先週のきんようび2018年12月じゅうよっか、海老(えび)のまちまでいってきた。いまは廃線になっとる田口線沿線のまちで、新城市(しんしろし)の区域のうちでいちばんきたのはしになる。なんでほんなとこにいってきたかっていうと、ことし2018年2回田口線廃線あとツアーに参加したなかで、設楽町(したらちょう)の中心である終点の田口はべつとして、ここがいちばんおおきなまちだっておもったでだ。ほれとここは伊那街道ぞいの重要なまちでもあったらしく、新城市の区域のなかで旧新城町についで町制をひいたとこでもある。はたして往時のにぎわいがどれぐらいのこっとるもんか。
ブログ記事として、海老のまちのようすはあらためてかくことにして、こんかいはとりあえず海老のまちに到達するまでのようすを紹介する。いまは新東名の開通にあわせて新城インターチェンジができたことで、クルマでいくにはずいぶんとべんりになった新城市だけど、公共交通機関の繁栄をねがう筆者としてもちろん電車とバスをのりついでいく。
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古井から豊橋まで
さいしょは西尾線。古井7時ちょうどのしんあんじょういきふつうにのる。
電車はあさひをよこにうけながら、あんじょう平野をきたにすすむ。
しんあんじょうで7時18分の豊橋いき特急にのりかえ。あさひをうけて、ホームも電車もこがねいろにかがやいとる。
座席は先頭1号車11A。電車はひがしにすすむ。
矢作川もあさひにかがやいとる。
菅生川と岡崎のまちもあさひにかがやいとる。
西三河から東三河への分水嶺ごえにはいるとこで、ひだりうえに舞木(まいぎ)検査場がみえる。
国府(こう)に停車。ホームのむかいがわに特急車両運用の豊川稲荷いき急行がとまっとる。しんあんじょうでむりせやあのれたやつだ。伊奈も停車。
豊川放水路(とよがわほうすいろ)をわたる。
豊川(とよがわ)をわたる。
7時48分、豊橋にとうちゃく。のってきた電車がおりかえし須ヶ口いき特急になるのをかくにん。
豊橋から本長篠まで
豊橋は、いったんペデストリアンデッキにでていっぷくしてからえきにもどる。
飯田線ホームに豊橋8時11分の天竜峡(てんりゅうきょう)いきふつうがはいってきて、のりこむ。車両はクハ212-5002とクモハ213-5002の213系2両編成。2とびらに、シートは中央部が転換クロスシートでりょうはしがベンチシート。
定刻にしゅっぱつ。さいしょは名鉄名古屋本線との共用区間を逆走するかたちですすむ。ひだりに東海道線が平行。
飯田線のはんたい電車とすれちがい。
また、豊川(とよがわ)をわたる。
また、豊川放水路をわたる。わたりきったとこで、東海道線電車とすれちがい。
名古屋本線からはなれて、みぎにはいっていく。
さいしょの停車駅、小坂井(こざかい)に停車。名古屋本線との共用区間にある船町(ふなまち)と下地(しもじ)は通過してきた。このふたつのえきは豊川どまりの電車だけが停車する。ところでシートがちんちんなのにはまいる。むかしながらの国鉄電車だ。
はんたい電車とすれちがい。
牛久保(うしくぼ)に停車。小坂井も牛久保ものりおりがすくない。牛久保をでた時点で、乗客はたちきゃく2わり。郊外方面への電車っていっても、ちょっとさびしい。
あっかい電車のとまる豊川稲荷(とよかわいなり)のえきからつづいて、豊川(とよかわ)のえきにとうちゃく。
豊川をしゅっぱつ。こっから単線になるだけじゃなくて、トイカやマナカもつかえんくなる。飯田線195.7キロのうち、豊橋から豊川までのたった8.7キロしかICカード乗車券がつかえんってどういうことだ。
ちょっといったとこで、ほれまでひだりにならんどった側線がひだりにはなれていく。日本車両豊川製作所へのひきこみ線にちがいない。
電車は東三河平野、豊川(とよがわ)の右岸を東北方向にすすむ。
三河一宮(みかわいちのみや)に停車。えらいようけおりて、乗客は座席に5わりにまでへる。
はんたい電車もないのに長時間停車したあげくに三河一宮をしゅっぱつ。線路のひだりてに、さっき電車をおりた高校生らがあるいていくのがみえる。
はんたい電車のまつ長山(ながやま)に停車。ところで車内放送でとうちゃくえきの案内がない。どのえきについたかわからんだ。「つぎは江島(えじま)」。あ、まえのえきをでるときにいっかいいうだけで、あとは省略か。
江島(えじま)に停車。
東上(とうじょう)に停車。すごいひなびたえきなのに、なんにんかおりる。はんたい電車もないのにやっぱり長時間停車。
えきかん、みぎにたんぼをみながら電車はすすむ。
野田城(のだじょう)に停車。はんたいのりばにひとがいっぱいおる。
