今昔地図をみたりしてかにえが尾張西部じゃあ津島につぐおおきなまちだったってことをしって、ほこがどんなまちなのかきょうみがわいていってきた。
〔ふるいから名古屋まで〕〔名古屋からかにえまで〕〔かにえまちあるき〕[地図]
◇ ◇
ふるいから名古屋まで
さいしょは名鉄。ふるいから西尾線しんあんじょういきふつうのあっかい電車にのる。
あんじょう平野をきたにすすんで、しんあんじょうは3番のりばにとうちゃく。
むかいの4番のりばにはいってきた、名古屋本線新鵜沼いき特急のこおろぎ特急にのる。らくらくのりかえだ。座席は2号車6D。ひだりまどがわはしらまえ。
ずーっとにしにすすんで神宮前に停車。駅舎にとなりあってあったパレマルシェがとりこわされとるのをかくにん。どんなふうにうまれかわるのかな。
名駅のまてんろうがちかづいて、ひだり中央線電車とすれちがい。
トンネルにもぐって名古屋にとうちゃく。
- 〔ふるい 8:40 → (名鉄西尾線=しんあんじょういきふつう) → 8:48 しんあんじょう〕
- 〔しんあんじょう 8:52 → (名鉄名古屋本線=新鵜沼いき特急【特別車2号車6D *1】) → 9:17 名古屋〕
名古屋からかにえまで
名駅で近鉄にのりかえ。となりあう地下駅へののりかえ。かいさつをはいったとこで、1番のりばから津新町いきふつうがでていくのをみおくり。
3番のりばに松坂いき急行がしゅっぱつまち。電車はあかちゃいろとしろの2色塗装の無骨にかくばった近鉄標準電車で、車両番号先頭2813、しんがり1301の6両編成。先頭2813の座席はクロスシートからベンチシートに転換するやつ。かにえにいくにはこれにのっていきゃあとちゅう停車なしでいけるだけど、みおくり。
となりの2番のりばにおった富吉いき準急にのる。松坂いき急行におなじく近鉄標準電車で、車両番号先頭2002の3両編成。座席は固定式ベンチシート。
みぎ3番のりばに五十鈴川いき急行がとまっとるのをみながら、名古屋をしゅっぱつ。松坂いき急行にくらべて富吉どまりのこの電車に乗客はすくない。名古屋いきの輸送力増強にあてられた電車のおりかえしなのにちがいない。
トンネルのでぐち。
みぎ米野車両基地にひのとり。
みぎにくねりながら米野(こめの)を通過して名古屋いきふつうとすれちがい。
向野橋(こうやばし)をくぐる。
みぎにくねりながら黄金(こがね)を通過してアーバンライナーとすれちがい。
高架をあがってかすもりを通過。
2面4線の八田(はった)を通過。
ひだり関西線電車とすれちがい。
ひだりにくねってさかをあがっていくとこで名古屋いきふつうとすれちがい。
関西線ごえ。ひだりをはしっとった関西線がみぎにくる。
がっちりしたはいいろのトラス橋で庄内川をわたる。
高架の伏屋(ふしや)を通過。
しろいガーダー橋で新川をわたる。
高架から地平におりて戸田(とだ)に停車。
ガーダー橋で福田川をわたる。
2面4線のかにえは、いちばんひだりのまちあい線1番のりばにとうちゃく。
- 〔名古屋 9:45 → (近鉄名古屋線=富吉いき準急) → 9:53 かにえ〕
はんたい線主線3番のりばから名古屋いき急行がしゅっぱつ。
のってきた電車がでていくのをみおくり。こっからひとえきの富吉が終点になる。ふつう停車駅だけど車両基地があるでほこでひきあげられておやくごめんになるのかもしれん。
はんたい線まちあい線4番のりばの名古屋いきふつうはまんだまちあい。
はんたい線のりばにうつって、2番のりばを通過していく五十鈴川いき特急をみおくり。いや、みあきることのないかにえのえきのふうけいだ。
