東岡崎まで電車さんぽ♪ - 2017年5月16日

大井のたびのまえのはなしになる。東岡崎までの往復にみる電車のふうけい、みあきることがない。

2017.5.16 東岡崎 (14) 岩倉いきふつう 1340-1080

◇            ◇

いき

古井11時25分のしんあんじょういきふつうでみなみあんじょうまでいく。車両は6800系きんぎょばち2両編成。みなみあんじょうで3300系ぎんいろ電車4両編成の吉良吉田いき急行といきちがい。

2017.5.16 東岡崎 (1) 古井 - しんあんじょういきふつう 1090-720 2017.5.16 東岡崎 (2) しんあんじょういきふつう - みなみあんじょう(吉良吉田いき急行) 800-450
2017.5.16 東岡崎 (3) しんあんじょういきふつう - みなみあんじょう 800-450
(1) 古井 - しんあんじょういきふつう(2) みなみあんじょう(3) (吉良吉田いき急行)

みなみあんじょうはいったんかいさつをでてひるをとって、またかいさつをはいる。西尾いきふつうがはんたいホームにまつとこに12時14分の弥富いき急行がやってきて、これにのる。車両は3500系きんぎょばち4両編成。

2017.5.16 東岡崎 (4) みなみあんじょう - 弥富いき急行 1560-1080
(4) みなみあんじょう - 弥富いき急行

12時18分、しんあんじょうは3番のりばにとうちゃく。6番のりばにみえたあかい電車は12時17分の東岡崎いきふつうで、のりかえることあたわず。

2017.5.16 東岡崎 (5) 弥富いき急行 - しんあんじょう 790-450
2017.5.16 東岡崎 (6) 弥富いき急行 - しんあんじょう 780-450
(5)(6) 弥富いき急行 - しんあんじょう

地下通路をとおって3番のりばから5、6番のりばに移動。先発が豊橋いき特急で、次発が豊川稲荷いき急行だ。ちょっとまち時間がある。

2017.5.16 東岡崎 (7) しんあんじょうさがりホーム=発車案内板 1280-720
(7) しんあんじょうさがりホーム=発車案内板

ちょっとして6番のりばに東岡崎いきふつうがはいってくる。車両は3150系ぎんいろ電車2両編成。まんだ発車案内板にも表示がなく、特急と急行を待避したあとにしゅっぱつする。ふびん。

2017.5.16 東岡崎 (8) しんあんじょう - 東岡崎いきふつう 1280-720
(8) しんあんじょう - 東岡崎いきふつう

5番のりばにパノラマスーパー豊橋いき特急がはいってきて、でていく。

2017.5.16 東岡崎 (9) しんあんじょう - 豊橋いき特急 1840-1030
(9) しんあんじょう - 豊橋いき特急

ほのあとに6000系統鉄仮面の豊川稲荷いき急行がはいってきて、これにのる。

2017.5.16 東岡崎 (10) しんあんじょう - 豊川稲荷いき急行 1280-720

12時32分、しんあんじょうをしゅっぱつ。宇頭、矢作橋岡崎公園前は通過。いっきに東岡崎にとうちゃく。

2017.5.16 東岡崎 (11) 豊川稲荷いき急行 1920-1080
(11) 豊川稲荷いき急行

東岡崎はしばしホームで電車見物。豊川稲荷いき急行のとうちゃくした3番のりばのとなりの4番のりばにとまっとったあかい電車が豊橋方面にでていく。と、ふみきりをすぎてちょこっといったさがり線の本線上で停車。ひきかえしてきて、あがり線に転線して1番のりばにはいって、犬山いきふつうになった。ひょっとして、12時17分にしんあんじょうをでていった東岡崎いきふつうだったか。いや、ほれにしても、こんなふうに本線上でおりかえしをするじゃなくて、ひきあげ線の設備がほしいとこだ。

