2018年11月なのか、いっかいのぼってみたいっておもっとった金華山(きんかざん)についにのぼった。ロープヱーでいっちゃうっていうてもあっただけど、3人のこづれで金華山をあるいてのぼったおかあさんがあるってきいて、筆者もあるいてのぼる。
のぼり
名鉄岐阜のえきからのった岐阜バスを岐阜公園歴史博物館前バス停でおりて、岐阜公園のなかにはいる。むかえてくれたのは噴水の一斉放水をあびるおんなのひとの銅像。うしろにそびえる金華山のさきっぽにまめつぶみたいな岐阜城がみえる。いまからここにのぼるだ。ところでのぼりぐちがわからん。駐車場かかりのおじさんをつかまえてきいてみると、なんぼんか経路はあるみたいで、なかでもいちばんきたの経路が、ちょっときつくはあるけど長良川(ながらがわ)のけしきとかもみていけるでおすすめだってことで、ほの経路にする。瞑想のこみちっていうなまえがついとる。
駐車場かかりのおじさんがおしえてくれたとおりに、ロープヱーのえきからひだりのほうにあるいていく。
あった。瞑想のこみちののぼりぐちだ。岐阜公園は金華山のにしのふもとにあって、こっからひがしむきにやまをのぼっていく。時刻は11時50分。とちゅうで長良川のけしきをみてひるごはんにするのもいいかっておもって、ふもとのちゃやでおにぎり3個もかいこんである。
さいしょに「くに史跡岐阜城あと」のかんばんのよこをとおっていく。
つづいて「瞑想のこみち」のかんばんのよこをとおっていく。「ながさ2,300メートル。山頂までおよそ50分。后半にきつい。別名で水ノ手口」ってかいてあるけど、わが健脚をもってせやあ40分ぐらいでのぼれるか。
おりかえしにきれいないしだんをのぼっていく。
つちのさかみちをのぼっていく。
いしもごろごろしてきた。
みちのわきに魯迅(ろじん)の名言がある。
こんにちわ! おりてくるひとたちとあいさつ。いや、のぼってまたおりとるってすごいな。
ちょっとひらけたとこがあって、えぼしいわっていういわがある。伊奈波神社(いなばじんじゃ)がここにあったことがあるらしい。
また、やまみちになる。
おしろまで1,700メートル。いや、まんだまんだじゃんか。
おしろまで1,500メートル。
きばしをわたる。
なんだかみちもようわからんくなってくる。
ガードパイプつきのコンクリート橋をわたっていく。
いわはだむきだしの斜面をあがっていく。
きの階段をあがる。
たにがわにおおきめのいしがおいてあることで、かろうじてみちがわかる。
ほれまでつづらおれ式にあがっていっとったみちが、急こう配に直線的にあがっていくようになる。いや、「后半にきつい」ってかいてあったのは誇大表現じゃなかった。
いしだん。きっつーっ!
さらに、いしだん。ちからをふりしぼる。
いたさくどどめつきのつちの階段。
おしろまで900メートル。いや、まんだ900メートルもあるのか。
いしだん。また、いしだん。
おしろまで700メートル。
さかみちをのぼったとこで、こだちのすきまから清流長良川(ながらがわ)がみえる。
ほっとしたのもつかのま。柱状節理(ちゅうじょうせつり)のいわはだをはいあがるようにしてすすむ。みぎてにカメラ、ひだりてにハンカチタオル。あせのでること、でること。ペットボトルのおちゃももってきてよかった。
3人づれのわかいおんなのひとが、すずしいかおをしておりてくる。女子大生だったか。
またこだちのすきまから清流長良川がみえるけど、たのしんどる余裕はない。
おしろまで500メートル。じぶんをはげます。
ふぉーっ! 絶景地点。
また、いわはだとたたかう。まるっきりの登山だ。
おしろまで300メートル。ところで、まあはい40分たっちゃった。
さっきのとこより、さらに絶景地点。
また、いわはだとたたかう。いや、あしにたまった乳酸とのたたかいっていうべきか。
苛烈ないしだん。
さいごのちからをふりしぼって山頂にはいあがる。ふゅーっ! けっきょくめやすとしてしめされた50分より5分おおい55分かかっちゃっただけど、なんかをやりとげたっていう充実感にみたされる。あがったすぐさきが岐阜城のいりぐちで、ちょうど遠足の小学生らがいっぱいおる。名鉄岐阜のえきのかいさつんとこでみかけた小学生らもここにきとったのかな。
