成により、年間を通して長野県や福井県と岐阜県飛騨地方との相互通行が可能になった。
- 全線開通した場合は北陸自動車道から当道を経て長野自動車道・中央自動車道へ至る、福井県と関東地方(特に東京都)を結ぶ高速自動車交通の最短ルートを成す。
- 越美線 - Wikipedia
- 越美線(えつみせん)とは、岐阜県美濃加茂市の美濃太田駅から福井県福井市の越前花堂駅(南福井駅)を結ぶ計画だった日本国有鉄道(国鉄)の鉄道路線である。
- 美濃太田駅から北濃駅までは越美南線、南福井駅(JR移行後は越前花堂駅に起点変更)から九頭竜湖駅までは越美北線として開業したが、工事は中止され北濃駅 - 九頭竜湖間が分断されたままとなっている。越美南線は工事中止後の1986年12月11日に第三セクターの長良川鉄道に移管され、越美北線は1987年4月1日の国鉄分割民営化時に西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承された。
- 北濃駅 - 九頭竜湖駅の未開通区間は、岐阜県郡上市白鳥町石徹白(旧福井県大野郡石徹白村)を経由することとなっていた。この区間は、かつて国鉄バスにより先行路線として大野線が運行されていたが、石徹白・北濃は経由せず国道158号・油坂峠経由で美濃白鳥駅に接続していた。大野線は一部廃止・季節運行化を経て2002年10月1日に廃止された。
- 公共交通機関にて九頭竜湖 - 白鳥・北濃間を連絡する場合は大野市営バス(前坂線)と郡上市自主運行バス(石徹白線)を乗り継ぐコースが唯一となる。ただし、徒歩移動区間が8kmあり、前坂線の一部便がデマンド運行、石徹白線の運行本数は1日3便である。
- なお、JR越美北線の九頭竜湖駅から長良川鉄道越美南線沿線へ既存の舗装道路で行くには北濃駅よりも美濃白鳥駅の方が近い。九頭竜湖駅 - 美濃白鳥駅間は油坂峠経由で約27kmなのに対し、北濃経由では約30kmになり地理的には遠回りになる。ただし、油坂峠は岐阜県側が急勾配の片峠であり、油坂峠道路が高架橋とトンネルのループで勾配を緩和しているように、油坂峠に鉄道を通そうとすればスイッチバックなどの勾配緩和が必要になる。