特急サザン、しんがたに！ - あきひこゆめてつどう

南海にはなんかいものったことがない。

南海サザン（新） 12000系

学生のときにバドミントンのしあいで羽衣駅（はごろもえき）か高師浜駅（たかしのはまえき）のへんの体育館にいったときも、国鉄阪和線でいったのか南海でいったのかおぼえとらん。和歌山大学にもしあいにいっとるだけど、それもどっちでいったのかおぼえとらん。

はっきり南海にのったっていうのは社会人になってからだ。1回は関西国際空港にいったときで、鉄人 28号特急のラピートにのった。あと 1回が仁徳天皇陵をみにいったときで、難波から高野線のふつうの電車にのって三国ヶ丘でおりた。

ところで南海っていうなまえの由来だ。南海道にむかっていくで南海っていうなまえをつけた。東海道や北陸道とならぶひとつの「道（どう）」で、いまの県でいうと和歌山県から四国の 4県の範囲が南海道になる。もちろん四国まで南海の線路がいっとるわけじゃないけど、本線が和歌山市、高野線が高野山とともに和歌山県までいっとる。

ちなみに、むかしは大和、山城、摂津、河内、和泉のいつつのくにを五畿（ごき）っていって、そのほかの全国の地域を七道（しちどう）にわけとった。

はなしはもどる。

南海のいつつある特急のうち、本線を難波から和歌山までいくやつがサザンだ。

いつつの南海特急

ラピート	サザン（旧）	こうや	りんかん	天空

うえのサザンは現行の 10000系だけど、これがことしのあきぐらいからしんがたの 12000系にかわる。

〔南海、特急サザン用 12000系を導入〕

南海は 1月 17日、特急サザン用のしんがた 12000系車両 2編成を、このあきをめどに導入することを発表した。投資額は 13億円超のみこみとのこと。

サザン（新） 12000系の外観と、天井に空気清浄器のついた車内

12000系は 4両編成で、ことしのあきごろから難波−和歌山市・和歌山港間の特急サザンの座席指定車両として運行。

シャープの空中除菌技術「プラズマクラスター」を車内の上方に 1両あたり 9台から 12台とりつけて、ウイルスの作用をおさえてカビ菌などを分解、除去できるようにする。
喫煙車両ではなく通常の車両に空気清浄機を導入するのは、関西のおおて私鉄でははじめて。

また、座席はばをひろげて、座席ちかくにＡＣ電源も設置する。

さらに、男性用トイレには、みずでながさず、アルコールなどが成分の特殊な液体でにおいをふせぐ無水小便器を、全国の私鉄車両ではじめて導入する。

車体のデザインは、「ミナミへあたらしいなみをおこす」をコンセプトに、ブルーとオレンジをつかいなみをイメージしたものとする。現行のサザンよりまるみをもたせた外観で、車体を軽量ステンレスにすることなどで年約 440トンの二酸化炭素削減効果もみこむ。

特急サザンは、自由席車両 4両を連結した 8両編成で運転しとる。現在の座席指定車両は特急がたの 10000系で、自由席車両には通勤がたの 7000系や 7100系が使用されとる。座席指定車両に乗車するには指定券の 500円が必要だけど、自由席車両の特別料金は不要。しんがたの 12000系は、現在の 10000系にかわる車両となる。

〔南海特急サザン用12000系を導入 - 鉄道コム｜2011年1月18日（火）17時17分〕
〔asahi.com（朝日新聞社）：南海特急に空気清浄機　関西大手私鉄で初 - 関西交通・旅ニュース｜2011年1月18日〕