じもくじ

2018.10.26 (59) 甚目寺 - 須ヶ口いきふつう 2000-1500

みしらぬまちにいってみたかった。おりたことのないえきでおりてみたかった。先月のよるの電車さんぽのことをブログ記事にかいとるうちに、ほのときにとおった甚目寺(じもくじ)のことがあたまにうかんだ。きもちのいいあきばれの2018年10月26日、うつくしい電車といっぱいすれちがってほの甚目寺にいってきた。えきからほのままひろがる甚目寺のまちは、予感をおおきくこえるすばらしいまちだった。
【古井から甚目寺まで】【甚目寺まちあるき】

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古井から甚目寺まで

2018.10.26 (1) 古井 - しんあんじょういきふつう 1970-1500

さいしょは西尾線。古井からきたいきのあっかい電車にのる。

2018.10.26 (3) しんあんじょう - 岐阜いき特急 2000-1500

終点のしんあんじょうで、名古屋本線にしいきの電車にのりかえ。急行をみおくってパノラマスーパーにのる。運転士はおんなの運転士さん。

2018.10.26 (4) 岐阜いき特急 - 知立 1600-1200

ひだりに三河線みなみいき電車のまつ知立に停車。

2018.10.26 (5) 岐阜いき特急 - 知立すぎ 2000-1500

知立すぎで建設中の高架橋。だいぶかたちがみえてきた。

2018.10.26 (6) 岐阜いき特急 - 境川てまえ(豊橋いき特急) 2000-1500

境川てまえでこおろぎとすれちがい。いつもよりちょこっとてまえでのすれちがいだ。

2018.10.26 (7) 岐阜いき特急 - 左京山 2000-1500

左京山を通過。

2018.10.26 (8) 岐阜いき特急 - 桜(豊橋いき快速特急) 2000-1500

桜でパノラマスーパーとすれちがい。

2018.10.26 (9) 岐阜いき特急 - 堀田(一宮いき急行) 2000-1500

堀田を通過。しんあんじょうでみおくった急行がとまっとる。

2018.10.26 (10) 岐阜いき特急 - 神宮前 2000-1500
2018.10.26 (11) 神宮前 - 岐阜いき特急 2000-1500

神宮前で運転士さん交代。

2018.10.26 (12) 岐阜いき特急 - 金山-山王間(豊橋いき特急) 2000-1500

金山と山王のあいだで貴婦人とすれちがい。こいで、こおろぎ、パノラマスーパー、貴婦人って、3本の特急とすれちがった。

2018.10.26 (13) 名古屋 - 岐阜いき特急 1200-900

名古屋にとうちゃく。電車をおりる。

2018.10.26 (14) 名古屋 - 一宮いき急行 800-600

さて、のりかえ検索で甚目寺いきを検索したら、さっき堀田でおいこしたあっかい急行にのるだった。っていうか、さいしょっから急行にのやあ、のりかえせんですんだだ。じきに電車はやってきて、名古屋をしゅっぱつ。こんどは車掌さんがおんなの車掌さんだ。

2018.10.26 (15) 一宮いき急行 - 栄生てまえ(豊橋いき快速特急) 2000-1500
2018.10.26 (16) 一宮いき急行 - 栄生 2000-1500

パノラマスーパーとすれちがって栄生に停車。しゅっぱつしたとこで、留置線からミュースカイが名古屋方面にでていく。

2018.10.26 (17) 一宮いき急行 - 東枇杷島(吉良吉田いきふつう) 2000-1500

東枇杷島を通過するとこであっかい電車とすれちがい。これからいく甚目寺のほうからきて、西尾線にはいっていく電車だ。

2018.10.26 (18) 一宮いき急行 - 枇杷島分岐点(東岡崎いきふつう) 2000-1500
2018.10.26 (19) 一宮いき急行 - 西枇杷島 2000-1500

