あきひこゆめてつどう

三岐鉄道脱線事故で一部区間をバス代行輸送

さんぎてつどう

きのう近鉄名古屋線で近鉄富田（きんてつとみだ）をとおったとき、「三岐線のりかえになります」っていうアナウンスをきいて、「ああ、ほういやあ、ことしのはじめに三岐線にのりにきただったな〜」ってなつかしくなっただけど、つづくアナウンスで「東藤原（ひがしふじわら）と西藤原（にしふじわら）のあいだはバス代行輸送になります」ってきいて、ついこないだの脱線事故のことをおもいだした。

2012年 6月 27日三岐鉄道三岐線脱線事故

近鉄富田（きんてつとみだ）から西藤原までの 26.6キロをむすぶ三岐線の東藤原駅で、2012年 6月 27日に貨物列車をけん引しとった電気機関車が脱線。
東藤原駅（2012年 1月ようかさつえい）
げんばは傾斜のあるカーブいりぐちに設置された分岐器付近だけど、ことし 2月ようかにもおんなじとこで電気機関車が脱線しとる。
脱線したかしょは国土交通省の安全基準をみたしとらんくて、三岐鉄道は 2013年度に改修工事をする予定だった。改修工事の内容はげんばのカーブの半径をおおきくすることやさいしんがたの分岐器の導入、車両を安定させるためにレールをおもくすることなど。2012年度は測量をやっとって、さらに設計をやる予定になっとる。
運輸安全委員会は 2012年 6月 28日、事故につながるおそれがあったトラブルだとして、鉄道事故調査官ふたりをげんちに派遣して本格的な調査をはじめた。
三岐鉄道は去年、げんばのレールやまくらぎを交換しとったため、部品の劣化が原因とはかんがえづらいってしとる。

（まいにちとさんけいより）

脱線事故のあとのバス代行輸送

6月 27日の脱線事故から 6月 30日まで
「伊勢治田（いせはった）から西藤原のあいだでバス代行輸送」
7月ついたちからとうぶんのあいだ
「区間を縮小し、東藤原から西藤原のあいだでバス代行輸送」
三岐鉄道路線図
- 復旧が完了するまでのとうぶんのあいだは、バス代行輸送を継続することとなりますので、あらかじめご了承ねがいます。
- 乗客のみなさまには長期間にわたる運行休止により、たいへんごめいわくをおかけいたしますことをふかくおわびもうしあげますとともに、こんかいの事故により、乗客のみなさまだけでなく、関係各方面に多大なご心配とごめいわくをおかけいたしておりますことを、あわせておわびもうしあげます。

（三岐鉄道ホームページより）

じつは三岐線は去年も台風被害をうけて、保々（ほぼ）と梅戸井（うめどい）のあいだでバス代行輸送をしいられとる。ほのときは 2か月ほどで鉄道の運行再開にこぎつけたわけだけど、こんかいもはよ再開できるよう線路の復旧をがんばってやらんといかんね。

（さんこう）