近鉄で白子まで - 2019年5月ようか

2019.5.8 (53) 白子 - 松阪いき急行と津新町いきふつう 2000-1500

2019年5月ようかは近鉄で白子(しろこ)までいってきた。

◇            ◇

2019.5.8 (4) 名古屋 - かいさつ 1590-1200

名古屋は名鉄のかいさつをでて、近鉄のかいさつをはいる。

ちょこっと電車見物。伊勢志摩ライナーがはいってくる。アーバンライナーがでていく。

2019.5.8 (5) 名古屋 - 松阪いき急行 1800-1350
2019.5.8 (7) 名古屋 - 松阪いき急行 1760-1350
2019.5.8 (8) 松阪いき急行 - 名古屋 1600-1200

筆者がのる急行は3番のりばからしゅっぱつ。いや、レールはばのひろいこと。いつものる名鉄にくらべてあきらかにレールはばがひろい。名鉄狭軌(きょうき)の1067ミリなのにたいして、近鉄標準軌の1435ミリなだ。さて、発車案内板をかくにんすると、先発は松阪いき急行だけど、白子へはつぎの特急のほうがさきにつくことと、松阪いき急行からののりつぎは五十鈴川(いすずがわ)いき急行になることがかいてある。あとでしらべたら、白子に特急がさきにつくっていってもたった2分のことで、五十鈴川いき急行はなんと大阪上本町(おおさかうえほんまち)始発の電車だった。ほのまま名古屋11時1分の松阪(まつさか)いき急行にのる。松阪は「まつざか」じゃなくて「まつさか」だ。つい名古屋の百貨店松坂屋(まつざかや)にひきずられて「まつざか」っていっちゃう。車両は、4両編成に2両編成を連結した6両編成。車両番号は、まえ4両の先頭が5162で、うしろ2両のしんがりが1347。座席配置は、まえ4両が転換クロスシートで、うしろ2両がベンチシート。筆者がのったのはもちろん先頭車両で、運転室うしろのかぶりつきにたっていく。

2019.5.8 (9) 松阪いき急行 - 名古屋米野間 1200-900

名古屋をでてちょっといって、地上にでる。

2019.5.8 (10) 松阪いき急行 - 米野 1220-900

米野(こめの)を通過するとこで、回送の特急とすれちがい。

黄金(こがね)でひだりをはしるあおなみ線電車とすれちがい。

高架をあがって、烏森(かすもり)を通過。「からすもり」じゃない。電車はどんどんにしにすすむ。

2019.5.8 (11) 松阪いき急行 - 八田すぎ(アーバンライナー) 1990-1500

八田(はった)を通過したとこで、アーバンライナーとすれちがい。いや、かんろくだ。

わが松阪いき急行はきもちよく高架をすすむ。

2019.5.8 (12) 松阪いき急行 - 庄内川鉄橋 2000-1500

庄内川(しょうないがわ)鉄橋をわたって、名古屋市の区域からでる。いや、ほんとはまんだ名古屋市の区域なだけど、このかわをわたるとでたってかんじになる。

伏屋(ふしや)を通過。

2019.5.8 (13) 松阪いき急行 - 戸田 1600-1200

時速80キロで高架をおりていって、戸田川(とだがわ)をわたってすぐの戸田(とだ)を通過。戸田川は日光川(にっこうがわ)の支流。

時速60キロに減速。

2019.5.8 (14) 松阪いき急行 - 戸田蟹江間(名古屋いき特急) 1600-1200

名古屋いき特急とすれちがい。おうどういろとこんいろの2色塗装の車体は、むかしながらの近鉄特急だ。

2019.5.8 (15) 松阪いき急行 - 蟹江 1600-1180

さいしょの停車駅蟹江(かにえ)に停車。緩急接続のできる2面4線のえきなだけど、はんたい線のまちあい線のほうに、あおいろみどりいろの2色塗装の名古屋いき準急がとまっとるのをかくにん。ところで、運転士さんや車掌さんのかばんにはなまえがかいてあるだけど、ふと、わが松阪いき急行の運転士さんのかばんがめにはいって、なまえが蟹江さんだってことがわかる。蟹江さんの運転する電車が蟹江についただ。なまえにつづけて、富吉(とみよし)列車区ともかいてある。

