ほっかいどうのたびふつかめ。はこだてのやどをきてんにしないけんぶつ、とっきゅうほくとでいどう、のぼりべつおんせんどまりってこうていになる。
〔はこだてしない〕 | (そうまかぶしきがいしゃ)(きゅういぎりすりょうじかん) (きゅうほっかいどうちょうはこだてしちょうちょうしゃ) (きゅうはこだてくこうかいどう)(はちまんざか) (はこだてはりすとすせいきょうかい)(ましゅうまる) |
〔ほくと〕 | |
〔のぼりべつおんせん〕 | |
[じょうしゃきろく] |
◇ ◇
はこだてしない
きのうからとまりのはこだてこくさいほてるであさめし。ちきんかれーのうまいこと。へやにもどってまどからきたに、はこだてえきとめおきのでんしゃがみえる。
みじたくをおえてちぇっくあうと。やどからはこだてえきまでたくしーでいく。くるときはあるいてきたけど、きのうのつかれでへとへとになっとって、すーつけーすをひいてあるいていくげんきがない。
はこだてえきのこいんろっかーにすーつけーすをあずけて、ろめんでんしゃでみなみにむかう。きのうはさくらのごりょうかくとはこだてやまてっぺんからのやけいをたのしんだけど、きょうははこだてやまのふもとにひろがるでんとうてきけんぞうぶつぐんをみにいくだ。
はこだてえきまえでんていから、はこだてどっくまえいきのみずいろでんしゃにのる。
ゆのかわいきのくりーむいろでんしゃとすれちがい。ごりょうかくのほうにいくでんしゃだ。
しやくしょまえにていしゃ。
うおいちばどおりにていしゃ。
ゆのかわいきのくりーむいろでんしゃとすれちがい。
じゅうじがいにていしゃ。
ひだりに、きゅうまるいいまいひゃっかてんはこだてしてんのたてもんがみえる。これもでんとうてきけんぞうぶつのひとつで、いしづくりのりっぱなたてもんだ。いまははこだてしちいきこうりゅうまちづくりせんたーとしてつかわれとる。
ゆのかわいきでんしゃとすれちがい。いろとりどりのとそうで、まんががかいてある。
すえひろちょうででんしゃをおりる。
のってきたでんしゃをみおくり。ほのさきにみどりいろのたてもんをはっけん。いってみる。したみいたばりのがいへきと、たてながのまどのあるようかんで、ふたつあるいりぐちのうえにそうまかぶしきがいしゃってかいてある。
でんしゃみちからちょっかくほうこうにさかをあがっていく。はこだてやまにむかってまっすぐにのぼっていくさかだ。
いぎりすりょうじかんにとうたつ。にかいだて、しろいがいへきのようかんで、まどのぶぶんだけあおくぬってあるのがとくちょうだ。
げんかんをはいって、にかいにあがっていく。
しつむしつのいすにすわってりょうじになったきぶん。
りょうじのかぞくがすごしたへや。
また、ちょこっとさかをあがっていく。
もとまちこうえんのなかにほっかいどうちょうはこだてしちょうちょうしゃ。そうにかい、みずいろのすてきなようかんで、わきのさくらとおにあいだ。
にかいのひろま。
もとまちこうえんのうしろのいちだんたっかいとこにはこだてくこうかいどう。ももいろのさくらのうえにきいろいようかん。すばらしいこうけいだ。
さて、はこだてくこうかいどうにはいっていく。そうにかい。みずいろのいたばりのかべ。まどのさんやばるこにーのてすりなんかにきいろをいれたすてきなたてもんだ。いや、きいろいたてもんってみたことないだけど、じつにあざやかなきいろいようかんだ。
いっかいやまがわのろうか。
あっかいじゅうたんのかいだんをあがってにかいにいく。
ござしょ。かべからてんじょうからしょうめいからかぐから、すべてがこうきゅうだ。こうたいしじだいのたいしょうてんのうがとまったとこだっていう。
