岐阜につながる鉄道のうつりかわり 3.市内線の延伸と高富線の開業

岐阜につながる鉄道のうつりかわり 3.市内線の延伸と高富線の開業
△ 岐阜につながる鉄道のうつりかわり 3.市内線の延伸と高富線の開業

3回めのこんかいは、1912年の市内線の延伸と1913年の高富線(たかとみせん)の開業。高富線の開業は長良軽便鉄道(ながらけいべんてつどう)によるもんで、市内線と美濃町線を開業させた美濃電気軌道につぐ2番めの私鉄の登場になる。

市内線の延伸
1912年8月28日、美濃電気軌道が本町(ほんまち)-長良橋(ながらばし)間を開業。長良橋のえきは長良川にかかる長良橋のみなみづめにあって、前年のうちに開業しとった岐阜駅前-本町間とあわせて、岐阜の市街地を南北につらぬく路面電車の完成となる。

高富線の開業
1913年12月25日、長良軽便鉄道が長良北町(ながらきたまち)-高富(たかとみ)間を開業。軌間は市内線におなじく1067ミリの狭軌だけど、車両は木製単車。これが高富線の最終形で、岐阜からきたに、長良川支流の鳥羽川(とばがわ)上流につながる鉄道が完成。終点の高富はいまの山県市(やまがたし)の中心になるまちだけど、えきができたばしょはまちのてまえにとどまる。2年后に市内線が長良北町まで延伸してきて、高富線と接続。


(さんこう)