がんばれ筑豊電鉄 - らいねんからしんがた路面電車!

フェースブックともだちの投稿でほの存在をしった筑豊電鉄(ちくほうでんてつ)。起点は製鉄のまち北九州市のにしの拠点、黒崎(くろさき)で、終点は炭鉱のまち直方(のおがた)。黒崎駅前から筑豊直方まで16.0キロ、標準軌、全線複線、直流600V電化の路線だ。これもしらんかっただけど、北九州市にも西鉄の運行する北九州線っていう路線があって、むかしはこれともつながって小倉、門司方面にまでいけたらしい。また終点の筑豊直方からさきも、博多(はかた)までのばす計画があったってことにおどろく。

筑豊電鉄 路線図 (あきひこ)

筑豊電鉄 路線図 (あきひこ)

要は、筑豊電鉄ってのは大都市北九州から直方までのびる郊外路線なわけだけど、運行本数も、黒崎駅前からはひるまの時間帯で1時間に5本、通勤時間帯では最大1時間に10本、筑豊直方からでも平均して1時間に3本ていどと、わが予想に反してじゅうぶんな高頻度運行だ。

速度はどうか。この筑豊電鉄、むかしのりいれてきとった北九州線が路面電車だったこともあって、いまも路面電車がはしっとるだげな。表定速度をみてみると、全線16.0kmをだいたい33分ではしっとるで、計算すると時速29.1キロってことになって、やっぱりおそい。じつは、黒崎から直方まではJRでも折尾(おりお)まわりで鹿児島線筑豊線をのりついでいくことができて、このばあいだときょりも19.2キロとながくなるし、運行本数もずっとすくない。所要時間も、JRだと筑豊電鉄の33分よりおそいのもあるしはやいのもあるっていう状況だ。ただ、JR九州では黒崎から筑豊線篠栗線(ささぐりせん)を経由して博多にいたる経路に「福北ゆたか線」っていうなまえをつけて、直通の快速をはしらせたりしてきとるで、筑豊電鉄もうかうかしとれん。

ところで、ほんな危機を察してか、筑豊電鉄がしんがたの路面電車を導入する。

筑豊電鉄のしんがた路面電車(さんけい)
筑豊電鉄のしんがた路面電車(さんけい)

はしりはじめるのはらいねん2015年のはるからで、2018年まで1年に1編成づつ導入して4編成体制にするっていう。たのしみだね(^_^)


(さんこう)