おおひろま。なんちゅうだだっぴろいひろまだ。
ふぉーっ! みなとだーっ! きいろいばるこにーのむこうにはこだてみなとがみわたせる。
たてもんをでたとこで、みなとのずーっとひだりのほう、はるかとおくにとんがりやまをはっけん。あんないのおねえさんにきくと、こまがたけだっておしえてくれる。
ひがしにすいへいいどう。
はちまんざか。いっちょくせんにさかをくだってみなとにはいっていく。
またひがしにすいへいいどうして、はこだてはりすとすせいきょうかい。しろいかべ、あおいやねの、ちょっととうようっぽさもあるきょうかいだ。にほんにおけるせいきょうかいはここはこだてからはじまったっていう。
とんがりやねのかねつきどうのほうからはいれるようになっとって、なかでちょうどいのりをやっとるとこだ。おれにとってはいきょうではあるけど、おごそかなきもちになる。
かとりっくもとまちきょうかいをよこにみて、にじゅっけんざかをくだっていく。
はこだてどっくまえいきでんしゃをみながら、でんしゃみちをじゅうじがいでんていまであるく。
じゅうじがいからゆのかわいきでんしゃにのる。ここじゅうじがいは2ほんのせんろがごうりゅうするでんていなだけど、はこだてどっくまえじゃなくて、やちがしらからきたでんしゃだ。
うおいちばどおりにていしゃ。
しやくしょまえにていしゃ。ここではこだてどっくまえいきでんしゃとすれちがい。
はこだてえきまえにとうちゃく。
はこだてえきのみなみをかすめてにしにいどう。
がんぺきによこづけしてあるましゅうまるにのりこむ。せいかんれんらくせんとしてつかわれとったふねだけど、いまはてんじようにつかわれとる。
そうだしつから、せいかんれんらくせんのむかしをおもう。このふねがつがるかいきょうをこえてあおもりまでいっとっただ。はこだてからあおもりまでのこうろがにほんのだいどうみゃくだっただ。
こんぱすかんぱんのうえからしょうめんにはこだてやまがみえる。
きゃくしつのあっかいしーと。
はこだてえきにもどって、にかいしょうくどうがいでひるめしにしおらーめん。さっぽろはみそらーめん、はこだてはしおらーめんってことでたのんだしおらーめんだけど、いや、うまいこと、うまいこと。
さて、こっからとっきゅうほくとでのぼりべつまでいどうするだけど、ほのまえにたんどくこうどうででんしゃけんぶつ。にゅうじょうけんをかってのりばにはいっていく。
のりばはかんたんなくしがたこうぞうで、よっつのくしが、かいさつからつながるつうろからちょっかくにとびでとるってかたちだ。よっつのくしは、かいさつにちかいほうから1、2ばんのりば、3、4ばんのりば、5、6ばんのりば、7、8ばんのりばのじゅんにならんどる。かいさつからつながるつうろはがらすでおおわれとって、よっつのくしにいくにはそれぞれにあるとびらをあけてでていくってかたちになる。さぶいほっかいどうだで、ちょっとでもがいきにふれるじかんをへらすためにこうなっとるだ。
5ばんのりばに3りょうへんせいのはこだてらいなーがはいってくる。ここはこだてえきから、しんかんせんとつながるしんはこだてほくとえきまでをむすぶでんしゃだ。すてんれすしゃたいにむらさきいろのふっといおびと、みどりいろのほっそいおびがはいっとる。しゃりょうばんごうしんがり「くは733-1003」。せんとう「くは733-2003」。
4ばんのりばに5りょうへんせいのほくとがはいってくる。ここはこだてえきからどうとさっぽろまでをむすぶとっきゅうでんしゃだ。にかいせきうんてんせきになっとるせんとうぶぶんととびらぶぶんのももいろとそうがあざやかだ。しゃりょうばんごうせんとう「きは261-5101」。きはってことはでんしゃじゃなくてきどうしゃってことだ。
