ふるい電車をホームのまちあいしつに - 上信電鉄

ホームにまちあいしつがあるとたすかるよね～。とりわけ本州の地峡部であるわが東海地方は伊吹おろしがすごいいきおいでふきぬけるで、ほだ。JRのあんじょうえきなんか、まちあいしつがないだけじゃなくて、線路ののびる方向と伊吹おろしのふく方向がおんなじで、どえらいつらい。名鉄のしんあんじょうえきも名古屋本線はまちあいしつがあるのに、わが西尾線にはなくてつらい。西尾線のみなみあんじょうえきも、あがりホームには電熱器つきのまちあいしつがあるのに、さがりホームにはなくてつらい。

ところで、東海地方にまけずおとらずのつよいからっかぜで有名な群馬県で、上信電鉄の起点、高崎駅にふるい電車を改造したまちあいしつができるっていうはなしをきいた。

訓練生が廃車両をまちあいしつに改修中

群馬県立高崎産業技術専門校の訓練生たちが、高崎と下仁田（しもにた）をむすぶ上信電鉄のふるい車両を「まちあいしつ」に改修する作業をすすめとる。2015年3月とおかのひきわたしにむけ、作業はおいこみにはいった。
いまは上信電鉄高崎駅のホームにはベンチがあるだけだ。上信電鉄がわは「かぜのつよいひやあついひはもうしわけない」って、廃車両をまちあいしつにすることにした。沿線には世界遺産の富岡製糸場があり、観光客の利用もふえとる。
依頼された高崎産業技術専門校は、メタル技術科など全5科が協力しとる。120人の訓練生のうち90人が参加し、昨年2014年10月から座席の撤去やゆかみがきをはじめた。各科の専門性をいかし、テーブルをつくったり、塗装したりしとる。車内の側面に木材をとりつけた、すまいづくり科1年の栗原智佐紀さんは「くつろげるいやしの空間になり、電車のまち時間をすごしてもらえや」ってはなした。
上信電鉄は2015年3月とおか以降、電気をひいて自動販売機を設置する。えきホームわきの留置線に移動させ、2015年4月から「まちあいしつ」にする予定だ。なつにむけてエアコンもつけるっていう。