名古屋電鉄っていうのは、はじめて名古屋に路面電車をはしらせた会社だ。名古屋の路面電車、市内線は、さいしょ私鉄の路線だっただ。また、あとから名古屋電鉄は郡部線として一宮や犬山、津島、小牧方面にも路線を展開しとった。ところが、さらにあとになって、市内線を名古屋市に、郡部線を初代名古屋鉄道に譲渡して、名古屋電鉄は解散。市内線はいまの名古屋地下鉄につながり、郡部線はいまの名鉄各線につながる。ほのいまはなき名古屋電鉄の本社が那古野(なごの)にあったっていうことをしって、2019年6月17日、いってきた。
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堀内公園11時53分のしんあんじょういきふつうにのる。
ふるい、みなみあんじょう、きたあんじょうってあんじょう平野をきたにすすんで、12時2分、しんあんじょうにとうちゃく。下車。名古屋本線にのりかえ。12時6分の一宮いき急行にのる。
ずーっとにしにすすんで、堀田に停車。岐阜いき特急をまちあいのあと、しゅっぱつ。
金山すぎで堀川をわたる。12時42分、名古屋にとうちゃく。下車。
かいさつをでて地上にあがって、東北方向、めのまえに大名古屋ビルヂング。こっからあるく。
名駅どおりをきたにあるいて、中央郵便局交差点を鈍角に右折。ななめのおおどおりを東北方向にすすむ。
変則5差路の那古野交差点までいってふりかえると、名駅の摩天楼。壮観だ。
那古野交差点からちょこっときたにすすんで、ひだりに名古屋プライムセントラルタワー。
みあげる高層ビルだ。
さて、いしぶみをさがす。道路に面したとこになくて、しきちのきたがわ部分にナゴノスペースの案内かんばんを発見。この部分を不特定多数がいこえるばとして提供しとるだ。
かんばんからおくにはいったとこに「名古屋における電気鉄道事業発祥の地」のいしぶみを発見。よんでみる。
名古屋における電気鉄道事業発祥の地
1898年5月、名古屋でさいしょの市内電車が笹島-県庁前間2.2キロをはしりました。わがくにで2番めの電気鉄道でした。
電車をはしらせた名古屋電気鉄道の本社、発電所、車庫は、この地にありました。ほのあと、市内電車事業は1922年8月名古屋市に譲渡され、市電、市バスの車庫としてつかわれてきました。
名古屋プライムセントラルのかどでにあたり、名古屋の近代化をすすめたゆかりの地として、当時のレンガをつかってこの記念碑をたてました。
なるほど、本社以外に発電所や車庫もここにあっただ。名古屋市に譲渡されてからは、市電、市バスの車庫としてつかわれとった。ほいで、ほれも無用となって、あとちに名古屋プライムセントラルタワーをたてるにあたって、記念のいしぶみが設置されたわけだ。ちなみに、このばしょはさいしょに笹島-県庁前間で開通した広小路線(ひろこうじせん)とはべつの、押切線(おしきりせん)の沿線になる。押切線の那古野町電停がここにあって、みなみにすすんで、柳橋で広小路線につながっとった。
いしぶみをたしかめたとこで、ひるごはん。しきちない、みなみがわにあったカフェたかとりっていうみせにはいって、からあげランチをたべる。サラリーマンやOLらでようはやっとるみせだった。
さて、かえらあっておもったとこで、みちのはんたいがわにきになるたてもんを発見。
いってみると那古野小学校のたてもんだっただけど、2015年に旧幅下小学校(はばしたしょうがっこう)のなごや小学校に統合されて、廃校になっとる。あとでしっただけど、この廃校となった校舎を地域交流のための施設として活用していく方針らしい。
名駅にもどって、かえりの電車にのる。
(さんこう)
- 乗車記録
- 堀内公園 11:53 → (しんあんじょういきふつう) → 12:02 しんあんじょう
〔6.7km、9分、44.7km/h〕 - しんあんじょう 12:06 → (一宮いき急行) → 12:42 名古屋
〔29.7km、36分、49.5km/h、堀内公園から名古屋まで660円〕
- 堀内公園 11:53 → (しんあんじょういきふつう) → 12:02 しんあんじょう
- 名古屋市内線のはじまり - 名古屋鉄道百年史から - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/08/08
- 高層ビルしきちのかたすみに…|いわせあきひこ|フェースブック|2019年6月17日15:14 〔※ 限定公開〕
- からあげが…|いわせあきひこ|フェースブック|2019年6月17日13:42 〔※ 限定公開〕
- 西三河の鉄道のうつりかわり2回め=岡崎市内線 - あきひこゆめてつどう|2017/08/02
- 名古屋電気鉄道 - Wikipedia
- 本社所在地=愛知県名古屋市西区那古野町2-9
- 名古屋電気鉄道株式会社は、かつて愛知県の名古屋市を中心に鉄道事業を展開していた企業。愛知県を基盤とする大手私鉄の名古屋鉄道株式会社や、名古屋市営地下鉄などを運営する名古屋市交通局の前身企業である。通称は「名電」や「名古屋電鉄」。
- 名古屋電気鉄道は1894年に設立され、1898年に日本国内2番目の電気鉄道(路面電車)を名古屋市内に開通させた。以降、名古屋市内のみならず市の郊外へも路線を拡大し、愛知県西部に路線網を築き上げた。大正時代になって市内線(路面電車線)市営化の機運が高まり、市内線の市営化が実行されることになったため、名古屋電気鉄道は1921年に郊外路線を名古屋鉄道(初代・后の名岐鉄道、名古屋鉄道の前身)へ譲渡、翌1922年に市内線を名古屋市電気局(名古屋市交通局の前身)へ譲渡し、解散した。
- 名古屋電気鉄道が布設した郊外路線は一部区間が名古屋鉄道の路線として現在も運行が継続されているが、名古屋市電となった市内線は1974年に全線が廃止されている。
- なお、名古屋鉄道の創業記念日は、この会社の設立年月日としている。
- 帰宅 - 2019年6月17日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/08/08 〔ついか〕