まえの ブログで 「2009年度決算も あかじの みとおし」と かいただけど、さいきんの うごきを みて みた。
1.「鉄道事業再構築実施計画」の 認定が 内定
三陸鉄道の 経営改善を はかる 計画が、くにから 認定される ことが 内定した。地域公共交通の 再生を 支援する くにの 制度が 適用される。改修など 設備投資費への くにの 補助金が 優先的に うけられ、線路の しきちの 所有権を 沿線 市町村に うつして 固定資産税を 軽減する。この 制度の 認定は 福井鉄道、若桜鉄道 （わかさてつどう）に つぎ、全国で 3例め。
三陸鉄道は、宮古 （みやこ）−久慈 （くじ）間の 北リアス線 71.0キロと、釜石−盛 （さかり）間 36.6キロの 南リアス線を 運行する。2008年度の 利用客数は 約 98万人。ピークだった 開業時の 1974年度の 約 287万人に くらべ、3分の 1 ちかくまで へっとる。
2008年 12月に 三陸鉄道の とりしまりやく会で 承認された 改定経営改善計画では、自動列車停止装置 （ＡＴＳ）などの 安全性向上整備や、トンネルや はしの 劣化、車両の 老朽化などへの 対策に、2009年度から 5年間で 総額 11億 5,800万円が かかると された。
認定に より、この 3分の 1を くにが 補助し、のこりは 岩手県と 12の 関係 市町村が 分担する。くにの 補助金の 財源は、くにが 地方の 中小鉄道の 近代化への 財政支援を する 「鉄道軌道輸送高度化事業費」。認定を うけた 鉄道会社は 優先的に この 事業費から 補助金を うけられる。
さらに、新駅の 建設や 駅の 改修、鉄道施設の 維持管理などに 予定しとる 約 9億円の 費用は 岩手県と 関係 市町村が 負担し、三陸鉄道は 運行に 専念できる しくみに なる。
また、南北リアス線の 線路しきち（約 89.7ヘクタール）の 所有権を 沿線 8市町村に うつした うえで、市町村が 無償貸与する この しきちを つかって 三陸鉄道が 列車を 運行する ことに なる。
列車 運行と しきち 所有を わける 「上下分離」方式で、三陸鉄道は これまで しはらって きた 線路しきちの 固定資産税 年額 約 240万円を しはらわんくて すむ ように なる。
三陸鉄道の 経営状態は、2009年度決算の みとおしで 経常損失が 1億 4,310万円の あかじの みこみ。燃料の 軽油価格の 下落などで、2008年 12月の 経営改善計画時より、あかじは 1,716万円 へる みこみと いう。
こんかいの 認定で 三陸鉄道の 負担は 軽減される ことに なるけど、鳩山政権で くにの 予算の むだを あらいだす きびしい 事業しわけが おこなわれる なか、関係者からは 2010年度 以降、くにの 補助金などが どう なるか 心配する こえも あがる。三陸鉄道の 山口社長は 「（経営改善は） 計画どおり きちんと やらんと いかん。ただ、事業しわけに より （くにの 補助が） 今後も 確実に おこなわれるかが 心配」と はなす。
2.くにが 認定書 交付
国土交通省は 2009年 11月 30日、あかじ経営が つづく 三セク 三陸鉄道の 経営 改善を はかる 「鉄道事業再構築実施計画」の 認定書を 交付した。
この 認定で、三陸鉄道は 今後 5年間に 必要な 設備投資費 計 11億 5,800万円の うち、3分の 1に あたる 計 3億 8千万円が くにから 優先的に 補助される。また、関係 市町村と 岩手県は、これまで 決算ごとに あかじ補てんして きたのを やめ、設備維持補助金と して 新年度に 一括 交付すると いう。
岩手県の 試算に よると、認定を うけた ことに よる 効果は、2008年に 三陸鉄道の とりしまりやく会で 承認された 2013年度までの 5年間の 経営改善計画より、輸送人員で 約 17万 2千人 ふえ、5年間の 利益も 約 4,800万円 おおい 6,400万円に なる みこみと いう。
（ねたもと）
mytown.asahi.com｜三陸鉄道再構築 国が認定書交付-マイタウン岩手｜2009年12月01日
3.三陸鉄道が リッチな 非常食 発売 〜短角牛スープ、雑穀リゾットなど〜
- 2009年 12月、災害などに そなえる かんづめセット 「美味非常食」の 販売を はじめた。
被災時でも おいしく たべられる ように 岩手県産 食材を ふんだんに 使用、あじに こだわった 豪華版の 商品に しあげた。三陸鉄道は 「お歳暮用にも 最適」と 「常食」と しての うりあげ アップも ねらっとる。
