リニア飯田駅総決起大会！　〜長野県全体もみなみアルプスルートになびくか〜

伊那谷ルート（Ｂルート）と
みなみアルプスルート（Ｃルート）

開業予定が 2年おくれになっちゃったリニア中央新幹線だけど、飯田はおおいにもりあがっとる。まあはい 3月から市民募金がはじまり、あさって 5月ようかには総決起大会もひらかれるという。

一方で、県議会が伊那谷ルート（Ｂルート）をもとめる決議案を可決したほどの長野県だけど、県内の意見もちょっとづつみなみアルプスルート（Ｃルート）にかたむきつつあるようで、これも飯田にはおいかぜだ。

リニア駅設置へ論議のば計画　〜飯田市〜
5月ようかに総決起大会

飯田地方の地図

リニア中央新幹線構想で、飯田市は 4月 13日、「飯田駅」設置を前提にした地域の将来像について、飯田下伊那地方*1の住民や有識者らをまじえて議論する「リニア将来構想検討会議」を 5月中にも設置するとあきらかにした。5月ようかには、リニア中央新幹線と「飯田駅」の実現をめざし総決起大会をひらくことも報告。国土交通省の交通政策審議会鉄道部会でルートをふくむ整備計画の議論がはじまったのをうけ、駅設置にむけた機運をたかめる。

4月 13日に市役所でひらかれた飯田市議会リニア推進対策特別委員会で飯田市がわがあきらかにした。飯田市企画部は、検討会議に参加する有識者らの人選をすすめとると説明。4グループほどの作業部会をもうけるかんがえで、リニア駅の設置を前提に、まちづくりや地域振興などをさぐっていく。飯田市がわは、おおまかな将来像を「あきぐらいまでにまとめておく必要がある」としとる。

総決起大会は、リニア中央新幹線建設促進飯伊地区期成同盟会*2 （会長＝牧野光朗飯田市長）が主催し、飯田市の飯田文化会館で開催。じもと市町村長や議員、経済界、地域住民ら約 1,400人の出席を想定しとる。日本政策投資銀行地域企画部の藻谷浩介参事役の基調講演にくわえ、パネル討論なども予定する。

特別委員会で飯田市がわは、飯伊地方*3では講演会やシンポジウムをつうじて「市町村住民の（リニア中央新幹線への）関心はたかまりつつある」と説明。リニア開通をみすえた地域づくりについて住民らがかんがえる機会に位置づけたいかんがえだ。

信濃毎日新聞［信毎web］　リニア駅設置へ論議の場計画　飯田市　８日に総決起大会｜4月14日（水）

リニアＣルート支持が拡大　〜長野県世論調査協会しらべ〜

社団法人長野県世論調査協会によると、リニア中央新幹線の長野県内通過ルートに関する質問にたいし、伊那市と駒ヶ根市では、みなみアルプスをつらぬくＣルート支持が伊那谷をとおるＢルートをはじめてうわまわった。

調査は、4月ここのかから 12日にかけ、長野県内にすむ 20才以上を対象におこなわれ、男女あわせて 800人から回答があった。

長野県リニア中央新幹線関連地域の地図

「リニア中央新幹線のどのルートがいいか」という質問にたいし、伊那市と駒ヶ根市では、伊那谷をとおるＢルート支持が 36.6％、みなみアルプスをつらぬくＣルート支持が 39％で、Ｃルート支持がＢルート支持をうわまわった。

1年まえの調査結果と比較すると、Ｂルート支持が 60％から 4わりほど減少した。一方、Ｃルート支持は、22.5％から 39％と 2倍ちかく増加した。

長野県全体では、Ｂルートが 35.4％、Ｃルートが 34.4％と拮抗した。

いなまい・ドットコム　リニアCルート支持が拡大｜2010/4/23

これで、国土交通省の交通政策審議会の議論もＣルートに収束するか。

（さんこう）

飯伊地域 - Wikipedia

飯伊地域（はんいちいき）は、長野県南信地方の飯田市を中心とした地域のことをさす名称で、長野県を 10地域にわけるときにもちいられる。飯伊地方、飯田地域、飯田地方、下伊那地域、下伊那地方、南信州とよばれることもある。

発足当時の下伊那郡の範囲と南信州広域連合の範囲に一致する。人口は 172,921人（2008年 1月現在）。

【該当市町村】
飯田市、下伊那郡：阿南町、高森町、松川町、阿智村、売木村、大鹿村、下條村、喬木村、天龍村、豊丘村、根羽村、平谷村、泰阜村