しばらくしてはんたい電車がやってきて、しゅっぱつ。ところでまくらぎだけど、ほれまでコンクリートまくらぎだったもんが、いつのまにかきのまくらぎにかわっとる。
新城(しんしろ)に停車。ここでなんと9分もの停車。
やっとはんたい電車がきてしゅっぱつっておもったら、ちょこっと信号まちがあってからしゅっぱつ。はんたい電車がきてもすぐに信号があおにかわらんのはこのときだけじゃなかった。この時点で乗客は座席に2わり。
東新町(ひがししんまち)に停車。
茶臼山(ちゃうすやま)に停車。茶臼山って長野県ざかいの愛知県でいちばんたかいやまのはずなのに、どういうわけかここも茶臼山だ。
三河東郷(みかわとうごう)に停車。乗客はついに座席に1わりにまでへる。ほとんどだあれものってないってことだ。
大海(おおみ)に停車。2面3線のおおきなえきで、田口線も当初はここを起点に布設される予定だった。また、4分の停車時間。
はんたい電車のとうちゃくをまって、しゅっぱつ。はんたい電車はおどろくことに快速だった。豊橋にむけて1日1本だけの快速だ。
大海をでて線路はみぎS字におおきくうねる。
みぎS字からもどりつつあるとこで、鳥居(とりい)に停車。
電車は新東名をくぐったあと、豊川(とよがわ)をわたって支流の宇連川(うれがわ)ぞいをはしる。野田城のへんでコンクリートまくらぎからきのまくらぎにかわったっておもっただけど、ほのあともところどころでコンクリートまくらぎもある。飯田線はしっかり線路にてがいれられとるっておもう。電車も高性能だ。問題は電車の速度だ。これまで時速80キロぐらいではしってきとるだけど、まっとはよはしれるはずだっておもうよ。
長篠城(ながしのじょう)に停車。どこにおしろがあるのか。あとで地図をみてみたら、豊川をわたってすぐのひだりてにあった。まあはいそうとうとおりすぎてきとる。
宇連川の右岸をすすむ。
9時23分、本長篠(ほんながしの)にとうちゃく。田口線が分岐しとったえきだ。豊橋からここ本長篠まで32.1km、72分、26.8km/h。名鉄特急でしんあんじょうから豊橋までのあいだを表定速度76.6km/hではしりぬけたのとくらべて、この飯田線電車は表定速度がたったの時速20キロ台だ。さっき運行速度のおそさのことをかいたけど、ほれ以上にえきえきでのまち時間がながすぎるだ。はんたい電車もないのになんぷんもまたされることもあったし、ただ停車してしゅっぱつするだけのえきもやけに時間がかかる。ぜったいにまっとはよはしらせれるはずだ。たるんだ運行にはほんとにうんざりした。
さて、ここでも3分間の停車。車掌さんにきいたら、いきちがいにワイドビュー伊那路がくるっていう。いや、ほや写真におさめとかにゃ。ちょっとしてワイドビュー伊那路じゃなかったかもしれんって訂正。さらにはけっきょくはんたい電車なんかこんままに時間がきて電車はしゅっぱつ。いやいや、はんたい電車がくるのかこんのかさえ車掌さんが把握してないってどういうことだ。あきれて、かいさつをでる。バスにのりかえだ。
バス停はえきからちょこっときたにはなれた国道151号線ぞいにある。田口線がはしっとったころはバスにのりかえる必要がなくて、えきまえにバス停をつくらずじまいになっとるのか。
バス停にいくまでのあいだに文房具店にはいって帳面をかう。帳面のほか、しらべたあげた行程表もつくった地図もうちにおいてきちゃっただ。いや、こんなとこに文房具店があってたすかった。
本長篠から海老まで
ちょっとまち時間のあと、本長篠駅前バス停から9時47分の田口いきバスにのる。こっから終点田口まで田口線廃線あとをたどるようにすすんでいく。ちなみに、このバスの起点は新城市民病院バス停で、ここまでは飯田線にそってきた。
本長篠駅前バス停は国道151号線の交差点かどにあっただけど、バスはほっから交差点をよこぎって県道32号線をきたにはいっていく。県道ではあるけど、これが伊那街道だ。とおく長野県の飯田につながる。わが座席はひだりのまどがわ。しょうがないことではあるけど、かぶりつきの座席がうまっとったのはちょっとざんねん。
鳳来中学校がみえたあと、長篠こども園(ながしのこどもえん)バス停を通過。このあたりまではまちだ。
まちはすぐにおわって、バスはやまごえ区間にはいっていく。宇連川(うれがわ)流域から海老川(えびがわ)流域にうつるだ。宇連川も海老川も豊川(とよがわ)の支流になる。ちなみに豊川も宇連川との合流点から上流は寒狭川(かんさがわ)ってなまえをかえとって、海老川がそそぐのは寒狭川になる。
すぐに田口線の鉄橋の橋脚のよこをとおる。鉄橋はないけど橋脚だけのこっとる。
岡(おか)バス停を通過。