3番のりばにはいってきた豊橋いき快速特急をみたとこで電車見物をきりあげて、かいさつをでる。

2017.5.16 東岡崎 (12) 豊橋いき快速特急 1380-1080
(12) 豊橋いき快速特急

かえり

えきビル1階のロッテリアでいっぷくして、また、東岡崎のかいさつをはいる。2番のりばに一宮いき急行がはいってきて、でていく。車両は6500系鉄仮面4両編成。

2017.5.16 東岡崎 (13) 一宮いき急行 1920-1080
(13) 一宮いき急行

1番のりばに岩倉いきふつうがはいってきて、待避。このあとのる電車だ。車両は5000系ぎんいろ電車。

2017.5.16 東岡崎 (14) 岩倉いきふつう 1340-1080
(14) 岩倉いきふつう

3番のりばに豊橋いき特急がはいってきて、でていく。車両はあたらしい塗装のパノラマスーパー

2017.5.16 東岡崎 (15) 豊橋いき特急 1920-1080
(15) 豊橋いき特急

2番のりばに岐阜いき特急がはいってくる。あ、こおろぎかっておもったけど、先頭の車両番号が2330番台で、ただのこおろぎじゃない1700系だってわかる。

2017.5.16 東岡崎 (16) 岐阜いき特急「2333」 1860-1080
(16) 岐阜いき特急「2333」

でていくときのうしろすがた、これこそが1700系のすがただ。

2017.5.16 東岡崎 (17) 岐阜いき特急「1703」 1760-1980
(17) 岐阜いき特急「1703」

さて、1番のりばに待避しとった5000系ぎんいろ電車の岩倉いきふつうにのりこんで、14時12分、東岡崎をしゅっぱつ。ステンレス車体の外観はちょっとあじけないけど、車内はあかるくてきもちいい。

2017.5.16 東岡崎 (18) 岩倉いきふつう - 宇頭 1280-720
2017.5.16 東岡崎 (19) 岩倉いきふつう - 宇頭 1280-720
(18)(19) 岩倉いきふつう - 宇頭

宇頭をすぎたとこで、5700系/5300系の東岡崎いきふつうとすれちがい。2とびら、転換クロスシート、ひろい前面まどのこの電車、ふつう電車のなんぼんかに1本はこの電車のはずだけど、なかなかあたらんわ。

2017.5.16 東岡崎 (20) 岩倉いきふつう - 宇頭 800-450
(20) 岩倉いきふつう - 宇頭

14時22分、しんあんじょうは3番のりばにとうちゃく。2番のりばの吉良吉田いき急行もこっちとおんなじ5000系ぎんいろ電車だ。

2017.5.16 東岡崎 (21) 岩倉いきふつう - しんあんじょう 780-450
(21) 岩倉いきふつう - しんあんじょう

3番のりばから2番のりばに移動。ここまでのってきた岩倉いきふつうのよこがおをさつえい。

2017.5.16 東岡崎 (22) しんあんじょう - 岩倉いきふつう 1080-1920
(22)(23) しんあんじょう - 岩倉いきふつう

岩倉いきふつうがでていくと、じきに2番のりばにおりかえし西尾いきふつうになる電車がはいってきて、これにのる。車両は6800系きんぎょばち。

2017.5.16 東岡崎 (24) しんあんじょう - 西尾いきふつう 1800-1050
2017.5.16 東岡崎 (25) しんあんじょう - 西尾いきふつう 1680-1080
(24)(25) しんあんじょう - 西尾いきふつう

14時37分、しんあんじょうをしゅっぱつ。きたあんじょうのつぎ、高架をあがってみなみあんじょうに停車。

2017.5.16 東岡崎 (26) 西尾いきふつう - みなみあんじょうすぎ 1660-1080
(26) 西尾いきふつう - みなみあんじょうすぎ

また、高架をおりて地平駅の古井にとうちゃく。このひの電車さんぽをおえる。

2017.5.16 東岡崎 (27) 古井 - 西尾いきふつう 1400-1080
(27) 古井 - 西尾いきふつう

◇            ◇

  • 乗車記録 - 2017.5.16、かようび、平日
    • いき
      • 古井 11:25 → (しんあんじょういきふつう) → 11:27 みなみあんじょう
        〔1.7km、2分、51.0km/h、170円〕
      • みなみあんじょう 12:14 → (弥富いき急行) → 12:18 しんあんじょう
        〔4.0km、4分、60.0km/h〕
      • しんあんじょう 12:32 → (豊川稲荷いき急行) → 12:39 東岡崎
        〔8.5km、7分、72.9km/h、みなみあんじょうからのとおしで350円〕
    • かえり
      • 東岡崎 14:12 → (岩倉いきふつう) → 14:22 しんあんじょう
        〔8.5km、10分、51.0km/h〕
      • しんあんじょう 14:37 → (西尾いきふつう) → 14:45 古井
        〔5.7km、8分、42.8km/h、東岡崎からのとおしで350円〕

