みのじをあるく。まえにあるいたつづきで、なごやぐちもんからおおがきじゅくにはいって、きょうぐちもんをでてさらににしにしおたじょうやとうまであるく。
◇ ◇
なごやぐちもんからみなみむきにおおがきじゅくにはいっていく。よつつじのにしみなみかどにあるのがなごやぐちもんなだけど、ひがしからきたみのじがこのよつつじでさせつしてみなみにいく。きょうはこっからみのじのつづきをあるくだ。
ちなみに、きたからみなみにながれてきたすいもんがわが、このよつつじでうせつしてにしにながれていって、またさせつしてみなみにながれていく。あとでさいかいするはずのすいもんがわだ。
あるきはじめてすぐみぎに、ほんまちあいおいやまのだしぐら。
つきあたりてーじにくようぽすと。せつめいがきをよんでみる。つきあたったとうざいのとおりが、やなぎはらどおりってなまえのとおりらしくて、せきがはらよりまえからなかせんどうみのじのしゅくばまちとしてひとやものがいきかっとっただげな。いや、おおがきじゅくは、まえはなかせんどうのしゅくばまちでもあったのか。ほいで、このやなぎはらどおりがおおがきじょうかのあきないのちゅうしんちだったとのこと。さらに、くようってなまえは、おおがきじょうしゅとだけのかもんにちなんで、にほんまるがたぽすときょうかいがつけたとのこと。いや、ほんなきょうかいがあるのか。
くようぽすとからやなぎはらどおりをにしにいって、すぐにふだのつじ。
みのじはこのふだのつじをさせつしてまたみなみにいくだけど、このふだのつじのすぐきたにこうさつば。このあたりがいちばんにぎやかだったことのしょうめいだ。せつめいがきに、しょうわになってもけいじばんとしてつかわれとったみたいだってかいてある。
ふだのつじからみのじをみなみにいく。ぶろっくほそうのきれいなみちだ。ところどころに、しゃどうにでっぱってうえこみもある。
みぎにわそうだいまる。ひだりにきんけんしょっぷ。
おおきなよつつじをちょくしんして、ほんまち1ちょうめからほんまち2ちょうめにはいっていく。
よつつじのみぎてまえかどに、おおがきじゅくわきほんじん。いまはたなかやせんべいそうほんけのみせとしてつかわれとるだけど、かどにいりぐちのある、かわらぶきにかいだてのふぜいのあるたてもんだ。みせにはいって、きゃらめるせんべいをかいながらはなしをきく。ふきぬけのにかいにせきがあるだけど、あまりにあっつくていまはつかっとらんとのこと。みせのそとにせつめいがき。「1600ねんだいまつごろにできたもんで、ほんまちほんじんともよばれた」ってかいてある。
ほんまち2ちょうめこうさてんにでる。みのじはとうざいのおおどおりをこえてこのままみなみにいくだけど、ここをさせつしてひがしのほうによりみち。
おおどおりのきたがわにうしやがわてんじんばし。なごやぐちもんのよつつじのとこですいもんがわからわかれたうしやがわがここにながれてきとるだ。このいちではひがしからにしにながれていく。
てんじんばしのすぐしもでうしやがわがさせつして、おおどおりにかかるほんまちばしをみなみむきにくぐっていく。
もどって、ほんまち2ちょうめこうさてんからみのじをみなみにいく。
よつつじでみのじがうせつするとこで、よつつじのひだりむこうにほんまちみちしるべをはっけん。みのじをみなみにすすんできたひとには「みぎきょうみち」、ひがしにすすんできたひとには「ひだりえどみち」ってかいてある。
ほんまちみちしるべのよつつじからにしにいく。
すぐによつつじをさせつして、みなみにいく。みぎにもりかんごふかせいふしょうかいじょ。
すすんでみぎにげたばきてんぽ。ずいぶんねんきのはいったげたばきてんぽで、いちばんてまえにちゅうかえんってちゅうかりょうりや。
げたばきてんぽにつづいて、おおがきじゅくとんやば。よつつじのみぎてまえにあって、ここでみのじがうせつしていくってとこだ。せつめいがきに、「もともとほんまちにあっただけど、1660ねんだいごろにここたけしままちにうつった。ばくまつにはとんややくをいいぬまけがつとめとった。」ってかいてある。ここまできて、まちのなまえがたけしままちにかわっとっただ。
おおがきじゅくとんやばからにしにいく。
きたのほうにおおがききょうりつぎんこうほんぶの17かいだてびるがみえる。えきまえどおりにめんしてあるびるだけど、ほのみなみがわまでまわりこんできただ。
みぎにおおがきじゅくほんじん。むりょうこうかいしとるしせつだけど、げつようびからきんようびまでやすみで、やっとるのはどにちの10じから15じまで。