大草(おおくさ)バス停を通過。大草は田口線のえきがあったとこだけど、こっからひだりにやまんなかにはいったとこにある。
たにあいのおくのほうに田口線の築堤がみえる。
上大草(かみおおくさ)バス停を通過。
やまみちをすすむ。
峰(みね)バス停を通過。なまえからして、このへんが分水嶺(ぶんすいれい)になるのか。
T字にあたってひだりにまがる。みちはほのまま県道32号線。
鳳来寺(ほうらいじ)バス停でおんなのひとがひとりおりる。運転士さんがいってらっしゃいってこえをかけてあげる。はんたいがわのバス停が鳳来寺のえきのあったとこで、こっからみぎに鳳来寺の参道がはじまる。このへんもにぎやかだ。
また、やまみちをすすむ。
大栗平(おおくりだいら)バス停を通過。
地形がひらけてくる。はっきりと海老川の流域だ。
まちにはいって玖老勢(くろぜ)交差点をみぎにまがったとこで、玖老勢バス停を通過。みちはほのまま県道32号線。こっからは海老川の左岸を上流方向にすすんでいく。
郷中橋(ごうなかばし)バス停を通過。廃線あとはみぎてのちょっとたかいとこに平行しとって、玖老勢(くろぜ)のえきもこっからみぎにちょこっとあがったとこにある。
やまは海老川のむこう。
ファミリーマートをすぎて学童農園前バス停を通過。
鳳来大石(ほうらいおおいし)バス停に停車。ふたりのってくる。このへんが大石のえきのあったとこだ。
バスは伊那街道である県道32号線をきたにすすむ。
副川(ふくがわ)バス停を通過。本長篠から海老までのあいだ、ところどころにちゃばたけがあるのをかくにん。けっこう温暖なのか。
副川(ふくがわ)バス停を通過。
双瀬(ならぜ)バス停を通過。
県道32号線はななめに海老川をわたって右岸にでるだけど、わが田口いきバスはほのてまえを右折して旧道をいく。
塚島(つかじま)バス停を通過。
まちにはいって、10時8分、海老(えび)バス停にとうちゃく。下車。本長篠駅前バス停からここ海老バス停まで11.4km、21分、32.6km/h。いや、飯田線よりはやいぞ。のってきたバスをみおくって、海老のまちあるき。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2018年12月じゅうよっか、きんようび、平日
- 名古屋東部と奥三河をむすぶ直行便 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2018/12/16
- 田口新城線バスの路線系統図とバス停時刻表 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2018/12/16
- 海老の地図 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2018/12/16
- 西尾線電車からみる…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年12月14日21:05
- 西尾線電車からみるあさひっていいな~。
あさひにかがやくしんあんじょうもいいな~。
こんなにさわやかなあさだっただけど。。。つづきはまたブログで。
- 西尾線電車からみるあさひっていいな~。
- だめだめな1日。…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年12月14日15:16
- だめだめな1日。
- きのうのうちにのりつぎ時刻をしらべてかみにかきとめといた。目的地の地図もしっかりつくってうちだしといた。なのに、けさうちをでるときにぜんぶわすれてきちゃった。おまけに、とった写真をかきとめておくべき帳面もわすれてきちゃった。あーあ。
- たばこをきらして、やっとみつけたみせでいつもすうやつがなくて、ちがうやつをかう。やっぱりまずくて、またあとでべつのみせでいつものたばこをかう。ところで喫茶店でいっぷくしとるとこでかばんのなかをみたら、きのうのうちにかっといたいつものたばこがあるじゃんか。ほのことまでわすれちゃっとっただ。あーあ。
- 本長篠9時47分…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年12月14日9:46 〔※ 限定公開〕
- 本長篠9時47分田口いきバスにのる。
- 12月14日はれ。…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年12月14日7:08 〔※ 限定公開〕
- 12月14日はれ。7時00分のあんふにのる。6011編成2両かんつうがた。ベンチシートにカーテン。みぎにあさひをうけてあんじょう平野をきたにすすむ。
- 新城市立海老小学校