博多まで 1.4キロ のばすのに 10年! 〜福岡市 地下鉄 七隈線〜

福岡は コンパクトシティーだ。

福岡市 地下鉄 路線図 (ウィキペディア)
福岡市 地下鉄 路線図 (ウィキペディア)

まちの 中心で あり 西鉄 天神大牟田線の 起点でも ある 天神、新幹線駅の ある 博多、そらの 玄関 福岡空港の 3ヶ所が 地下鉄で 直結しとる。天神−博多間 2.5キロ、博多−福岡空港間 3.3キロと いう ちかさだ。これが 地下鉄 空港線で、天神から にしに 姪浜 (めいのはま)まで いく 全長 13.1キロの 路線だ。姪浜では さらに JR 筑肥線 (ちくひせん)に 接続し、唐津伊万里方面に いく。また、空港線筑肥線と 相互のりいれを しとるで、軌間筑肥線に あわせて 狭軌と なる。

福岡の 地下鉄の 2本めが 箱崎線 (はこざきせん)で、姪浜から 空港線を ひがしに すすみ、天神の つぎの 中洲川端 (なかすかわばた)で きたに 分岐し、貝塚まで いく 全長 4.7キロの 路線だ。姪浜、天神方面から みて、いきさきが みぎに 福岡空港、ひだりに 貝塚と ふたまたに わかれとる かっこうだ。箱崎線 終点の 貝塚では、おなじ 狭軌西鉄 貝塚線に 連絡するけど、相互のりいれが ないのは 残念だ。

空港線箱崎線とも 基本的に 1時間に 8本の 運行だけど、箱崎線 電車の 半分が 天神と 姪浜の 中間に ある 西新 (にしじん)まで のりいれとるので、空港線中洲川端−西新間は 1時間に 12本の 運行と なる。

七隈線 延伸ルート 〔よみうり〕
七隈線 延伸ルート
〔よみうり〕

さて、七隈線 (ななくません)だ。空港線 天神の やや みなみに ある 天神南から 西南方向 橋本まで 12.0キロの 路線で、こちらも 1時間に 8本の 運行だ。空港線箱崎線と 接点が ない ことで 利用客が のびなやんどる。天神と 天神南は 至近距離に あり、なんで 七隈線が 天神で 空港線と 接続せんか ふしぎだけど、軌間標準軌だで かりに 七隈線が 天神まで のびたと しても、一体運行は できん。

そして、こんかい 七隈線の 博多までの 延伸ルートが きまった。天神南の 駅の むきを みれば あきらかな ように、博多方面に むかっとる ことは はっきりしとっただけど、具体的ルートが きまったって ことだ。


福岡の 地下鉄 延伸、商業施設 「キャナル」経由案を 採用へ

福岡市営地下鉄 七隈線 (ななくません)の延伸で、福岡市は 1月 22日、繁華街 中洲に ちかい 商業施設の キャナルシティ博多を 経由する 天神南−博多 ルート (キャナル案、1.4キロ)に ついて、ほかの 3案に くらべて 費用対効果が 最大だと して 「現時点で 優先して 実現すべき 案と して 妥当」と 市議会 特別委員会で 説明した。キャナル案に ついては 市議会の 主要会派に おおきな 異論は ない ため、この ルートでの 延伸で まとまる 公算が おおきく、これを うけて 福岡市は 事業化を きめる みとおし。

キャナル案に ついて、建設費は 450億円で、開業後 6年で 単年度 くろじを 達成できると みこむ。

着工までには くにの 鉄道事業許可や、環境影響評価などの てつづきが 必要。事業化の 意思決定から 着工まで 3年、開業まで さらに 7年 かかると みられとる。

七隈線も 博多まで のびや 新幹線に のりかえれたり するで ずいぶんと 便利に なるだら。ただ、空港線とは 軌間が ちがうで、空港まで いこうと おもうと やっぱり 博多で のりかえせにゃ いかんけど。

それに しても、たった 1.4キロ のばすのに 10年も かかるとは。



(ねたもと)

(さんこう)



(ついか)