兵庫県の はなしだ。まえに、三木鉄道が 廃止に なった ことや 北条鉄道が あかじ べらしに 苦労しとる ことを かいた ことが あるが、みなとまち 神戸から その あたりに いたる 鉄道が 神戸電鉄 粟生線だ。北条鉄道の いきのこり策と して、粟生線への のりいれを 提言したりも した。
粟生線は、神戸電鉄 本線から 分岐する 鈴蘭台を 起点と し、終点の 粟生に いたる 29.2キロだが、運行上は 神戸高速線 新開地−湊川間の 0.4キロと 本線の 湊川−鈴蘭台間 7.5キロを くわえた、延長 37.1キロが 実質的な 路線長と なる。わが 碧海古井から 名鉄名古屋までが 35.4キロなので だいたい おんなじ ぐらいの 距離だ。
発 | 着 | 距離 | 所要時間 | 表定速度 | 料金 | そのほか |
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新開地 12:22 |
13:29 粟生 |
37.1km | 1時間 7分 | 33.2km/h | 770円 | のりかえ なし |
運行本数を みて みると、終点の 粟生まで いく ものが 1時間に 2本と、終点より やや てまえの 小野 どまりの ものが 1時間に 2本 あり、合計 1時間に 4本 あるので 不足は ない。ただ、速達 電車が ほとんど ないのが くるしい ところかも しれん。運行例で いくと、表定速度は わずか 時速 33.2キロで あり まるで 気動車で 運行する 三セク 鉄道 なみの おそさだ。料金の 770円は そこそこと いう ところか。ただ、始発の 新開地が 都心で ある 三宮から 3キロ にしに あるので、そこから 粟生 方面に いこうと したら、いったん 阪神か 阪急に のって また のりかえにゃ いかんと いう 不便は ある。
こんな 粟生線だが、6月 18日、2008年度の 輸送人員が 12年 連続で 減少した ことが あきらかに された。
2008年度の 粟生線の 年間 輸送 人員は、前年度より 14万人 へって 729万人で あり、ピークだった 1992年度の 1,420万人から くらべると 半減しとる。これまでにも、各種 企画 乗車券の 発売や ハイキングの 実施を おこない、また、ことしの 3月には、阪神 なんば線 開業に あわせた ダイヤ 改正を おこなったり、新開地や 三田(さんだ)、粟生(あお) などの のりかえ 駅で 他社 線との 接続 改善を はかったり しとるそうだが、どうやら 粟生線と 競合する 神姫バス 恵比須快速線が 強敵と なっとるらしい。
- 新開地駅での のりかえが なく 三宮駅に 直通する。
- 三木市の ニュータウン エリア内を とおりぬける ため 自宅 そばに バス停が ある。
- 料金が 神戸鉄道経由で 三宮駅に でるより わりやすで ある。
- 座席定員制で 全員 着席で ある。
なるほど、これなら 神戸電鉄の 苦戦も むべなるかなだ。
2004年度からは くにや 兵庫県、神戸市、三木市、小野市など 沿線自治体から 補助金を うけて かろうじて 路線を 維持しとる 状況に あるそうだが〔ウィキペディア〕、神戸電鉄 ウェブサイト内に 「粟生線活性化の取り組み」コーナーを もうけて 劣勢挽回を はかる 姿勢を しめしとる。
今後の なりゆきに 注目したい。
(さんこう)