おしろ
岐阜城にはいる。いや、おしろはほんとにせばいとこにたっとる。ちいさなおしろなだけど、ほのおしろの投影面積だけしかないばしょいっぱいいっぱいにたっとって、全景を写真におさめることもできん。
おしろは鉄筋コンクリートづくり。天守閣最上階までのぼって、四方をみる。
きた。長良川のむこうがみえる。濃尾平野(のうびへいや)がつきて、高富(たかとみ)のまちから福井県ざかいのやまやまへとつながる。
ひがし。金華山連山とほのむこうのやまとのあいだに、きれいに造成された市街地がある。
みなみ。県都岐阜のまちから木曽川をへだてて広大な濃尾平野(のうびへいや)がひろがる。ここではきづかんかったけど、あとでべつの展望台にのぼったときには名駅の摩天楼までみえた。
にし。これがいちばんの絶景だ。ななめに長良川がながれ、てまえが岐阜の城下まち、むこうに近郊のまちまちがちらばる。
したにめをおろして、城下まちをみる。
おしろをでてほのよこにまわってみても、やっぱりおしろの全景を写真におさめることができん。
ちょこっとはなれた別館の岐阜城資料館にいってみる。くさりがまやら甲冑(かっちゅう)やらが展示してあるほかに、立体画像の岐阜城がある。ふしぎそうにながめとるとこでうけつけのおねえさんがやってきて、写真をとってくれる。なみのりよろしく、ももいろのやにのって、いぇーい!
いきはきたまわりに瞑想のこみちから岐阜城にあがったわけだけど、こんどはくだりざかにおねづたいをみなみにあるいていく。ほのとちゅうで、ふりかえって岐阜城の全景をさつえい。岐阜城資料館のおねえさんが、ここなら全景がとれますよってことでおしえてくれたとこだ。
さらにみなみにくだっていくとちゅうの休憩所で、ここまでもってきたおにぎり3個をたべる。ペットボトルのおちゃは瞑想のこみちをのぼるとちゅうでのみつくしちゃっとって、あらためて自販機で調達。
くだり
おしろからおもいのほかながいきょりをくだって、ロープヱーの頂上駅にとうちゃく。ロープヱーであがってきたひとたちも、おしろにたどりつくにはひとふんばりが必要だ。え~、また、かいだん~っていうこえもきこえてきたよ。
ロープヱーは15分ごとのしゅっぱつ。料金はかたみち620円。時間がきて、かいさつをはいる。
座席なしでぜんぶたちせきの車内に満員となって、しゅっぱつ。
長良川をみながら、ふもとにむかってすーっておりていく。いや~、らくだわ~。
はんたい電車とすれちがい。
ふもとえきにとうちゃく。55分かけてのぼってきたのに、たったの4分でおりちゃうってどういうことだ。
ロープヱーのかいさつをでたとこのみやげもんやさんでみやげをかって、岐阜公園のいりぐちんとこのおんなのひとの銅像にさようならをいって、金華山をあとにする。
(さんこう)
- 岐阜まで - 2018年11月なのか - あきひこゆめてつどう|2018/11/08
- 2018年11月なのか、金華山にのぼりにいく。
- 難攻不落の…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年11月7日13:56
- 難攻不落の岐阜城、いぇーい!
- 難攻不落の岐阜城、いぇーい!
- ふゅーっ! 頂上に…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年11月7日12:57
- ふゅーっ! 頂上にとうちゃくーっ!
- ふもとから50分ってかいてあって、わが健脚をもってせやあっていきごんでのぼってきただけど、なんのことはない55分もかかっちゃった。とほほ・・・。
- いや、この瞑想のこみちを3人のこどもをつれてのぼったおかあさんもあるっていうで、おどろきだ。
金華山
- スマホ写真 - 岐阜城天守閣からのながめ - 2018年11月なのか
- スマホ写真 - 瞑想のこみちからのながめ - 2018年11月なのか
- 古井から…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年11月7日8:20 〔※ 限定公開〕
- 古井から先頭6211かんつうがた。ベンチシート。