三州八郡地理之図

2019年4月29日、岩瀬文庫に三州八郡地理之図をみてきた。

2019.4.29 (1) 岩瀬文庫 - 三州八郡地理之図 1550-1000

たなからとりだして閲覧用のつくえにひろげてみる。おおきいな。

2019.4.29 (5) 三州八郡地理之図 - 郡名 670-510 2019.4.29 (6) 三州八郡地理之図 - 題字 300-910

三州ってのは愛知県のひがし半分をしめる三河のことで、やっつの郡がある。いや、やっつしかなかったのかってかんじだ。西三河碧海郡(へっかいぐん)、加茂郡(かもぐん)、額田郡(ぬかたぐん)、幡豆郡(はずぐん)のよっつ。東三河宝飯郡(ほいぐん)、八名郡(やなぐん)、渥美郡(あつみぐん)、設楽郡(したらぐん)のよっつ。

2019.4.29 (2) 三州八郡地理之図 - 碧海郡 2000-1500

碧海郡のへんをみてみる。わが古井村(ふるいむら)もあるだけど、中心になるようなまちはない。いまのあんじょうしのもとになった安城村(あんじょうむら)も古井村と同列にまるくかこってあるだけだ。

2019.4.29 (3) 三州八郡地理之図 - 幡豆郡 2000-1500

幡豆郡のへんをみてみる。西尾だけがしかくくかこってあって、ここがまちであることをあらわしとる。西尾が幡豆郡の中心だ。ちなみにこの地図じゃあ「幡頭郡」って表記してある。地名の漢字表記ってけっこう「ゆれ」があるだ。

2019.4.29 (4) 三州八郡地理之図 - 額田郡 2000-1500

額田郡のへんをみてみる。もちろん額田郡の中心は岡崎なだけど、しかくくかこってあるだけじゃなくて、となりにおしろのえまでかいてある。

2019.4.29 (7) 三州八郡地理之図 - 説明がき(みぎした) 1050-1630

みぎしたに説明がき。よめんのがくやしい。

2019.4.29 (8) 三州八郡地理之図 - 説明がき(ひだりうえ) 600-1650

ひだりうえにも説明がき。これもよめん。

2019.4.29 (9) 三河州地理図鑑 750-950

みおわって、あつがみの表紙のしたにちいさくおりたたむ。表題がなかの地図のもんとことなって、懐玉三河州地理図鑑(かいぎょくみかわのくにずかん)ってなっとるのをかくにん。制作年がわからんかっただけど、あとで岩瀬文庫の古典籍書誌データベースでたしかめたら、1741年成立ってかいてあった。江戸時代中期だ。いやほれにしても、蔵書がインターネット検索できるようになっとるのはいいな。


(さんこう)