2019.5.8 (16) 松阪いき急行 - 蟹江富吉間(名古屋いきふつう)

名古屋いきふつうとすれちがい。

2019.5.8 (17) 松阪いき急行 - 富吉すぎ(名古屋いき急行) 1800-1350

富吉(とみよし)通過ちょくごに名古屋いき急行とすれちがい。つづけて留置電車のわきをとおっていく。

日光川の支流、善太川(ぜんたがわ)をわたる。日光川は蟹江と富吉のあいだでわたっとった。沿線はずーっとゼロメートル地帯で、どのかわもクリークっていうふぜいのかわだ。

佐古木(さこぎ)を時速110キロで通過。この110キロが急行の最高速度だ。

2019.5.8 (18) 松阪いき急行 - 弥富 2000-1500

弥富(やとみ)に停車。停車中、すぐまえのふみきりを小学生らがわたっていく。遠足かな。

2019.5.8 (19) 松阪いき急行 - 木曽川鉄橋 1630-1350
2019.5.8 (20) 松阪いき急行 - 木曽川鉄橋(名古屋いき準急) 1580-1200

木曽川鉄橋をわたる。愛知県と三重県をへだてる大河だ。わたるとちゅうで名古屋いき準急とすれちがい。

三重県の区域にはいって、長島(ながしま)を時速110キロで通過。なばなの里や長島スパーランドのもよりえきではあるけど、かなりきょりがあって、えきからあるいていくひとはおりそうにない。

2019.5.8 (21) 松阪いき急行 - 揖斐川鉄橋 1800-1350

長良川(ながらがわ)と揖斐川(いびがわ)をいっきにわたる鉄橋をわたる。

ぐいーんってひだりにまがって、進行方向をにしむきからみなみむきにかえる。

2019.5.8 (22) 松阪いき急行 - 関西線のみぎえ 1600-1170
2019.5.8 (23) 松阪いき急行 - 桑名てまえ(名古屋いき特急) 1200-890

名古屋からずーっと関西線と平行してはしってきとるだけど、桑名(くわな)がちかづいたとこで関西線のみぎがわにでて、すぐに名古屋いき特急とすれちがい。このかんに、みぎから合流してくる養老鉄道がわが近鉄名古屋線のしたをくぐって、関西線とのあいさにはいってくる。

2019.5.8 (24) 松阪いき急行 - 桑名 1770-1350
2019.5.8 (25) 松阪いき急行 - 桑名 1600-1200

桑名(くわな)に停車。ひだりに養老鉄道の電車がとまっとる。

2019.5.8 (26) 松阪いき急行 - 桑名(名古屋いき急行) 1600-1200

桑名をしゅっぱつするとこで、名古屋いき急行とすれちがい。

2019.5.8 (27) 松阪いき急行 - 桑名益生間(北勢線) 1980-1500
2019.5.8 (28) 松阪いき急行 - 桑名益生間(北勢線電車) 2000-1500

ひだりの関西線と平行して北勢線をくぐるとこで、ちょうどみぎから北勢線のきいろい電車がやってくる。軌間762ミリっていう、ちいさなちいさなしあわせのきいろい電車だ。いっつもここをとおるとき、電車がこんかなこんかな~っておもっとっただけど、ついにきた。ちなみに、わが近鉄名古屋線軌間1435ミリの標準軌で、ひだりの関西線は軌間1067ミリの狭軌

益生(ますお)を通過。

2019.5.8 (29) 松阪いき急行 - 員弁川鉄橋 1600-1200

員弁川(いなべがわ)鉄橋をわたる。

2019.5.8 (30) 松阪いき急行 - 伊勢朝日てまえ(名古屋いきふつう) 1600-1200

名古屋いきふつうとすれちがって、すぐに伊勢朝日(いせあさひ)を通過。時速110キロで伊勢平野をみなみにすすむ。

2019.5.8 (31) 松阪いき急行 - 朝明川鉄橋 2000-1500

朝明川(あさけがわ)鉄橋をわたる。

2019.5.8 (32) 松阪いき急行 - 川越富洲原てまえ(名古屋いき特急) 1200-890

名古屋いき特急とすれちがって、すぐに川越富洲原(かわごえとみすはら)を通過。

2019.5.8 (33) 松阪いき急行 - 富田てまえ(関西線ごえ) 1790-1350
2019.5.8 (34) 松阪いき急行 - 富田てまえ(みぎから三岐線) 1800-1350

