みせびらきしたばっかりのえすぱしおなごやきゃっする。なごやのしろのすぐにし、ほてるなごやきゃっするのあとちにできたほてるだけど、なんだかみためがわるいなあとかいうこえもきこえてくる。ほんとはどうなのかげんちにいってみてはんだんすることにした。
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なごやのしろせいもんまえからにしにあるいていって、にしがわのほりにさしかかるとこで、きたにえすぱしおなごやきゃっするがみえる。うーん、びみょうなたてもんだな。
にしがわのほりをきたにあるいていって、みぎにこだちのあいさからなごやのしろがみえる。しらかべにみどりいろのやね、きんのしゃちほこ。すばらしい。
さらににしがわのほりをきたにあるいていって、みぎににしきたやぐら。まるでほりにうかぶやぐらだ。すばらしい。
かたやひだりのえすぱしおなごやきゃっするはなんだかきんせいがとれとらん。いしがきぶぶんがやけにでっかくてぶかっこうなだ。ほのうえにちょろんってまんしょんがのっとるってかんじだ。
えすぱしおなごやきゃっするのにしがわにほりかわがながれとるだけど、ほっちのほうからみあげてみる。
ななめにみあげてみる。やっぱり、ごうかほてるってかんじがない。
にしめんみなみがわにいりぐちがあって、はいっていく。とおめにぶかっこうだっておもったいしがきだけど、なんだかちからをかんじるぞ。
さいしょにろうかにはいって、すげえ! たっかいてんじょう。きんぴかのごうてんじょう。つきあたりのかべにりゅうのえと、ほのしたにあっかいめるつぇですべんつ。ゆかはふっかふかのみずいろのじゅうたん。いや、なんちゅうごうかさだ。
おくにすすんで、かいだんのま。あっはっは! さらなるごうかさにわらうしかない。てんじょうもかいだんもかべも、これいじょうないってぐらいにきんぴかだ。
さらにおくにすすんで、がーでんらうんじ。ここもいきをのむようなきんぴかのくうかんだ。みずいろのじゅうたんもはえる。みぎがみはらしになっとって、がらすのそとににしきたやぐらがみえる。
きんぴかにあっとうされて、えすぱしおなごやきゃっするをあとにする。
(2025ねん10がつみっか、きんようび、へいじつ)
(さんこう)
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