8ばんのりばに7りょうへんせいのほくとがはいってくる。にかいせきうんてんせきまえのかんつうとびらがきいろくぬってあるのがとくちょうだ。しゃりょうばんごうせんとう「きは261-1209」。しんがり「きろ261-1108」。きろの「ろ」はいろはの「ろ」で、ほんらいにとうしゃのいみだけどぐりーんしゃにあてられとる。
3ばんのりばに1りょうへんせいのおしゃまんべいきふつうがしゅっぱつまち。ぶこつにかくばったしゃたいにしろっぽいとそう。むらさきいろのふっといおびと、みどりいろのほっそいおび。しゃりょうばんごう「きは40-1806」。これもきどうしゃだ。
1ばんのりばに、1りょうへんせいの、きらきらぼしのはいったくろっぽいでんしゃがはいってくる。きこないしはつのいさりびてつどうのでんしゃがここまできただ。きこないからはこだてまでのくかんは、もともとじぇーあーるえさしせんだったもんが、ほっかいどうしんかんせんのしんはこだてほくとかいぎょうにともなって、さんせくのいさりびてつどうにいかんされた。
7ばんのりばに8りょうへんせいのほくとがはいってくる。これもにかいせきうんてんせきまえにきいろいかんつうとびらがあるやつで、これがこのあとわれわれがのるでんしゃだ。しゃりょうばんごうしんがり1ごうしゃ「きろ261-1107」はぐりーんしゃ。
しゃりょうばんごう4ごうしゃ「きは260-1330」。
この4ごうしゃの5えー、5びーがわれわれのせきになるだけど、ひだり2せき、はしらかげ。ここはこだてからのぼりべつまでのかん、たいはんのくかんでうちうらわんをみぎにみていくっていうのに、はんたいがわひだりせきってのがかなしい。
でんしゃけんぶつをきりあげ。いったんかいさつをでて、つまとごうりゅう。かいさつをはいりなおす。
ほくと
7ばんのりばのさっぽろいきほくとにのりこんで、はこだてをしゅっぱつ。13じ31ぷん。ひだりにはなれてあるとめおきでんしゃは、はこだてこくさいほてるのへやからみえたでんしゃ。
すぐにいさりびてつどうのでんしゃとすれちがい。
ところでえんじんおんがちがう。なんてひょうげんしていいかわからんだけど、あきらかにじぇーあーるとうかいのきどうしゃとはちがうえんじんおんだ。
ごりょうかくにていしゃ。
しゅっぱつして、いさりびてつどうのせんろがひだりにはなれていく。
ひだりしゃそう、とおくにしんかんせんがみえる。
ななえでしんごうていし。
しんかんせんとせつぞくするしんはこだてほくとにていしゃ。
みじかいとんねるをくぐる。
ひだりにみずうみとほのうしろにとんがりやま。おおぬまとこまがたけだ。うつくしい。
ひだりにおおぬまのみずうみをみながら、おおぬまこうえんのえきにていしゃ。
こまがたけのえきがちかづいて、みぎにこまがたけのやま。
こまがたけのえきでながいしんごうまちをするとこで、はんたいでんしゃとすれちがい。
もりがちかづいたとこで、ぜんぽうにいっしゅんうみがみえる。
もりにていしゃ。みぎにうちうらわんのうみ。こっからずーっとうちうらわんをみぎにみていくだ。
うみ。
とんねるをくぐる。
みぎうしろにやま。まんだこまがたけがみえるのか。
うみ。
やくもにていしゃ。
ひだりしゃそう、ほっかいどう。
うみ。
はんたいでんしゃとすれちがい。
ひだりしゃそう、かわ。ほんしゅうのかわとはふんいきがちがう。
ひだりしゃそうにこんくりーとのきょうきゃくがなんぼんか。しんかんせんのえんしんこうじだ。しんかんせんはしんはこだてほくとからさっぽろまでのびる。