関西線をみぎにこえて、みぎから三岐線(さんぎせん)が合流してくる。

富田(とみだ)に停車。ところで、さかんにながれてくる英語放送はいらんよ。

時速110キロですすむ。

霞ヶ浦かすみがうら)を通過。茨城県だけじゃなくて、三重県にも霞ヶ浦はあるだ。

2019.5.8 (35) 松阪いき急行 - 阿倉川てまえ(名古屋いき急行) 1800-1350

名古屋いき急行とすれちがい。

減速。道路をくぐるトンネルをたてつづけにふたつくぐる。ふたつの道路はクルマがいきかうわけでもなさそうで、ふしぎな道路だ。

阿倉川(あくらがわ)を通過。名古屋いき準急とすれちがい。

2019.5.8 (36) 松阪いき急行 - 海蔵川をわたる 1580-1200

海蔵川(かいぞうがわ)をわたる。へんななまえのかわだ。

高架をあがって、川原町(かわらまち)を通過。京都だけじゃなくて四日市にもかわらまちはあるだ。

2019.5.8 (37) 松阪いき急行 - 四日市 1580-1200
2019.5.8 (38) 松阪いき急行 - 四日市しゅっぱつ 1800-1350

四日市に停車。ひだりにまちあいの津新町(つしんまち)いきふつうのおさきにしゅっぱつ。

2019.5.8 (39) 松阪いき急行 - 新正(四日市いきふつう) 1580-1200

新正(しんしょう)を通過するとこで、四日市いきふつうとすれちがい。

わが松阪いき急行の車内は、すきでたっとるひとをすわらせると満席になるぐらい。

2019.5.8 (40) 松阪いき急行 - 海山道 1590-1200

海山道(みやまど)を通過。じつにひなびたえきだ。

2019.5.8 (41) 松阪いき急行 - 塩浜 1600-1200
2019.5.8 (42) 松阪いき急行 - 塩浜(アーバンライナー) 1200-900

塩浜(しおはま)に停車。コンビナートで有名な塩浜だ。ひだりの貨物線群に石油をつんだ貨物列車がとまっとる。ここで乗務員の交代。停車中にはんたいからきたアーバンライナーとすれちがい。

2019.5.8 (43) 松阪いき急行 - 鈴鹿川鉄橋 1800-1350

鈴鹿川鉄橋をわたる。

2019.5.8 (44) 松阪いき急行 - 塩浜北楠間(名古屋いき急行) 1600-1200

名古屋いき急行とすれちがって、すぐに北楠(きたくす)を通過。

2019.5.8 (45) 松阪いき急行 - 鈴鹿川派川をわたる 1810-1350

鈴鹿川派川(すずかがわはせん)をわたる。さっき鈴鹿川をわたったとこだけど、鈴鹿川のとちゅうでえだわかれして、こっちにながれてくるながれがあるだ。北楠は鈴鹿川鈴鹿川派川にかこまれたデルタ地帯のまんなかにある。

名古屋いき特急とすれちがい。

楠(くす)を通過。上下4線あって、順行、逆行ともおいこしのできるえきだけど、通過電車はホームのないうちがわ線をとおっていく。

時速100キロですすむ。

長太ノ浦(なごのうら)を通過。

時速110キロですすむ。

塩浜で車掌さんがおんなの車掌さんに交代しとっただけど、ほのおんなの車掌さんが運転室のうしろまでやってくる。

箕田(みだ)を通過。

2019.5.8 (46) 松阪いき急行 - 伊勢若松 1600-1180

2面4線の伊勢若松(いせわかまつ)はそとがわのまちあい線のほうに停車。はんたいホームのうちがわ線にとまっとるのは名古屋いきふつう。ここはみぎに鈴鹿線が分岐するえきでもあるだけど、ちょうどはんたいホームのそとがわ線に鈴鹿線の電車がはいってくるのがみえる。