庄内川をこえてすぐの枇杷島分岐で、みぎの犬山線からきたぎんいろ電車とすれちがい。わがのる電車はひだりにすすんで、すぐに西枇杷島を通過。

2018.10.26 (20) 一宮いき急行 - 二ツ杁 2000-1500

主線にホームのない二ツ杁はまちあい線にはいって、停車。

2018.10.26 (21) 一宮いき急行 - 二ツ杁-新川橋間(回送) 2000-1500

あっかい電車とすれちがい。

2018.10.26 (22) 一宮いき急行 - 新川橋 2000-1500

新川橋を通過。

2018.10.26 (23) 一宮いき急行 - 須ヶ口(回送) 2000-1500

みぎにパノラマスーパーのまつ須ヶ口にとうちゃく。パノラマスーパーは特急じゃなくて、増結用のやつが単独でふつうとして運行するやつだ。

2018.10.26 (24) 須ヶ口 - 一宮いき急行と佐屋いきふつう 2000-1500

名古屋本線のあっかい急行をおりて、となりにまっとった津島線のあっかい電車にのりかえ。

2018.10.26 (25) 佐屋いきふつう - 須ヶ口(一宮いき急行) 2000-1500
2018.10.26 (26) 佐屋いきふつう - 須ヶ口しゅっぱつ 2000-1500
2018.10.26 (27) 佐屋いきふつう - 須ヶ口すぎ 2000-1500

急行をみおくってすぐに須ヶ口をしゅっぱつ。ひだりに分岐する津島線にはいっていく。

2018.10.26 (28) 佐屋いきふつう - 須ヶ口-甚目寺間 1950-1500

曲線がおわったとこでわたり線がある。須ヶ口おりかえしの津島線電車がこれをつかうのか。ほれだと逆線停車になっちゃうだけど、また、たしかめてみにゃいかん。

2018.10.26 (29) 佐屋いきふつう - 須ヶ口-甚目寺間 2000-1500

五条川をわたる。

2018.10.26 (30) 佐屋いきふつう - 須ヶ口-甚目寺間 2000-1500

まくらぎはコンクリートまくらぎ。大部分がきのまくらぎの津島線も、須ヶ口よりの部分にコンクリートまくらぎもあるだ。

2018.10.26 (31) 佐屋いきふつう - 甚目寺 2000-1500
2018.10.26 (32) 佐屋いきふつう - 甚目寺 1990-1500

のることひとえき、甚目寺にとうちゃく。はんたいホームにはひとがいっぱいまっとる。ほのうらにある側線にはパノラマスーパーが留置してある。

2018.10.26 (33) 甚目寺 - みなみかいさつ 1400-1200

のっとった乗客の半分ぐらいが電車をおりたか。おおぜいのひとがホーム直結のかいさつをでていく。こっちがえきの正面になるみなみがわなだけど、このホームからあがっていけるこせんきょうがあって、あたらしくできたっておもわれるきたがわのかいさつのほうまでのばされて、ほっちからもでれるようになっとる。トイレもあって、こせんきょうにあがるエレベーターもある。いや、こんなちいさなえきなのになかなか充実しとるぞ。

2018.10.26 (34) 甚目寺 - 佐屋いきふつう 2000-1500

のってきた電車がでるのをみとどけて、 はんたいホームにまっとったひとたちが電車にのるのをみとどけて、筆者もかいさつをでる。

2018.10.26 (39) 甚目寺 - みなみかいさつ 1600-1200 2018.10.26 (38) 甚目寺 - みなみぐち 1580-1200

かいさつをでたとこからみぎに通路をすすんで、にしむきにえきのそとにでる。

甚目寺まちあるき

2018.10.26 (42) 甚目寺 - えきにしふみきり 2000-1500

えきをでるとほこはきれいなブロック舗装の、ひとのためのみちだった。すぐきたがえきのにしのふみきりで、むこうにスーパーがみえる。

2018.10.26 (43) 甚目寺 - えきまえどおり 2000-1500

みなみにのびるみちをひとがあるいとる。自転車がいききする。みちのりょうがわにいくつかのみせがある。針中野といっしょだ。近鉄南大阪線針中野をおりると、おりたほっからひとのいきかうアーケード街がつづく。ここ甚目寺もえきをおりたほっからひとのいきかうえきまえどおりがつづく。