(さんこう)

大井までの道中 - 2017年5月19日

岩村電気軌道を発見したこと、明知鉄道にのったこと、大井宿にいってきたことは、まあはいブログ記事にしたとこだけど、大井のたびにまつわるさいごブログ記事として、こんかい大井までの道中を以下に紹介する。

2017.5.19 大井 (9) 中津川いき快速 - 恵那てまえ 1920-1080

◇            ◇

いき

古井7時22分の岐阜いきふつうにのる。とびら付近にとどまるひとたちにはばまれて、なかにはいっていけず。いたずらにぎゅうづめをしいられたまま、電車はすすむ。しんあんじょうですいて、ひといき。名古屋方面へはこのままのっていくのが最速なだけど、東岡崎豊橋方面にのりかえるひとも一定数おるだ。牛田に停車。けっこういっぱいのってくる。知立でホームにおりて、つぎの岐阜いき快速特急にのりかえ。いや、ほれにしても、知立のこの4、5番ホームのごったがえしとること。おりたのは5番のりばなだけど、三河線刈谷方面のりばである4番のりばで電車をまっとるひとの列が、5番のりばのほうまでおしだしてきちゃっとるだ。

2017.5.19 大井 (1) 知立 - 岐阜いきふつうのうしろすがた 790-450
(1) 知立 - 岐阜いきふつうのうしろすがた

さて、岐阜いき特急は最后尾の特別車にのる。特別車の乗車券をかうまはなく、のってから車掌さんからかう。名鉄では新可児までいく予定で、ほっからJRにのりかえて太多線で多治見まで、中央線にのりかえて恵那までいって、大井にいくつもりだった。特別車の乗車券は犬山までほしかっただけど、ほいつはあらためてかわにゃいかんとのことで、かえたのは金山までの分。ふまんげなかおをすると、まどぐちでなら1乗車の料金で特別車2乗車分をかえるっていう説明。予定をかえて、金山でJRにのるかえることに。

2017.5.19 大井 (2) 知立 - 岐阜いき快速特急 1890-1080
(2) 知立 - 岐阜いき快速特急

金山は名鉄からJRへののりかえかいさつぐちをとおって、中央線にのりかえ。べんりなもんだ。じきにやってきた8時6分の中津川いき快速にのる。車両は10両編成。ふだんのる名鉄東海道線は最大でも8両編成であり、非日常の世界にはいったことを実感する。先頭はクモハ211-5047。さいしょは満員だったけど、つぎの鶴舞でずこってすく。

2017.5.19 大井 (3) 金山 - 中津川いき快速 1280-720
(3) 金山 - 中津川いき快速

千種でまたちょっとふえて、大曽根でいっきにへって、乗客はベンチシートに半分以下となる。

新守山を通過。勝川、春日井と停車。神領を通過。

愛知県さいごの停車駅、高蔵寺でまた乗客はへる。運転席と中央とびらうしろのブラインドがおろされる。

電車は山間区間、かわぞいをはしる。

ながーいトンネルをぬけて、すぐにえき。でる直前にはんたい電車とすれちがい。

またトンネル。電車はトンネルのなかもけっこうないきおいではしる。

トンネルがおわるって、じきに多治見となる。岐阜県さいしょの停車駅だ。ブラインドはおりたまま。

2017.5.19 大井 (4) 中津川いき快速 - 多治見 1810-1080
(4) 中津川いき快速 - 多治見

電車は新緑のなかをいく。

また、トンネルをぬけて、土岐市にとうちゃく。ブラインドはあがった。ブラインドは、高蔵寺から土岐市までトンネル区間がおおかったがための措置か。

2017.5.19 大井 (5) 中津川いき快速 - 土岐市 1780-1000
(5) 中津川いき快速 - 土岐市

ちょっと土地がひらけてきた。

瑞浪でだーいぶおりた。1両め、3人しかのっとやへん。

2017.5.19 大井 (6) 中津川いき快速 - 瑞浪 1280-720
(6) 中津川いき快速 - 瑞浪

かわぞいにひらけた土地をいく。

電車は110キロですすむ。

釜戸にとうちゃく。ひなびたえきだ。

2017.5.19 大井 (7) 中津川いき快速 - 釜戸 1200-720
(7) 中津川いき快速 - 釜戸

みぎはやま。ひだりは、かわとのあいだのせばいとこにたんぼ。かわは土岐川っていうかわで、勝川のへんからずーっと中央線と平行してきとる。愛知県内は庄内川だった。庄内川土岐川っておんなじかわなだ。