えきまえどおりにつきあたり。ひだりかどのふるいうちに「たわらまち」のひょうじ。
つきあたりをさせつして、えきまえどおりをみなみにいく。
すぐにうせつして、みのじはまたにしにいくだけど、ぎゃくにさせつしてちょこっとひがしにいったとこに、うしやがわかわらばしがあるのをかくにん。てんじんばし、ほんまちばしのとこからずーっとここまで、みのじとうしやがわがへいこうしてきとるだ。
もどって、えきまえどおりからみのじをにしにいく。みのじのふぜいののこるまちなみで、まちのなまえはたわらまち。
みぎにまちや。いりぐちのがらすどに「かぶしきがいしゃすずきえいこうどう」ってかいてある。
またみぎにまちや。つちやほんてんってなまえのみせで、にかいに「かきようかん」ってかんばんがでかでかとかかげられとる。やねがみさまかっておもったらこのかんばんだった。みせにはいって、おくさんのはなしをきいて、どらやきをいっこかう。
よつつじからみちががばーってひろがる。ほれまでのみちはばのえんちょうがひだりがわほどうになって、みぎがわにひろがったぶぶんにしゃどうとはんたいがわのほどうがあるってかたちだ。
つぎのよつつじでみのじからはずれてみなみにいってみる。
うしやがわがくねるとこにじないばし。
もどって、みのじをにしにいく。
おおきなしんごうこうさてんのひだりてまえにいしぶみをはっけん。「しせきいいぬまよくさいていあと|1783ねんから1865ねん|わがくにしょくぶつがくのそうししゃで、1700ねんだいまつから1800ねんだいはじめにかけて、らんぽういとしてここでいぎょうにじゅうじしとった」ってかいてある。
おんなじしんごうこうさてんのみぎむこうに、ほのいいぬまよくさいのどうぞう。ここにもせつめいがきがあって、「せかいてきなしょくぶつがくしゃで、『そうもくずせつ』をあらわした」ってかいてある。
みのじはこのしんごうこうさてんでさせつして、みなみにいく。
みぎに、たわらまちうらしまやまのだしぐら。
みぎに、にほんりょうりたまごやほんてん。
うしやがわきょうばしのひだりてまえ、きたづめひがしがわにきょうぐちもん。なごやぐちもんからはいってきたおおがきじゅくを、このきょうぐちもんからでていくってわけだ。せつめいがきに、「おおがきじょうのそうぼりないには、こらいからのまちやであるほんまち、なかまち、うおやまち、たけしままち、たわらまちがあり、そのまちやをぬうようにみのじがとおっとった」ってかいてある。すいもんがわとうしやがわにかこまれたくいきがそうぼりだ。そうぼりのひがしきたかどになごやぐちもんがあって、にしみなみかどにきょうぐちもんがある。うしやがわはこのきょうばしのすぐにし、しもで、みなみにながれるすいもんがわにごうりゅうする。ほんまち、たけしままち、たわらまちってなまえも、ここまであるいてきてたしかめれた。
うしやがわきょうばしのみなみづめにしがわであり、すいもんがわかいがらばしのひがしづめきたがわでもあるばしょにふなまちみちしるべ。きょうみちとえどみちのほうこうをしめすみちしるべだけど、もとはきょうばしのみなみづめひがしがわにあったっていう。
かいがらばしのうえからみなみにながれていくすいもんがわをみる。みずのみやこおおがきをしょうちょうするようなけしきだ。こっからみのじは、すいもんがわをみぎにそっていく。
かわべりにおりてみなみにいったとこからかいがらばしをふりかえる。
みなみに、あっかいらんかんのついたたいこばしのすみよしばしを、きいろいぼうしをかぶったしょうがくせいらがわたっていくのがみえる。
みのじをはずれて、すみよしばしをにしにわたって、おくのほそみちむすびのちきねんかんにたちより。まつおばしょうがとうほくからほくりくをめぐる「おくのほそみち」のたびをおえたのがここおおがきなだ。すいもんがわぞいのゆうほどうには、ばしょうがおくのほそみちきこうでよんだはいくのいしぶみがところどころにたっとる。ところで、きねんかんめいよかんちょうのまゆずみまどかせんせいのきれいなこと。
みのじにもどって、すみよしばしのみなみにすみよしとうだい。ほのとなりにすみよしじんじゃ。
すみよしとうだいからすいもんがわにおりたとこにすみよしみなと。いまもむかしのふねがおいてある。ここにかわみなとがあっただ。
みのじをみなみにいって、つきあたり。みのじはここでうせつ。
すいもんがわたかばしをわたってにしにいく。
たかばしのにしづめきたがわに、「ひとつめばし」っていしぶみをはっけん。どのはしのことをいっとるのか。