2018.10.26 (44) 甚目寺 - めぬきどおり(ひがし) 2000-1500

えきまえどおりをみなみにちょこっとあるいて、T字に東西のとおりにあたる。ブロック舗装こそないもんの、しっくりしたかんじのとおりだ。ひがしをみるといくつかのみせもある。

2018.10.26 (45) 甚目寺 - めぬきどおり(にし) 2000-1500

にしをみるとまっといっぱいみせがたちならんどる。このとおりが甚目寺のめぬきどおりにちがいない。時間はちょうどひるどきで、めしやさんをさがしながらめぬきどおりをにしにすすむ。

2018.10.26 (46) 甚目寺 - 東門 2000-1500

つきあたりの門のとこまできた。めぬきどおりがT字にクルマどおりにあたって、ほのむこうに銅板ぶきの門があるだ。じつにうつくしい。みぎのいしぶみ鳳凰山甚目寺ってかいてある。なんの知識もなく甚目寺のえきでおりた。たまたま地名のなかに「寺」の文字がはいっとるだけっておもっとっただけど、このなまえのおてらが現にあっただ。

2018.10.26 (49) 甚目寺 - 南大門 2500-1875

クルマどおりぞいにみなみにまわりこんでみると、周囲を威圧するでっかい門がある。すごいってのはありふれたことばだけど、この門は最上級にすごい。ぜひ、この画像をクリックして、さらにしたのほうにある「オリジナルサイズを表示する」をクリックして、もとのおおきさの写真をみてみてほしい。

2018.10.26 (50) 甚目寺 - 三重塔 1500-2000

でっかい門から境内にはいって、さらにおどろきはつづく。たっかーい三重塔がある。あまりにたかくて、てっぺんの尖塔が写真におさまってないし。

2018.10.26 (51) 甚目寺 - 甚目寺観音 2000-1500

おくの甚目寺観音をおまいり。

2018.10.26 (52) 甚目寺 - 六角堂 2000-1480
2018.10.26 (54) 甚目寺 - はとのえさやり 2000-1300

六角堂がある。しぶい。境内にははとがいっぱいおって、えさやりのひとにむらがっていく。

2018.10.26 (53) 甚目寺 - 境内図 2500-1875

伽藍配置図がある。さいしょにみた銅板ぶきの門は東門っていうなまえで、みなみがわのでっかい門は南大門、かっこがきで仁王門っていうなまえだった。いしぶみの由緒がきもあって、よんでみる。

2018.10.26 (55) 甚目寺 - 由緒 2500-1875
甚目寺誌略
にほんへ仏教が伝来したのは西暦538年のことです。このてらは、これよりわずか60年后にひらかれておりますから、法隆寺四天王寺につぐふるいてらです。
伊勢の甚目の漁夫、竜麿が江上の庄のいりえでさかなをとっておりました。ほのあみに黄金の聖観音像がかかり、歓喜したかれは、お堂をたて像をおさめました。西暦597年のことで、これが本寺のはじまりです。
7世紀中頃、天智天皇勅願寺(ちょくがんじ)となり、つづいて天武天皇(てんむてんのう)からは、鳳凰山の勅額を拝受しました。現存のたてもんでいちばんふるいのは仁王門です。鎌倉初期、源頼朝公の命で梶原景時が奉行となり普請したもんです。このとき、聖観上人のちからで七堂伽藍もととのえられました。16世紀のすえには、豊臣秀吉公から寺領300石をうけ、17世紀のはじめ、名古屋の開府とともに、ほの鎮護の任にあたり、尾張藩祖義直公からも300石を受領しました。以后も歴代藩主のてあつい保護と、士民(しみん)*1のあつい信仰をえ、尾張四観音の筆頭としてさかえてきました。こうした由緒をものがたるたてもんやたからもんのかずはおおく、重要文化財、県文化財としてたいせつにされております。

おどろきもものきだ。597年っていうおおむかしにできとる。法隆寺四天王寺につぐふるさだっていう。奈良時代のまえの飛鳥時代に、ときの天皇から国家鎮護のためのおてらに指定されとる。近世にはいっても秀吉や尾張藩からの保護をうけとる。荒子観音甚目寺観音、竜泉寺観音、笠寺観音ってある尾張四観音の筆頭も甚目寺観音だっていう。