左右に人家。やまざとだ。

武並にとうちゃく。さらにひなびたえきだ。

2017.5.19 大井 (8) 中津川いき快速 - 武並 800-440
(8) 中津川いき快速 - 武並

ながーいトンネルをぬける。前方の盆地にまちがいっぱいひろがっとる。大井のまちだ。庄内川土岐川水系がおわって、木曽川水系にはいった。

2017.5.19 大井 (9) 中津川いき快速 - 恵那てまえ 1920-1080
(9) 中津川いき快速 - 恵那てまえ

盆地のそこまでくだって、恵那にとうちゃく。金山からここ恵那まで65.0km、58分、67.2km/h、1,140円。

2017.5.19 大井 (10) 中津川いき快速 - 恵那 1760-1030
(10) 中津川いき快速 - 恵那

のってきたながーい電車をみおくる。211系だっておもっとった10両編成の電車も、3両編成か4両編成の電車を3連結した電車であり、さいごの1編成は313系3両編成だった。どっかで短編成にしてもよかったじゃないか。

2017.5.19 大井 (11) 恵那 - 中津川いき快速 1820-1080
(11) 恵那 - 中津川いき快速

ホームのいちばんうしろにあるこせんきょうまであるくあいだに、明知鉄道のかいさつぐちをみる。ここにとうちゃくする1分まえに列車はでてっちゃったとこだ。

2017.5.19 大井 (12) 恵那=明知鉄道かいさつぐち 1920-1080
(12) 恵那=明知鉄道かいさつぐち

JRのかいさつぐちをみる。

2017.5.19 大井 (13) 恵那=中央線かいさつぐち 1810-1080
(13) 恵那=中央線かいさつぐち

こせんきょうをわたってかいさつぐちがわのホームにおりて、いま電車をおりたホームのほうをみると、むこうにやまやまがみえる。たびにきたーっ!ってかんじだ。

2017.5.19 大井 (14) 恵那のホームからきたをみる 1280-720
(14) 恵那のホームからきたをみる

駅舎でぐちのひだりてにまちあいしつがあって、いすになんにんかすわっとる。やっぱりえきにまちあいしつは必要だよ。

2017.5.19 大井 (15) 恵那=まちあいしつ 800-450
(15) 恵那=まちあいしつ

犬山、新可児まわりをやめて時間に余裕ができたため、大井のまちをあるくまえに明知鉄道にのることに。1時間ほどあるまち時間、えきまえどおりをちょこっとだけあるいて、喫茶店でいっぷく。

かえり

明知鉄道に新緑をたのしみ、大井宿にむかしをしのび、また恵那のかいさつをはいる。やってきたのはみなれた313系の名古屋いき快速。非日常はおわり日常にもどる。

2017.5.19 大井 (76) 恵那 - 名古屋いき快速 1040-720
(76) 恵那 - 名古屋いき快速

金山でJRから名鉄にのりかえ。豊橋いき特急、西尾いきふつうとのりついで、わがやにもどる。

2017.5.19 大井 (77) 金山 - 豊橋いき特急 1650-1080
2017.5.19 大井 (78) 金山 - 豊橋いき特急 1490-1030
(77) 金山 - 豊橋いき特急(まえ6両のパノラマスーパー)(78) (うしろ2両の1800系)

◇            ◇

  • 乗車記録 - 2017.5.19、きんようび、平日
    • いき
      • 名鉄西尾線名古屋本線
        • 古井 7:22 → (岐阜いきふつう) → 7:38 知立
          〔10.5km、16分、39.4km/h〕
        • 知立 7:42 → (岐阜いき快速特急【特別車】) → 8:02 金山
          〔21.3km、20分、63.9km/h、古井からのとおしで960円(特別車料金360円をふくむ)〕
      • JR東海(中央線)
        • 金山 8:11 → (中津川いき快速) → 9:09 恵那
          〔65.0km、58分、67.2km/h、1,140円〕
    • かえり
      • JR東海(中央線)
        • 恵那 15:31 → (名古屋いき快速) → 16:30 金山
          〔65.0km、59分、66.1km/h、1,140円〕
      • 名鉄名古屋本線西尾線
        • 金山 16:37 → (豊橋いき特急) → 16:58 しんあんじょう
          〔26.1km、21分、74.6km/h〕
        • しんあんじょう 17:07 → (西尾いきふつう) → 17:15 古井
          〔5.7km、8分、42.8km/h、金山からのとおしで600円〕

