2019年6月13日開催のトヨタかぶぬし総会のようすを紹介する。会場のトヨタ自動車本社までのいきかえりのようすについては、まえのブログ記事にかいたとおり。
事業報告
映像で説明。100年に一度の大変革期であるとのこと。
議案説明
第1号議案、とりしまりやく選任の件。第2号議案、監査役4名選任の件。第3号議案、補欠監査役1名選任の件。第4号議案、とりしまりやく(社外とりしまりやくをのぞく)にたいする譲渡制限つきかぶしきの付与のための報酬決定およびとりしまりやくの報酬額改定の件。
質疑(10時19分から)(質問は簡潔に、ふたつまで)
- 2407番おばた氏
- 1312番すぎむら氏(おんな)
- 3548番ぞうち氏
- 高令者が歩行者をはねる事故がひんぱんにおきとるけど、プリウスはだいじょうぶか?
→ 警察の事故捜査に全面協力。客のこえにみみをかたむけ、安全なクルマづくりにつとめていく。副社長=吉田守孝氏 - 運転ミスしてもだいじょうぶなクルマ、技術開発はどこまでいっとるか?
→ 交通事故死傷者ゼロにむけたクルマ開発にとりくむ。トヨタセーフティーセンスとインテリジェント…のふたつをすすめとる。プリウスとアクアにあとづけ装置、昨年なつにはじめた。こんご車載装置へ。副社長=吉田守孝氏
→ 死傷者ゼロをめざす。社長=豊田章男氏
→ みっつの理由でトヨタに入社した。めのまえでのともだちの交通死。ドライバーがなくなるのをみたこと。わがちちからクルマのキーをとりあげにゃいかんくなったこと。高令者の自立したモビリティーの確保のためのガーディアンテクノロジーを他社にもひろめたい。フェロー=ギル・ブラット氏
- 高令者が歩行者をはねる事故がひんぱんにおきとるけど、プリウスはだいじょうぶか?
- 979番まつなが氏
- 2536番ほんごう氏
- 3197番やまかわ氏
- 車種別販売台数上位10車のうち7車が軽自動車だけど、どうかんがえとるか?
→ 軽自動車でないとすれちがえんみちが8わり。単純な車体課税体形にかえてもらうようはたらきかけとる。軽自動車から100ccあがるごとに税額をきめるような。社長=豊田章男氏 - 人口減少。わかもんのクルマばなれ。これにたいする戦略は?ふつう自動車を優位にするはたらきかけは?
→ かりるっていうこともふくめて移動をかんがえていく。国内販売事業本部長=佐藤康彦氏
- 車種別販売台数上位10車のうち7車が軽自動車だけど、どうかんがえとるか?
- 3546番はしもと氏(おんな)
- 2617番おおはら氏
- 4701番いけがみ氏(おんな)(別会場から)
- 3036番あさの氏
- 5642番あかり氏(第3会場から)(このまえに豊田社長から「あと2、3名としたい」との発言)
- 終身雇用のかんがえかた。
→ 「終身雇用をまもる企業への支援がほしい」っていう発言を社長はした。渉外広報本部長=石井直生氏 - 愛社精神のもとは?にほん特有。
→ 社員のしあわせと会社の発展は相互関係にある。えらばれる会社にならんといかん!ともかんがえとる。総務人事=桑田氏
- 終身雇用のかんがえかた。
- 2314番さとう氏(おんな)
- 東京からきた。たくさんの配当金ありがとう。トヨタ博物館にも感動した。みやげにかった模型のクルマに社長のサインをおねがい! 重圧にまけんでがんばってね。
- 2313番ほそや氏
- 次期社長は?現社長、求心力たかい。アメリカ公聴会ものりこえれた。わかい社員とたのしそうにひるごはん。次期社長はそとから?