さて、めしやさんだ。甚目寺のおてらからちょこっとみなみにいったとこにあったっておもったら、やすみ。ちなみに、となりの歴史民俗資料館もやすみ。

2018.10.26 (56) 甚目寺 - 角屋 1530-1200

めぬきどおりにもどってえきまえどおりにまがるてまえで、あった。いきもとおっただけど、めにはいらんかったのか、まんだあいてなかったのか。めしやさんがみつけれにゃふみきりのきたのスーパーにいくしかないっておもっとっただけに、うれしかった。いや、こういうじもとにねづいたみせにこそはいらにゃいかんだ。みせのなまえは角屋。

2018.10.26 (57) 角屋 - おでんとひややっこ 790-580 2018.10.26 (58) 角屋 - さんまとごはんとみそしる 800-580

たのんだのはさんま定食。あきはさんまだ。ところが、さいしょにでてきたのはおでんとひややっこ。おぼんのあいたとこにあとからさんまがくるのかなっておもったら、まあひとつのおぼんにのってさんまとごはんとみそしるがでてきた。いや、すごい豪華な内容だ。ビールもたのみゃよかった。ごちそうさまをして勘定のときに、ぶらりたびでここにきたことをつげたうえで、「おてらはさっきみてきて感動しただけど、これからまあ1か所みにいくようなとこはないか」って、みせのおくさんにきいてみる。こまったようなかおをして、公営の冊子をひっぱりだしてきたり、ほかのおきゃくさんにきいてみたりしてくれる。いや、けっきょくなかっただけど、みなさんの親切がうれしかった。

満足してえきにもどるとちゅう、また、けっこうなかずのひとがめぬきどおりやえきまえどおりをあるいとる。いきもなんにんかあるいとったけど、かえりのがおおいか。いまどき郊外のえきでえきまえどおりをひとがあるいとるとこなんかあんまりあやへんのにだ。要はまちがえきのほうをむいとるってことだ。まちのひとたちがえきとのいききをするおかげで、みせもえきのまわりにあつまっとる。

2018.10.26 (61) 甚目寺 - 喫茶カトレヤ 1600-1200 2018.10.26 (60) 喫茶カトレヤ - コーヒー 800-600

えきまでもどったとこで、ふみきりみなみのカトレヤっていう喫茶店にはいる。こんな時間帯でもゆでたまごとじまめがつくってのが、さすがモーニング文化の尾張だ。みせはカラオケ喫茶かっていうふんいきの内装で大将がひとりできりもりしとるだけど、「このえきつかうひと、おおいだらあねえ」ってみずをむけると、利用客が1日1万人もおるっていう。五条高校なんかもあって、とりわけあさゆうはすごいひとらしい。人口4万人っていうちいさなまちでえきの利用客が1万人っていう数字は半信半疑だっただけど、しらべたらほんとに9,500人もあった。鉄道利用率がほんだけたかいってことだ。えきにトイレやエレベーターがついとってもおかしくない。320円なりのお代をはらってみせをでる。

2018.10.26 (62) 甚目寺 - みなみぐち 2000-1500

みせをでためのまえがえきのみなみぐちだ。コーヒー320円でもなりたつわけか。こっからはいってこせんきょうをわたって名古屋方面ホームにいくこともできたけど、きたぐちもたしかめときたくて、ふみきりをわたってほっちからかえりの電車にのった。

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  • 乗車記録 - 2018年10月26日、きんようび、平日
    • 古井 1055 → (西尾線・しんあんじょういきふつう) → 11:02 しんあんじょう
      〔5.7km、7分、48.9km/h〕
    • しんあんじょう 11:23 → (名古屋本線・岐阜いき特急) → 11:38 名古屋
      〔29.7km、26分、68.5km/h〕
    • 名古屋 11:43 → (名古屋本線・一宮いき急行) → 11:51 須ヶ口
      〔5.5km、8分、41.3km/h〕
    • 須ヶ口 11:52 → (津島線・佐屋いきふつう) → 11:54 甚目寺
      〔2.0km、2分、60.0km/h、古井から甚目寺まで790円〕

(さんこう)

*1:武士と庶民。