2010年度 名鉄 設備投資計画 〔マナカが 中心〕

きのう 名鉄の 2010年度 設備投資計画が 発表された。総額は 14,645百万円と 前年度の 17,470百万円に くらべて マイナス 16.2%と おおはばな 減少だけど、開発事業の 1,654百万円と 事務事業の 58百万円を のぞいた 鉄道事業だけを とると 12,931百万円に なり、前年度の 13,825百万円に くらべて マイナス 6.5%と こはばな 減少に とどまる。

マナカの ロゴ
マナカの カード
名鉄が 導入する ICカード乗車券 「マナカ」

やっと 導入される ICカード乗車券 「マナカ」の 導入に 対応する ための 設備投資が 中心に なる みたいだけど、鉄道事業 12,931百万円の 内容を みて みよまい。



1.車両の 新造 516百万円

(前年度は 3,953百万円)

瀬戸線用 通勤がた 車両 4000系の 新造
瀬戸線の 車両 更新を はかる ため、この 線 専用の 通勤がた 車両 4000系を 4両 (4両 組成×1編成) 新造。
瀬戸線 4000系 車両 (名鉄)
瀬戸線 4000系 車両 (名鉄


2.サービス改善工事 8,747百万円

(前年度は 4,805百万円)

あ) ICカード乗車券 導入に むけた 駅務 機器と システムなどの 整備、改修
2011年 2月の ICカード乗車券 「マナカ」の 導入に 対応する ため、既存の 自動券売機や 自動改札機などの 駅務 機器を ICカード乗車券 対応に 整備すると ともに、耐用年数を 経過した 駅務 機器は ICカード乗車券 対応が 可能な ものへ 順次 更新する ほか、関連する 機器や システムの 改修、サーバーの 開発を 実施。
い) バリアフリー化を はじめと した 駅施設の 改良
〔2010年 末 エレベーター設置 完了 予定駅 いちらん〕
東岡崎 3基、新安城 4基、知立 (ちりゅう) 3基、国府宮 (こうのみや) 2基、大江 4基、青山 1基、犬山 3基、米野木 2基

すでに 新安城で はじまった バリアフリー化 工事
すでに 新安城で はじまった バリアフリー化 工事

「駅バリアフリー化整備5カ年計画」 最終 年度と なる 2010年度は、バリアフリー新法 対象駅と して 東岡崎など 計 8駅で 工事 完了を 予定。これで 2010年 末までに、バリアフリー新法 対象駅 79駅 (2008年度 末 現在)の うち、75駅に おいて 段差解消工事が 完了。
くわえて この 法律の 対象外で ある 米野木 (こめのき)に おいても バリアフリー化 工事を 実施。

東岡崎 橋上 改札ぐち 新設 工事 (名鉄
東岡崎 橋上 改札ぐち 新設 工事 (名鉄)

う) おもな 駅改良工事
東岡崎駅橋上駅化工事〕
岡崎市が すすめる 東岡崎駅周辺整備事業の 第1期工事と して、南北えきまえひろばから 利用 可能な 橋上改札ぐち新設工事に 着手。橋上改札ぐちは、現在の 駅舎の ひがしがわ (豊橋かた)に 設置する もので、バリアフリーに 対応する ほか エスカレーター 4基を 完備。竣工は 2012年度の 予定。
なお、この 事業の 一環で、2010年 末までに、きたがわ えきまえ ひろばと 各ホームを つなぐ エレベーター 計 3基と 多機能トイレを 整備し、暫定の 改札ぐちを きたがわの 地上部に 設置する 予定。

新舞子 改良 工事 (名鉄
新舞子 改良 工事 (名鉄)

常滑線 新舞子駅改良工事〕
知多市が すすめる 新舞子駅周辺整備事業に あわせ、昨年度の のぼり線 駅舎の 新築に ひきつづき、今年度は くだり線の 駅舎を たてかえる。







3.旅客安全・運転保安工事 3,668百万円

(前年度は 5,067百万円)

あ) ふみきりみち 保安設備の 新設、改良
ふみきりみちの 保安対策と して、ふみきりみちの 非常ボタン 新設 (23カ所) および ふみきり 閃光灯 増設 (2カ所) ならびに ふみきり遮断機 (10台)の 更新などを おこなう。
い) 車両の 改良
運転士が 線路 支障を 発見した ばあい、付近を 走行する ほかの 列車に 危険を しらせる 列車防護無線の 車上局を 55両に 設置。
また、異常時に 防護無線の 電源を 別電源に 自動的に きりかえる 自動給電器を 28両に 設置。
運転士が 運転 操作 不能に なった ばあいに 列車を 自動的に 停止させる 運転士異常時列車停止装置を 52両に 設置。
運転 状況を 記録する 運転状況記録装置を 50両に 設置。
ホームから 車両連結部への 転落 防止を はかる ため、固定連結部の 車体側面に 連結面転落防止ほろを 30連結面に 設置。
う) 土木施設の 改良
列車 走行音や 振動を 軽減する ための ロングレール化工事を 名古屋本線 男川−美合間など のべ 約 1.2kmで 実施。
え) 電気施設の 改良
安定した 電力供給を はかる ため、枇杷島変電所の 改良工事を はじめ、沿線 各所で 変成機器や 高圧遮断器など 電力設備の 更新、き電線の 増強、改良などを 実施。
お) 立体化
安全対策の 推進と 都市計画事業の 一環として、5カ所で 立体化 工事を 実施。

2010年度 立体化 工事 実施 かしょ
路線名 区間 距離
常滑線
河和線 (こうわせん)
新日鉄前−尾張横須賀間
太田川−高横須賀 (たかよこすか)間
2.0キロ
0.7キロ
名古屋本線
三河線
一ツ木 (ひとつぎ)−牛田間
重原−三河八橋間
2.6キロ
2.7キロ
瀬戸線 小幡 (おばた)−大森・金城学院前 1.9キロ
河和線 成岩 (ならわ)−上ゲ (あげ)間 1.6キロ
犬山線 石仏 (いしぼとけ)−江南間 1.8キロ


車両の 新造が 4両だけってのは ちょっと さびしい きも するけど、まちこがれた ICカード乗車券が 導入されるのは うれしい。そのほか、わが 西三河に かかわる ところで、新安城バリアフリー化や 東岡崎の 橋上駅化、知立の 高架化など たのしみな 事業も おおい。



(ねたもと、さんこう)