みのじからちょこっとはずれて、たかばしにしづめからすいもんがわをみなみにいったとこにふなまちなかぐみじょうやとう。
もどって、たかばしにしづめからみのじをにしにいく。みのじってってもくるまがいきかうけんどうだ。
ひだりに、おくのほそみちむすびのちきねんかんまえばすてい。ちょうどにしいきに、めいはんきんてつばすがやってきて、まっとったひとがのりこんでいく。
ひだりにおおがきふなまちゆうびんきょく。
ひだりにまちや。さびさびのほーろーかんばんに「みそたまり|かねまる|もりやまごはちほんけ」ってかいてある。
ひだりにみわしゅぞう。おくがこうばで、みちぞいにみせ。
みわしゅぞうのみせさきに「ふたつめばし」のいしぶみ。さっきがひとつめばしで、こんどがふたつめばしか。いや、このへんにはしなんかみあたらんけど。
すすんで、ひだりにせいうんじ。
おおがきえきまえいきめいはんきんてつばすとすれちがい。
ふなまち5ちょうめこうさてんをちょくしんして、ひだりにふなまちばすてい。いや、ふなまちってはんいがひろいな。
ふなまち6ちょうめこうさてんをさせつ。ちょくしんするみのじからはなれてみなみにいく。
みぎにじょうらくじさんもん。いっかいぶぶんがよつあしのいしづくりになっとるのがとくちょうてきだ。
ふなまち6ちょうめこうさてんにもどったとこで、にしみなみかどに「よつめばし」のいしぶみをはっけん。「みつめばし」はみおとしたか。
こっからまたみのじをにしにいく。
みぎにいなりじんじゃ。
ふなまち7ちょうめこうさてんをちょくしん。なんぼくのくるまどおりとこうさするおおきなこうさてんだ。
ひだりにあたごじんじゃ。けいだい、こやまのうえにしんでんがあるほか、ふなまちたまのいやまとえびすやまのだしぐら。みちにめんして、こうぎょうこうぐちばすてい。
ひだりおくにはいっていったとこに、ばしょうぼくいんいせき。おおがきにまつおばしょうのともだちで、たにぼくいんってひとがおっただ。
みぎにすいじんじんじゃとこうぎょうこうぐちばすてい。
みちのさきにふみきりがみえてくる。ちょうどみぎにえんじいろのでんしゃがとおっていく。ようろうてつどうのふみきりだ。
ひだり、つるおかやほんてんってみせにはいってひるめし。えびてんどんをちゅうもん。ごちそうさまでした。
はらごしらえができたとこで、またみのじをにしにいく。
みぎてーじのくぜがわちょう2ちょうめこうさてんをちょくしん。すぐにようろうてつどうふみきりをわたる。
ひだりによこたぶつだんてん。
くぜがわちょう3ちょうめこうさてんをちょくしん。
ひだりに、さんがいだてびるのかなもんこうぐまさきやしょうてん。つづいて、にかいだてまちやのもなかだねせいぞうみくにやいとうしょうてん。みぎにおおがききょうりつぎんこうくぜがわしてん。
ひだりにおおがきくぜがわゆうびんきょく。つづいてうなぎよしむらや。
くぜがわ4ちょうめばすていをすぎて、すぐにくぜがわちょう4ちょうめこうさてんをちょくしんするとこで、めいはんきんてつばすがおいこしていく。
さんのうようすいなかがわばしをわたる。
くぜがわていぼうがちかづいたとこでさせつ。みなみにいく。
とくえんじのさんもんにあたって、みぎにおれていく。
ひだりにしんしふくひび。
ひだりにくねったあと、ていぼうをみぎにそっていく。
まっすぐにくぜがわていぼうにあがったとこで、ひだりてにおおがきわじゅうわかもりすいぼうそうこがあるのをはっけん。おおがきってわじゅうのなかにあるだ。こっからわじゅうのそとにでるだ。おりたさきに、しおたばしもみえる。きょうのみのじあるきのしゅうてんしおたじょうやとうのあるしおたばしだ。
ほのままくぜがわていぼうをおりてすすんで、みぎとおくにいぶきやま。みののくにとおうみのくにのさかいをなすいぶきやまだ。
くぜがわしおたばしをわたる。
はしからみぎかみ。
ひだりしも。
はしをわたったひだりにしおたじょうやとう。せつめいがきに、「ここにしおたみなとがあったこと、むかしはあかさかみなととくわなみなととのあいだでふねがさかんにいきかっとって、ちゅうけいみなとのしおたみなともせんどうあいてのみせがのきをならべてたいへんにぎやかだったこと」なんかがかいてある。いまはむかし。
しおたじょうやとうのせつめいがきまでかくにんしたとこで、きょうのみのじあるきをおえる。
(2024ねん6がつみっか、げつようび、へいじつ)





















































