野田線でいいて

東武の線に野田線(のだせん)っていう線がある。東京を中心にみたてて、半環状にのびる線で、JR宇都宮線(うつのみやせん)と連絡する大宮(おおみや)を起点にみぎまわりに、東武スカイツリーラインと接続する春日部(かすかべ)、中間駅の野田市(のだし)、つくばエクスプレスと連絡する流山おおたかの森(ながれやまおおたかのもり)、JR常磐線(じょうばんせん)と連絡する柏(かしわ)、新京成(しんけいせい)と北総鉄道(ほくそうてつどう)のふたつの線と連絡する新鎌ヶ谷(しんかまがや)を経由し、終点でありJR総武線と連絡する船橋(ふなばし)にいたる全長62.7キロの線だ。

東武 野田線 路線図
東武 野田線 路線図

この野田線にはいっかいだけ、流山おおたかの森から船橋までの24.3キロをのったことがあるだけど、のるまえの「こんなローカル線、みじかい編成の電車がちょろちょろはしるだけの線だらあ」っていう予想をうらぎり、6両編成の堂々たる電車が10分間隔ではしっとることにおどろいたもんだ。東京はいなかにいってもすごい。柏や船橋なんか、わが愛知県の感覚でいったら、えらい都会だったよ。

ところでこの野田線が、こんげつ2014年4月から「アーバンパークライン」ってなまえをかえて、えらいひんしゅくをかっとるだげな。ほやほだよな。こいじゃあ、どこはしっとる線かわからんもん。野田線でいいて。


(さんこう)