(さんこう)

  • 大井と岩村をむすぶ鉄道 - あきひこゆめてつどう|2017/05/22
    • 大井宿にいってきたこと、ほのまえに明知鉄道にのったことは、まあはいブログ記事にしたとこだけど、じつはほのとちゅうにある発見をした。
    • おおーっ! 明知線の建設以前に、明知線とはべつの経路で、しゅくばまち大井とおんな城主のさと岩村をむすぶ線があったとは! 岩村電気軌道の開業は1906年。明知線全線開業の1934年よりじつに28年もまえのことだ。ほれも電車としての開業で、岐阜県内ではじめての私鉄だっていうで、さらにおどろきだ。岐阜市周辺で路線網をはりめぐらせた美濃電気軌道よりもふるいだ。
  • 明知鉄道のふうけい - 2017年5月19日 - あきひこゆめてつどう|2017/05/21
    • 大井のまちのもとになった大井宿にいってきたことはきのうのブログ記事にかいたとこだけど、じつはおんなじ2017年5月19日に明知鉄道にものってきた。このひのたびのこんだては大井宿が主菜、明知鉄道が副菜だって、鉄道にはとんぼがえりにのってきただけだけど、初夏のみどりもめにあざやかな沿線のふうけいを中心に、ほのときのようすを以下に紹介する。
  • 大井宿 - あきひこゆめてつどう|2017/05/20
    • きのう2017年5月19日、大井宿(おおいじゅく)にいってきた。大井のまちのもとになったのが大井宿で、大井のまちがいまの恵那市の中心部だ。いや、郡名を冠した恵那市なんていうなまえじゃなくて、ほんとなら大井市ってなのるべきだったっておもう。太田宿と美濃加茂市の関係もおんなじだ。
    • 江戸時代、中山道のとちゅうで名古屋方面にえだわかれする下街道(したかいどう)っていう街道があっただけど、江戸のほうからきて、この大井宿をすぎたとこにほの分岐点があったっていう地理的条件から、大井宿はおおいにさかえたっていう。未成線におわったけど、明治になって掛川天竜二俣-大井っていう路線が計画されるほど、大井のまちにはいきおいがあっただ。
    • きにはなっておりながら、これまで中央線から明知鉄道にのりかえるときに恵那駅をつかうだけだった大井のまちについて、こんかい大井宿を中心にみてきたってわけだけど、ほのようすを以下に紹介する。
  • 恵那のえき - おぼえがき|2017/07/15 〔ついか〕

大井と岩村をむすぶ鉄道

大井宿にいってきたこと、ほのまえに明知鉄道にのったことは、まあはいブログ記事にしたとこだけど、じつはほのとちゅうにある発見をした。

◇            ◇

大井~明知間の鉄道布設に尽力したひとの銅像

2017年5月19日9時9分、中央線の中津川いき快速で恵那にとうちゃく。大井の宿にいくまえにのることにしとった明知鉄道だけど、わずか1分まえの9時8分にでちゃったとこで、つぎの10時12分の列車がでるまでの1時間、えきのへんをぶらつくことに。

えきまえどおりをまっすぐみなみにあるく。ちょっといったとこで交差する中山道をかくにん。あとで、これをひがしにはいって大井宿にいく。中山道をよこぎってまあちょっとみなみにいったとこで、銅像がある。

2017.5.19 大井 (20) 古屋慶隆銅像 1570-1080
(20) 古屋慶隆銅像

郷土の偉人か。説明がきをよんでみる。
2017.5.19 古屋慶隆銅像の説明がき 300-420
「古屋慶隆銅像大井町出身|衆議院議員として1933年、大井~明知間の鉄道布設(国鉄明知線、現明知鉄道)を実現、大正から戦前の恵那地域の発展につくした」
おー、明知鉄道の建設に尽力したひとか。