2019.5.8 (47) 伊勢若松 - 伊勢志摩ライナー 1990-1500

さらに停車中に、うちがわ線を賢島(かしこじま)いき伊勢志摩ライナーがかけぬけていく。流線形のきいろい車体のかっこいいこと。これが名古屋の発車案内板に「白子へはつぎの特急のほうがさきにつく」ってでとった特急だ。

2019.5.8 (48) 松阪いき急行 - 伊勢若松しゅっぱつ 1800-1350

3分停車のあと、伊勢若松をしゅっぱつ。これをまっとったように、運転室のうしろにおったおんなの車掌さんが車内后方にあるいていく。鈴鹿線からのりかえてきたひとのごようききをするためか。

2019.5.8 (49) 松阪いき急行 - 伊勢若松すぎ(みぎに鈴鹿線) 1550-1170

鈴鹿線がみぎにはなれていく。

2019.5.8 (50) 松阪いき急行 - 千代崎 1600-1200

金沢川っていうちいさなかわをわたって、すぐに千代崎(ちよざき)を通過。

時速80キロですすむ。

2019.5.8 (51) 松阪いき急行 - 千代崎白子間(名古屋いき急行) 1400-1050

名古屋いき急行とすれちがい。

2019.5.8 (52) 松阪いき急行 - 白子 1600-1200
2019.5.8 (53) 白子 - 松阪いき急行と津新町いきふつう 2000-1500

11時52分、しましきホーム2面4線の白子(しろこ)はうちがわ線にとうちゃく。下車。名古屋からここ白子まで52.9km、51分、62.2km/h。そとがわ線でまちあいをしとるのは津新町いきふつう。

2019.5.8 (54) 白子 - 松阪いき急行 1800-1350

ここまでのってきた松阪いき急行がでていって、つづいて津新町いきふつうがでていくのをみおくる。

2019.5.8 (55) 白子 - アーバンライナー 2000-1500
2019.5.8 (56) 白子 - アーバンライナー 2000-1500

さらに、はんたいホームのうちがわ線に名古屋いきアーバンライナーがはいってくるのをかくにん。そとがわ線でまちあいしとったのは四日市いきふつう。つづいて構内を観察。こっちのホームもむこうのホームもエアコンつきのまちあいしつがある。橋上のかいさつ階にあがるエスカレーターもある。ホームに自販機があるのはもちろん、パンの自販機まであるのにはびっくり。だれがかうのかな。いや、近鉄のえきっていろいろと設備が充実しとるわ。階段をあがっていくとこで、すれちがったわかもんふたりが「できやんでな」っていっとるのがきこえる。土地のことばで「できんでな」っていう意味なだけど、三重県にきたな~ってかんじがする。かいさつをでたとこのファミリーマートで「三重のおみやげ」をうっとるのをかくにん。観光で白子にくるひともおるってことだ。

白子のえきをひがしがわにおりて、伊勢参宮街道ぞいのめんくいくんにいくも定休び。このみせのうどんをたべるのが白子にきた最大の目的だっただけど、あきらめるしかない。いや、こういうことがおおい。

2019.5.8 (57) 白子 - 伊勢型紙資料館 2000-1500

みなみにあるいて、伊勢型紙資料館(いせかたがみしりょうかん)にはいる。まえにきたときはこっちが定休びだっただけど、こんかいはあいとる。このたてもんはもとは型紙関係の商家だっただけど、なつかしい、きもちのおちつく空間だ。おくのたてもんやなかにわをふくめて、ひとしきりみてまわったあと、説明ビデオをみて、みせばんのおばさんのはなしをきく。型紙ってのは、きものに文様(もんよう)や図柄をつけるための型紙だ。じつにきのとおくなるようなこまかい、ながい時間の作業をへて完成する。ほの型紙づくりが白子の伝統工芸だ。ところで型紙づくりをする工房なり作業所なりはどこにあるのかおばさんにきいたところ、みんなそれぞれの家庭で作業をしとるとのこたえ。

2019.5.8 (58) 白子 - 白子代官所あと 2000-1470

ぶらぶらとみなみにあるくうちに白子代官所あとを発見。江戸時代、三重郡河曲郡奄芸郡一志郡の4郡を管轄する代官所が、この白子にあっただ。このことをかくにんして、さらにみなみにあるいていく。


(さんこう)