→ これから10年がしょうねんば。章男社長は5年間苦難をのりこえ、5年間改革につとめた。社内、2018年、質実剛健。グループ、ホームアンドアヱー。なかまづくり、移動の会社へ。副社長=友山茂樹氏
→ 后継者について、プロになるまい。たかい専門性と人間性をもったひとが適任。「豊田」さんであろうとなかろうと関係ない。社長といっしょにとつぜんげんば訪問をしとるけど、一瞬でげんばのひとたちをとりこにする章男社長。こんなひとをさがしたい。副社長=河合満氏
→ 創業の原点にたちもどりたい。豊田佐吉はじぶんのことをいちばんじゃなくて、ほかのひとたちやくになどをだいじにしとった。
- 次期社長は?現社長、求心力たかい。アメリカ公聴会ものりこえれた。わかい社員とたのしそうにひるごはん。次期社長はそとから?
11時42分、質疑終了。
- 豊田章男社長から発言。
- 豊田らしさをとりもどることにこの1年とくにとりくんできた。トヨタが死ぬときはトヨタはだいじょうぶだっていう空気が充満したとき。つねに「まっといいやりかたがある」っておもいつづけること。
よっつの議案すべて承認。
11時49分、閉会。
◇ ◇
第115回定時かぶぬし総会招集ご通知
日時=2019年6月13日(もくようび)午前10時
ばしょ=トヨタ自動車かぶしき会社本店(愛知県豊田市トヨタ町1番地)
決議事項
第1号議案=とりしまりやく9名選任の件
第2号議案=監査役4名選任の件
第3号議案=補欠監査役1名選任の件
第4号議案=とりしまりやく(社外とりしまりやくをのぞく)にたいする譲渡制限つきかぶしきの付与のための報酬決定およびとりしまりやくの報酬額改定の件
トヨタ自動車かぶしき会社
かぶぬしのみなさまえ
未来のモビリティー社会にむけて
とりしまりやく社長=豊田章男
かぶぬしのみなさまにおかれましては、平素より当社へのかくべつのご理解とご支援をたまわり、まことにありがとうございます。
平成がおわり、令和の時代がはじまりました。
「CASE」ってよばれる、「コネクティッド」「自動運転」「シェアリング」「電動化」などの技術革新によって、競争のあいても競争のルールもおおきくかわり、クルマの概念ほのもんがかわらあってしております。
変化のはげしい時代だでこそ、ぶれん軸、原点にたちかえることが必要です。ほのぶれん軸こそが、創業時からたいせつにしてきたわたしたちの価値観、つよみである、「TPS(トヨタ生産方式)」と「原価をつくりこむちから」です。つねに「いまよりまっといいやりかたがある」ってかんがえ、どんどんやりかたをかえていく。さいしょはよのなかのすぐれたもんを模倣して(イミテーション)、ほれを徹底的に改善する(インプルーブメント)することによって、ほのさきに革新(イノベーション)がおとずれるってかんがえております。
こうした「ものづくりのちから」にくわえて、販売店やしいれさきのみなさまとともに、世界中にはりめぐらせた「ネットワークのちから」、ほいで、創業以来、おきゃくさまとの信頼関係によってつみあげてきた販売台数がうみだす「保有のちから」は、一朝一夕ではつくれん、わたしたちがもつ「リアルのちから」です。
トヨタだけでは未来はつくれません。「リアルのちから」をみがき、たかい競争力をたもち、えらばれる存在でありつづけることが、持続的な成長につながるってしんじております。
みなさまとともに、だれもが安全でたのしく移動できる、未来のゆたかなモビリティー社会をきずいてまいりたいっておもいますので、こんごもいっそうのご支援をたまわりますようおねがいもうしあげます。
第1号議案=とりしまりやく9名選任の件
1.とりしまりやく会長=内山田武志
2.とりしまりやく副会長=早川茂
3.とりしまりやく社長=豊田章男
4.とりしまりやく=小林耕士
6.とりしまりやく=寺師茂樹
7.とりしまりやく(社外とりしまりやく)=菅原郁郎
8.とりしまりやく(社外とりしまりやく)=フィリップ・クレイバン
(さんこう)