ひだりにとめおきでんしゃをみながら、おしゃまんべにていしゃ。とめおきでんしゃは、しゃりょうばんごう「えっち100-30」。
しゅっぱつして、ひだりにはこだてせんがはなれていく。はこだてからここおしゃまんべまでとおってきたのもはこだてせんなだけど、ほくとはこっからむろらんせんにはいっていく。
ひだりしゃそう、かわ。
ひだりおくにゆきやま。
ひだりにぼうふうりんがつづく。
みぎにうみ。
はんたいでんしゃとすれちがい。
かいがんにがんぺき。
ながーいとんねるをくぐる。
みぎにまたうみ。
ひだりしゃそう、かわ。
うみ。
とうやにていしゃ。
みぎうしろ、かいがんにがんぺき。
ひだりしゃそう、かわ。
だてもんべつにていしゃ。ところでのりばにだてまさむねのでっかいみかづきかぶと。いや、せんだいだてはんとここだてもんべつってかんけいがあるのか。
またみぎにうちうらわんのうみをみていく。
うみ。
ひだりしゃそう、ほっかいどう。ひっくいやまのおねにいくつものはつでんようふうしゃ。
みぎにふね。
ひがしむろらんにはいっていく。おおきなえきだ。
のりばについたとこで、みぎにからくさもようのはいっただいだいいろとべーじゅいろのにしょくとそうのでんしゃ。しゃりょうばんごうえっち100-85。まあひとつみぎにしろいでんしゃ。さらに、まあひとつすてんれすでんしゃ。しゃりょうばんごうえっち100-36。
しゅっぱつしてみぎにかもつきち。
ほろべつにていしゃ。
16じ9ふん、のぼりべつにとうちゃく。はこだてからじつに2じかん38ぷんものたびだった。
のぼりべつおんせん
たくしーにのりかえ。よていしとったばすをやめてたくしーでいくことにした。
どんどんないりくにはいっていく。うんてんしさんはもとじえいたいいんだったってことで、ないしょのことをおしえてくれる。ちゅうごくたいりくからにほんれっとうにとんでくるこうさのこと。じつは、ほうしゃのうをいっぱいふくんだもんだっていう。げんに、たいりくにちかいきゅうしゅうじゃあがんになるかくりつがたかいだげな。ただ、くにどうしのとりきめで、にほんじゃあほうどうきせいされとるとのこと。いや、こんなことをかくしとっていいもんか。
りょていはなゆらにとうちゃく。ちぇっくいん。
へやでひとやすみのあと、つまとふたりこしつにとおされてばんめし。
うづきのぜんってなまえのこんだてで、さいしょにずらーってぜんさいがならぶ。いや、いくしなあることか。うつわもしゃれとるし、しょくぜんしゅもある。
きせつのおつくり。まえはまさんずわいがにのしおゆで。まあいをはかってじょきゅうさんがじゅんばんにりょうりをはこんできてくれる。
しらおいぎゅうのねぎまき。
ほたてがいうにやき。
さくらだいうにごはん。しじみのみそしる。
きせつのでざーと。
このこんだてをかんがえたのはりょうりちょうぬまくないよしなおさん。いや、ごちそうさまでした。
ばんごはんのあとはゆっくりいおうせんにつかってからだをいやす。
2024ねん4がつ29にち、げつようび、はたび
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じょうしゃきろく
- はこだてしないいどう
- はこだてこくさいほてる → (たくしー600えん) → はこだてえき
- はこだてえきまえ → (はこだてしでん=はこだてどっくまえいき) → すえひろちょう
- じゅうじがい → (はこだてしでん=ゆのかわいき) → はこだてえきまえ
- ほくとでのぼりべつまで
- のぼりべつおんせんはなゆらまで
- のぼりべつえき → (たくしー2,800えん) → のぼりべつおんせんはなゆら