北陸鉄道 浅野川線 乗車記

石川県内に 私鉄は すくない。三セクのと鉄道を のぞいては、ともに 北陸鉄道石川線 13.8キロと 浅野川線 6.8キロが あるだけだ。2月 むいかから なのかに かけて 団体旅行で 金沢に いった おりに 両線に のって きたのだが、きのうの 石川線の 紹介に ついで、きょうは 浅野川線を 紹介する。

北陸鉄道 浅野川線 路線図
浅野川線 路線図

浅野川線の なまえは かわに 由来する。東南の やまの ほうから 西北の 日本海に むかって、金沢の まちを はさみこむ ように して ふたつの かわが ながれる。みぎを 浅野川と いい、ひだりを 犀川と いうのだが、北鉄金沢駅から その 浅野川ぞいを 北上し 日本海に ほどちかい 内灘駅に たっするのが 浅野川線だ。

北鉄金沢駅 いりぐち 北鉄金沢駅 改札ぐち 北鉄金沢駅の ある 地下ひろばから JR 金沢駅に あがる 階段
北鉄金沢駅 いりぐち
北鉄金沢駅 改札ぐち
JR 金沢駅に あがる 階段

2月 なのか あさ、金沢えきまえの ホテルを でて 北鉄金沢駅に むかう。JR 金沢駅の すぐ ちかくに ある はずなのに みあたらんので、とりあえず めに はいった 北鉄駅前センターで 鉄道全線1日フリー乗車券を かう。1,000円。駅の ばしょを たずねると、この したに あるとの こと。なんと 北鉄金沢駅は 地下駅だったのだ。すぐ ちかくの 歩道に ある 連絡階段で 地下ひろばに おりると、その 一角に 1面 2線の 近代的な 北鉄金沢駅が ある。おりた 階段とは べつ方向の 階段を あがると JR金沢駅にも いける ように なっとる。

北鉄金沢駅を 出発する まえの 電車 出発まえの 電車の なか
北鉄金沢駅を 出発する まえの 電車
出発まえの 電車の なか
北鉄金沢駅に かえって きた 電車 1面 2線の 北鉄金沢駅
北鉄金沢駅に かえって きた 電車
1面 2線の 北鉄金沢駅

改札を はいる。石川線を はしる 東急がたの ものとは ちがい、浅野川線の 電車は 独特の かたちを して おり、うれしく なる。改札を でて くる ひとは そこそこ おったのに たいして、郊外に むかう この 2両編成の 車内の ベンチシートに 乗客は すくない。あさの この 時間帯で ある ことを かんがえれば あたりまえだが。8時 36分、出発。

北鉄金沢駅を でて すこし すると 地上に でる
北鉄金沢駅を でて すこし すると 地上に でる

わずかの 地下区間を おえ 地上に でると、きのう ふりつもった ゆきが まばゆい。

最初の 七ツ屋駅を すぎた あたり
最初の 七ツ屋駅を すぎた あたり

浅野川ぞいを はしると いっても すぐ わきを はしる わけでは なく、沿線に みえるのは 住宅街だ。駅は どの 駅も コンパクトで、ホームの ながさわは 2両の 車両が ぎりぎり とまれるのみだ。また、起点の 北鉄金沢駅と 終点の 内灘駅を のぞいて 無人駅と なる。

中間の 三ツ屋駅で 反対電車と すれちがい
中間の 三ツ屋駅で 反対電車と すれちがい

全線単線の 浅野川線だが、中間の 三ツ屋駅のみ 相対式の 2面 2線と なって おり、ここで 反対電車と すれちがう。

終点の 内灘駅
終点の 内灘駅

おおきな いりえを わたると まもなく 終点の 内灘駅に つくが、併設の 電車基地が たのもしい。

内灘駅の 駅舎 北陸鉄道 鉄道線全線1日フリー乗車券 (おもて) 北陸鉄道 鉄道線全線1日フリー乗車券 (うら)
内灘駅の 駅舎
北陸鉄道 鉄道線全線1日フリー乗車券 (うらおもて)

8時 53分、内灘駅 到着。ここまでの 所要時間 17分で、表定速度は 24.0キロと きわめて おそいのだが、6.8キロと いう みじかい 区間に 12もの 駅が ある ことを かんがえれば しょうがない。バスには ない 定時性を よろこぶべきと おもう。

また、石川線野町駅も そうだったのだが、この 内灘駅も バスステーションを 併設して おり、北陸鉄道が 会社と して 積極的に 電車−バス連携を はかる 姿勢には 好感が もてる。

内灘駅での 数分の 滞在を おえ、9:00 発の 電車に のる。きた ときよりも おおくの 乗客で 車内は にぎやかだ。9時 17分、北鉄金沢駅に 到着。団体に おいつくべく、城下まち金沢周遊バス1日フリー乗車券で 金沢城を めざす。



(さんこう)