はんたいせんのりばからさきにあるいて、にしむきにあるかいさつをでる。のりばのきたがわにしにずれたとこにかいさつがあるだ。延長線上にアーチもみえる。
かにえまちあるき
えきからほのまま線路ぞいをにしにあるいて、みなみにわたるふみきりのあるとこで、ひがしいきにひのとりがいくのをみおくり。
さらに、ひがしいきのしまかぜがふみきりにはいってくる。いや、しんがたの特急がいっぱいはしっとる近鉄がうらやましい。
ふみきりきたがわのにしに蟹江町観光協会の尾張温泉アーチ。えきのかいさつをでるとこからみえとったアーチだ。ほんとならえきのしょうめんからまっすぐにえきまえどおりがあって、ほのいりぐちにアーチがかかっとってもよさそうなもんだけど、こんなよこっちょにきたほうにアーチがかかっとる。まちの中心がこっちのほうにあるでだ。
アーチのしたにかにえばし。おやばしらにはしの銘板があったでかわがあることがわかっただけど、なかったらわからんぐらいのちいさなかわだ。
アーチをくぐってにしにすすんで、みぎにみせがつづく。のりどんや立松海苔店とか、おもわずおもわずパンやとか。
さいしょの信号交差点を右折。くるまどおりをきたにいく。
すぐにある信号交差点を直進。ひだりにはしをみながら直進。
ひだりおくにおやしきを発見。もんぺいつき、かやぶきのおちついたたたずまいのおやしきだ。
くるまどおりからひだりにこみちをはいって、すぐにみぎかねんてにきたにいく。これがときわ郡道か。ほっそいみちだけど、むかしはこれが幹線道路だっただ。
左右は住宅街。
ひだりおじぞうさんのおどう。
バイクにのってむこうからやってきたヤクルトおねえさんが左折してひがしにはいっていく。
ひだりに土蔵ともんぺいつきのおやしき。
みぎにちいさなほこら。
ひだりクランクしてさらにときわ郡道をきたにいく。
左右は住宅街。
また左右におやしき。
ときわ郡道をきたにすすんでおおきな十字路。東北かどにみたらしたこやきみきってみせがあって東西のとおりは商店街。みき十字路からにしが五の町商店街で、ひがしが中の町商店街。このとおりがむかしっからのかにえのめぬきどおりにちがいない。
五の町商店街をにしにいく。みぎに料理しだし丸河(まるか)。
すすんでひだりに八百与商店。むかしながらのやおやさんってかんじがいいな。やくばのひとだか民生委員のひとだかがまわってきて、大将に86才おめでとうございますってこえをかける。
まむかいに西光寺。
すすんでみぎに地蔵堂。ちょうどおまつりのひなのか、まくがかかってひがともっとって、なんにんかがおまいりにきとる。
ほのおくに東照山って額のかかったおどうがあって、地蔵堂におまいりしたひとがつづけておまいりにきとる。これが地図にある安楽寺なのかどうかはわからん。
地蔵堂と東照山のとなりに蟹江神明社(かにえしんめいしゃ)。むこうから宮司とみやがかりの一行がくるとこをみると、ここもきょうがおまつりなだ。
つまいりたてながの拝殿からおくにつづいて、ひらいり神明づくりの本殿。拝殿も本殿も銅板ぶきで、本殿は水平ちぎかつおぎつき。
わきからさらにおくにいって、おくだかにほんとの本殿があるのを発見。ほんとの本殿も銅板ぶき水平ちぎかつおぎつき。
蟹江神明社のすぐにしに、かにえがわにかかる昇平橋(しょうへいばし)。
はしのうえからみぎかわかみをみる。みぎの堤防にそって、こだちにかこまれた蟹江神社の境内がのびる。いいけしきだ。
はしのにしづめにいなまんってちいさなりょうりやがあるのをかくにんして、東岸にもどる。
蟹江神明社のうらがわにまわりこんだとこで回廊を発見。東西のこみちをはさんできたがわに社務所がある関係で、社殿にいくときはこの回廊をとおっていくだ。こういうのもめずらしい。
みき十字路までもどって、またときわ郡道をきたにいく。
