まんだ 線路が あるのに・・・ 〜北陸鉄道 石川線〜

2月 なのか、北陸鉄道 石川線を たずねた。やどの ある 金沢から 西金沢まで JR 北陸本線で いき、隣接する 新西金沢北陸鉄道に のりかえる。まったく ひとけは なく、のりかえ駅の 機能は はたされとらん ようだ。


▽ 新西金沢に 進入して くる 電車


新西金沢に 進入して くる 電車

▽ 新西金沢の ホーム


新西金沢の ホーム

13時 53分 新西金沢発の 電車で いったん 金沢方面に もどる。電車は 2両編成で べんとうばこがたの 東急の ものだ。ベンチシートに 乗客は まばらだが、としわかい アテンダントが 同乗し、きっぷの ない ひとは ないかとか おたずねは ないかとか きいて 車内を まわり、たしょうの はなやかさを そえる。


▽ 野町の 駅舎


野町の 駅舎

13時 58分 野町(のまち)に 到着。よそものは あたまの 「の」に アクセントを おいて しまうが、ただしくは アクセント なしに フラットに 発音する。ここは 金沢の 市街地の みなみの はずれに あり、ここから 犀川を わたり 片町、香林坊などの 繁華街を とおり JR 金沢まで 北陸鉄道の バスが 連絡する。駅舎は バスステーションと 併用の りっぱな ものだ。


到着の 電車は すぐさま おりかえして、14時 3分 発 鶴来(つるぎ)いきと なる。きのうからの ゆきげしきの なか、単線の 線路を 電車は みなみに むかう。額住宅前(ぬかじゅうたくまえ)と いう かわった なまえの 駅で すれちがいを すると、沿線の 住宅が しだいに へって いく ぶん 銀世界が ひろがる。ゆきを いただいた とおくの やまやまも まぢかと なり、めを たのしませて くれる。


車中、もどりの 電車から JR 金沢への アクセスを アテンダントに たずねる。新西金沢で JR 北陸本線に のりかえるには 少々 まち時間が できるが、野町まで いけば まを おかずに おなじ 北陸鉄道の バスに のりつげる ことを たしかめた。


▽ 鶴来 てまえの 留置電車群


鶴来 てまえの 留置電車群

▽ 鶴来に 到着した 電車


鶴来に 到着した 電車

▽ 鶴来の さきまで のこっとる 線路


鶴来の さきまで のこっとる 線路

14時 32分、鶴来に つく。その さきを みると まんだ 線路が ある。去年の 10月 31日までは、この さき 加賀一宮までの 2.1キロも 営業区間だっただ。駅員に きくと、おおむかしには さらに ここから 能美線(のみせん)と いう 路線も 分岐しとったそうで、ここ 鶴来は 交通の 結節点だった。


▽ 鶴来の 駅舎


鶴来の 駅舎

▽ 鶴来の 改札ぐち


鶴来の 改札ぐち

駅舎は 風格を かんじさせる もので、鉄道に かける 往時の いきごみを いまに つたえる。


▽ 鶴来に 停車中の 野町いき電車


鶴来に 停車中の 野町いき電車

▽ 野町いき電車の まえで 記念撮影


野町いき電車の まえで 記念撮影

15時 5分 発の 野町いき電車で 鶴来から 金沢に もどることに する。のりこんで くる アテンダントは、これまでと おなじ ひとだった。出発までの みじかい 時間だったが、記念写真の 撮影を して もらった。


15時 34分 野町に つく。アテンダントに 礼を いい、まっとった バスに のる。新西金沢での 電車のりかえでは なく、ここ 野町での バスのりかえが のりつぎの 主要ルートで ある ことを 実感する。すぐさま バスは 発車し、繁華街での 乗客の のりおりを へて、JR 金沢に つく。




(さんこう)

(ついか)