三陸鉄道が 販売する 「美味非常食」 （よみうり） - 「美味非常食」は、かんづめ 6個、ミネラルウオーターの ペットボトル （５００ミリリットル） 2本、スプーンや おしぼり いりで、1セット 5,000円。
分量は おとな 2食分で、かんづめは、久慈産の 短角牛を にこんだ スープ 「菜園風ミネストローネ」や、軽米産 （かるまいさん）の 雑穀 いりの 「カニと卵のリゾット」など 6種類 あり、ふだんの 食卓でも たのしめる。
非常時の 実用性を 重視し、かんきり なしで あけれる。商品を つめこんだ パッケージの はこ （縦 27センチ、よこ 35センチ）は、簡易テーブルと しても 使用できる ように した。 - 岩手県内では 2008年、2度の おおきな 地震に みまわれた。三陸鉄道は 「災害時の 最大の 不安が 食事。そんな 非常時に、おいしく たべれる かんづめが あっても いいと かんがえた」と 発案 理由を 説明する。
4.三陸鉄道 利用者 90万人われへ
- 三陸鉄道は 3月 29日、2009年度の 決算みこみなどを 報告。
ことし 2月までの 利用者数が 83万 9,927人に とどまり、年間 利用者が 90万人を わる みとおし。2009年 3月期の 経常損失が 1億 4,757万円と なり、16年 連続の あかじに なる みこみ。 - 三陸鉄道の 利用者は 2008年度、はじめて 100万人を わった。少子化に よる 通学定期での 乗車人数 減少 （※ 県立高校の 再編も あり）や 昨年 9月 以降の しんがたインフルエンザ 流行、チリ地震つなみなどに よる 観光客の キャンセルなどが 影響したと みとる。
- 2009年度の 鉄道事業収入は 最新の 営業計画より 約 2,890万円 すくない 3億 7,871万円で、経常収益も 前年度比 2.55％ 減の 4億 856万円だった。2009年度は 岩手県や 関係 12市町村から あかじ補てんが ある ため、当期損益は 1,055万円と 2年ぶりの くろじだけど、補てんは 今年度が 最後。
- 2010年度決算の みとおしは 宮古市 山口地区に、年間 4万 3,000人の 乗降客を みこむ 新駅を 10月に 開業したり、じもと企業などへの 営業強化を はかるなど し、経常収益を 2009年度より 4,553万円 ふやす 計画。
- 山口社長 談
「90万人われは ショックだけど、2010年度からは あかじ補てんが なくなるので しっかり 目標設定を 達成したい」「東北新幹線の 新青森 開業で、観光客が へる おそれも ある。きめこまかく とりくみ、団体客を ほりおこす」
- （ねたもと）
- asahi.com:三陸鉄道利用者90万人われへ-マイタウン岩手｜2010年03月30日
- 三陸鉄道：16年連続赤字 - 経常損失1億4,757万円／岩手 - 毎日jp（毎日新聞）｜2010年4月1日
5.三陸鉄道が 全国優秀賞 〜地旅大賞で 高評価〜
- 全国旅行業協会の 事務受託会社 全旅が 主催する 「第2回地旅大賞」で 三陸鉄道の 旅行プランが 大賞に つぐ 優秀賞に えらばれた。郷土料理づくりなど、地域と 連携した プランづくりが 評価された。
- 三陸鉄道が 企画した プランは 「いわて北さんりく暮らしと文化を訪ねて〜初めて来たのに懐かしい、そんな場所〜」。平庭高原の シラカバばやしを めぐる トレッキングや 久慈市 山形町の 郷土料理 「ほど餅」づくり体験などを もりこんだ。
田野畑村の 机浜番屋群では、じもと漁師に よる ガイドが おこなわれる ほか、三陸鉄道に 乗車し のぞむ 海岸の 景色も みどころと なる。この プランは 今後、商品化される みこみ。 - 地旅大賞は、住民主体の 体験交流がたや 地域の 物産を いかした 旅行商品が 対象で、全国から 137点の 応募が あった。鉄道事業者の 優秀賞 受賞は はじめて。
- この プランを 企画した 成ケ沢亨 三陸鉄道 ツーリストマネジャー 談
「じもとの ひとだけが しっとる ものが 全国に 評価された ことが うれしい。県北沿岸振興の 起爆剤に なれば」
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いまだ かつて なかった 高級非常食を 発明？したり、大賞を うける ような めあたらしい 旅行プランを 企画したり する ような 柔軟さが あるからこそ、くにから 「鉄道事業再構築実施計画」の 認定も もらえ 「上下」の うちの 「した」の 部分に 国費を いれて もらえる ように なった わけで、たいへんに よろこばしい ことだけど、ピークの 3分の 1にまで へっちゃった 利用者の かずを ちょっとでも 回復する ように これから がんばって ほしい。
（さんこう）