左右は住宅街。
とちゅう、ひだりに津田金物店のたてもんをつかった選挙事務所。またひだりにまるくてあっかいポスト。ほのむかいに月の友美容室。となりにきものどころまるい。ひだりに仏兵仏壇店。
すすんで、ちいさな十字路からひだりにはいったとこにくろいいたかべのおやしきを発見。
もどってすすんで、みぎに昭和堂シャッター。
みちがみぎにくのって、ひだりに秋葉神社。ほのむこうのちいさな十字路を左折。
ときわ郡道をはずれて住宅街をにしにいく。
すすんで、みぎに蟹江城(かにえじょう)あとを発見。
説明がきがあって、かにえの地名のおこりとしてこうかいてある。
「このちかくの河口部から海岸付近にかにがたくさんすんどったことから、かにえってなまえになったっていわれとる。鎌倉時代から海東郡富吉荘に編入されてほの一部だったけど、江戸時代初期に富吉荘からわかれて蟹江本町村(かにえほんまちむら)ってあらためられた。戦国時代には蟹江城があったけど、1584年の蟹江合戦で落城してなくなった。江戸時代にはいってかにえがわを中心にかにえみなとがおかれて商業交易都市として発展して、定期いちの六斎市もひらかれてにぎわいをみせた。『名句小景』の「蟹江古城」の描写はしろあとがはたけになったことをうらづけるもんとしてきょうみぶかい」。
なるほど、いまはかにえが急行停車駅で富吉がふつう停車駅だけど、むかしは富吉のほうがかにえよりおおきかっただ。江戸時代にみなとがおかれてかにえがいっきにさかえたってわけか。
すすんで、みちのみぎわきに蟹江城ほんまるいどあと。
またちょこっといったとこに秋葉社。
かにえがわの堤防につきあたって左折。
みなみにすすんで城新橋(じょうしんばし)。はしのなまえに蟹江城の城の字がはいっとる。
五の町商店街の丸河(まるか)までもどってひるめしにせえっておもったら、とびこみきゃくはむりとのことであきらめる。
かにえがわの西岸にわたって、さらにむかしながらのまちなみをぬけて蟹江町やくばにとうちゃく。うけつけのおねえさんにめしやがないかきいたら、このにしに和食のみせがあるっておしえてくれる。
おしえてくれたみせは人気のみせで、そとで順番まち。みせをでてくるひとがおいしかったね~っていいながらでてくる。ところで順番まちのひとのなかにいかしたおねえさんがひとり。ひとことふたことことばもかわしただけど、たばこをすうさまのまたかっこいいこと。おれよりおねえさんなだけどかっこいいわ。
順番がきてみせにはいって浜舟定食1,300円を注文。いや、たいのにつけのうまいこと。ほか、れんこん、たけのこ、ほうれんそう、さしみ、かいのみそしる、山菜づけ、ちゃわんむし、デザートのパイナップルとかんてん。ごちそうさまでした。ほかのきゃくからもおいしかったね~ってこえがきこえてくる。おねえさんのとしもきこえてきちゃった。
むかしながらのまちなみにもどって、昇平橋(しょうへいばし)からかにえがわのひがしがわをみなみにいく。
しばらくいって堤防道路ぞいにカンキョウみりん。レンガづくりの2階だてたてもんをまんなかに、ほのまわりにもいくつかたてもんがある。いや、カンキョウみりんってきいたことがあるだけど、かにえの会社だっただ。
またみなみにいって、記念橋。
ここまでみおえてえきにもどるとちゅう、みなみのほうからとびしまバスってバスがきてえきのほうにいくのを発見。かにえのみなみにあるのが飛島村(とびしまむら)。裕福な自治体として有名なだけど鉄道はとおっとらんくて、公共交通はバスでかにえにでるかたちになるだ。
えきまでもどってかえりの電車。
〔2023年4月17日、げつようび、平日〕
*1:ひだりまどがわはしらまえ