大井~岩村間に電気軌道を開通させたひとのいしぶみ

ほいから、こんどは、ほの銅像からちょこっとえきよりにいしぶみがある。

2017.5.19 大井 (21) 浅見与一右衛門顕彰碑 1550-1080
(21) 浅見与一右衛門顕彰碑

こんどはなんだ。説明がきをよんでみる。
2017.5.19 浅見与一右衛門顕彰碑の説明がき 270-380
「浅見与一右衛門顕彰碑|岩村町出身|県会議長・衆議院議員|1906年、県下さいしょに、大井~岩村間に電気軌道(岩村電車)を開通させ、明治期の恵那地域の発展に貢献した」
ん?大井~岩村間って大井~明知間の一部じゃんか。部分開通に尽力したひとか。このときは文中の「電気軌道」がめにはいらんかった。

明知線は遠美線の一部だった

うちにかえって、銅像のひとといしぶみのひとのことをしらべてみる。まずは銅像のひと古屋慶隆。これはヰキペディアにのっとって、すぐにわかった。

「改正鉄道敷設法別表第63号に掲げる予定線のうち「静岡県掛川ヨリ二俣、愛知県大野、静岡県浦川、愛知県武節*1ヲ経テ岐阜県大井ニ至ル鉄道…(以下略)」(遠美線)の一部である。大井(現・恵那) - 明知間は当時の岐阜県選出の衆議院議員古屋慶隆の活動などにより建設が決定し、1933年から翌1934年にかけて開業した」(ヰキペディア)

なるほど、岐阜県選出の衆院議員古屋慶隆が明知線の建設におおきくかかわっとることがたしかめれただけど、ほれ以上にこの明知線が未完におわった遠美線の一部だったことにおどろく。いまは掛川天竜二俣新所原とつながる天竜浜名湖鉄道も、さいしょは天竜二俣から西北方向に、愛知県の大野や稲武をへて岐阜県の大井につながる予定だっただけど、天竜二俣-大井間はまったくの未成線じゃなくて、明知-大井間においてほの一部が建設されとっただ。明知鉄道は遠美線の一部だっただ。

岩村電気軌道

つぎにいしぶみのひと浅見与一右衛門。こいつは「津島軽便堂写真館」っていうサイトの「明知線のC12」っていうページでかくにんできた。

「明知線を語る上で欠かせないのが、岩村電気軌道の存在です(左図の青線)。岩村電軌は、大井(現在の恵那)から岩村まで1906年に開通しています。驚くことに岐阜県最初の私鉄で、岐阜市内を走った美濃電軌よりおよそ5年も早く開業しています」
「岩村電気軌道については、『浅見与一右衛門翁と「岩村電車」』永田宏著(1997年12月、岩村町発行)復刻版が2007年10月に発行され、岩村歴史資料館で販売されていました(2012年10月時点、2,000円)」
(明知線のC12)

おおーっ! 明知線の建設以前に、明知線とはべつの経路で、しゅくばまち大井とおんな城主のさと岩村をむすぶ線があったとは! 岩村電気軌道の開業は1906年。明知線全線開業の1934年よりじつに28年もまえのことだ。ほれも電車としての開業で、岐阜県内ではじめての私鉄だっていうで、さらにおどろきだ。岐阜市周辺で路線網をはりめぐらせた美濃電気軌道よりもふるいだ。

廃線ものっとる「日本鉄道旅行地図のりつぶしノート」をひっぱりだして、みてみる。ある、ある! 明知線の経路がおおきくひがしにおおまわりしとるのにたいして、岩村電気軌道のほうはほとんどまっすぐむすんどる。明知線の経路は、どういうわけかわざわざおおまわりして「山岳地帯」をとおっとる。不可解。

岩村電気軌道と明知鉄道の路線図(日本鉄道旅行地図のりつぶしノート)
△ 岩村電気軌道と明知鉄道の路線図(日本鉄道旅行地図のりつぶしノート)

将来、明知線をむかしの遠美線構想にそう経路か、または岩村電気軌道が企図した名古屋方面にむかう経路で、みなみに延伸するにあたっては、この大井-岩村間については岩村電気軌道の経路にもどしてほしいもんだ。

大井から岩村までの地図(あきひこ)
△ 大井から岩村までの地図(あきひこ)


(さんこう)

*1:いまの稲武の一部