読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

琵琶湖若狭湾快速鉄道計画、ぜんぜんすすんどらんげな

JR西日本

若狭湾と琵琶湖をむすぶ鉄道の計画がある。琵琶湖若狭湾快速鉄道計画っていうだけど、これができると若狭湾から京都、大阪方面にいくのがぐっとちかくなるだ。経路は小浜線の上中(かみなか)っていうえきと湖西線(こせいせん)の近江今津(おうみいまづ)をむすぶもので、ほのきょり19.8キロ。

琵琶湖若狭湾快速鉄道の関係地図(あきひこ)
△ 琵琶湖若狭湾快速鉄道の関係地図(あきひこ) 〔かくだい〕

いま、京都までにいくのに3とおりの経路がある。いちばんみじかいのが山陰線まわりでいく経路で、若狭湾の中心都市小浜(おばま)から京都まで137.4キロ。ただし、途中に非電化区間があったり、山陰線の線形がよくなかったりで、あんまりはやくはいけん。現実的なのは敦賀をとおって湖西線まわりでいく経路で、小浜から京都まで143.6キロ。これなら敦賀から新快速がつかえて、山陰線まわりよりはやくいける。また、湖西線まわりよりちょっとおおまわりだけど東海道線まわりでいく経路もあり、小浜から京都まで163.1キロ。

いまはどの経路も130キロ以上あるだけど、これが琵琶湖若狭湾快速鉄道ができることで、小浜から京都までわずか89.2キロにちぢまる。小浜発着の新快速を設定せやあ、劇的に所要時間もちぢまるはずだ。ちなみに、小浜から福井県県都、福井までは103.5キロあり、京都のほうがきょりがちかくなる。

ところが、若狭湾がわと琵琶湖がわで熱意もちがい、計画はすすんでないとのこと。ざんねんだな。


(さんこう)

  • 高島-若狭の新鉄道計画に温度差 - つみたてきんは滋賀ゼロ円、福井80億円:滋賀:中日新聞(古根村進然さん)|2015年9月9日
    • 高島市福井県若狭町を結ぶ新線「琵琶湖若狭湾快速鉄道」の布設計画が進んでいない。事業主体が決まらず、財源の確保が難しいのに加え、滋賀県側が布設への意欲が低いのが要因。福井側は北陸新幹線延伸問題に熱意が高まる中で、快速鉄道の積立金だけが膨らむ状況になっている。
    • 新線は、JR湖西線近江今津駅小浜線上中駅の19.8キロ。小浜-京都間を現在の所要時間の半分の54分で結ぶ計画。民間の調査会社がまとめた資料によると、布設で若狭地方から京都や大阪への通勤、通学がしやすくなり、湖西、小浜線の利用客が増加。観光振興や企業誘致にもつながり、滋賀、福井両県合わせて27億円の税収増が期待できるという。
    • 福井側では嶺南の自治体や県が1992年、同盟会をつくり、国へ要望などを続けた。2006年には嶺南の商工会議所などが22万6千人分の署名を県や県議会に提出。福井県と嶺南6市町の積立金は、80億円にまで膨らんでいる。滋賀側では高島市で住民の会をつくって盛り上げているが、積み立てはしていない。
    • 課題は多い。布設距離は福井県側が6.18キロに対し、滋賀県側は13.6キロに及ぶ。事業主体が定まっておらず、双方で424億円という膨大な事業費の負担割合の話し合いも行われていない。
    • 今年2015年2月には高島市福井県小浜市若狭町の各住民の会が、滋賀県三日月大造知事に新線の早期実現を求める要望書を提出した。ただ、県の担当者は「該当区間にはバスが走り、国道もある。既存の交通手段で足り、必要としていない」と話し、高島市交通対策課の担当者も「敷設の財源を捻出するのは厳しい。今は北陸新幹線のルート決定に注視したい」と後ろ向きだ。
    • 地方鉄道に詳しい福井県立大の浅沼美忠准教授は「自治体はこれから、水道などインフラの維持コストの負担が大きくなる。人口が減少する中で、地方鉄道の建設や運営は難しい」と指摘し、再考を促している。
  • 財源難、すすまぬ布設計画 - 琵琶湖若狭湾快速鉄道:福井:中日新聞(古根村進然さん)|2015年9月6日
    • 布設の案は、100年以上前の明治時代に浮上した。社会情勢で実現せず、1969年には旧国鉄が「若江線」として計画したものの1984年に中止になった。
    • 小林和弘若狭町議は「2015年4月には小浜、若狭が日本遺産認定も受けた。関西圏から人を呼び込むのにも新線は欠かせない」と説く。
  • 琵琶湖若狭湾快速鉄道 - 採算に疑問めどたたず:地域:読売新聞(布江田嘉一さん)|2014年05月26日05時00分
    • 大型連休初日の2014年4月26日朝、JR近江今津駅。駐車場には小浜方面から京都方面に向かう福井ナンバーの車が並び、バス停では観光で小浜に向かう大阪市の30才代男性会社員らが路線バスを待っていた。小浜まで所要1時間。大阪から電車とバスで計2時間半かかるだけに、男性は「直通電車があれば時間が短縮され、ありがたい」と新線に期待する。同時に「採算がとれるかが問題では」とも話した。
      琵琶湖若狭湾快速鉄道の計画路線図(よみうり)
      △ 琵琶湖若狭湾快速鉄道の計画路線図(よみうり) 〔かくだい〕
    • 滋賀県高島市のバス路線沿いに、沿線自治体などでつくる促進期成同盟会が設けた新線促進の看板があり、乗客には「いつ開通するの」と疑問が浮かぶ。
    • 新線は100年以上前から構想があったが、社会情勢などで頓挫し、旧国鉄が1969年に計画した近江今津駅-上中駅を結ぶ「若江線(じゃっこうせん)」は1984年に中止に。一方、嶺南8市町村(当時)などが1992年、新線の実現を目指して促進期成同盟会を設立、JR小浜線の電化と併せてアピールを始めた。
    • 今年2014年3月には嶺南などの住民組織が高島市長に協力を要請。しかし滋賀県側は新線の採算性を疑問視するなど福井県側との温度差は大きく、同課は「旧今津町、旧朽木村は熱心だったが、合併で高島市が誕生後は事情が違ってきた」とこぼす。
    • 小浜市は「決まっていない北陸新幹線敦賀以西のルートが小浜(若狭)ルートに決まれば、次は新線に力を入れやすい」とみる。
    • これまで交通基盤がぜい弱だった若狭地方は、今年2014年7月20日に敦賀市から兵庫県三木市を結ぶ舞鶴若狭自動車道が全線開通し、北陸新幹線敦賀以西ルートの議論も今後進む。住民の長年の悲願である新線についても、費用対効果を改めて検証したうえで滋賀県側と具体的な協議を進めることが必要ではないか。