バス路線のなまえってのはわかりにくい。しんあんじょうからあんじょうえきまえをとおって更生病院にいくバス路線にあんじょう線っていうなまえがついとることは、いつもつかっとるひとでもしらんひとがおおいじゃないかな。ところで、じつはあんじょう市内にはこのあんじょう線のほか、名鉄のバス路線としては岡崎あんじょう線ってのがあるだけど、こないだ機会があってのってきた。あんじょう線からのりついでのってきただけど、あわせてほのようすを紹介する。
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しゅっぱつは更生病院。あさの通勤時間帯も最終盤、あんくるバスの南部線バス、ひだりまわり循環線バスにつづいてバスのりばにやってきた名鉄バスにのる。あんじょう線のバスだ。
あんじょう線バスは、モアイ交差点からまっすぐえきまえどおりをいく。
あんじょうえきまえにとうちゃく。バスをおりる。
こんどははんたいがわのバスのりばにいって、岡崎あんじょう線バスをまつ。
じきにやってきたバスにのったのはおれひとりで、定刻にあんじょうえきまえをしゅっぱつ。いや~、こいじゃあ本数がへるのもしょうがないか。むかしは1時間に2本あったものがいまじゃ1時間に1本しかないだ。まあ、ほいでもあんくるバスよりは高頻度だ。
朝日町(あさひまち)を通過。じつはあんくるバス安祥線の副経路もここをとおっとるだけど、バス停をおいてないのはふしぎだ。名鉄西尾線をくぐったとこでつぎの松井整形前(まついせいけいまえ)となり、ひとりのってくる。こちらは安祥線の副経路もバス停をおいとる。乗客ふたりとなったバスはJR東海道線をきたにわたって、東新田(ひがししんでん)、唐津(からつ)とすすみ、つぎの大岡(おおおか)でさっき松井整形前でのってきたおんなのひとがおりる。またひとりぼっちだ。しかし、このみじかい区間で利用者がおるってのはいいことだ。バスはのりおりがひんぱんにあってこそ、つかわれとるっていえる。高木町(たかぎちょう)、別郷(べつごう)、東別郷(ひがしべつごう)とすぎ、岡崎にはいる。本郷(ほんごう)のつぎ、北本郷(きたほんごう)で3人のってきて、いっきに車内がはなやぐ。ところで、バスは東新田からいっぽんみちでひがしにすすんできただけど、この道路をあんじょう街道っていう。要は岡崎のひとが主人公のことばで、このみちをいくとあんじょうにいけるよっていう意味だ。
北本郷(きたほんごう)をすぎるとじきに名鉄本線をきたにわたり、バスは国道1号線にあたり、これをみぎにまがる。
矢作口(やはぎぐち)、矢作(やはぎ)のつぎの矢作学校前(やはぎがっこうまえ)でふたりおりて、のこるもふたり。つぎの矢作橋(やはぎばし)でひとりのってきて、乗客3人となる。矢作のつくバス停ばっかりだけど、このあたりの地区名であり、わがあんじょうとおなじく碧海郡(へっかいぐん)に属す。岡崎は中心部をふくめて大部分が額田郡(ぬかたぐん)に属すだけど、碧海郡の一部も領土にふくめただ。
みぎに鉄橋をわたるあかい電車をみながら矢作川(やはぎがわ)をわたる。
板屋町口(いたやちょうぐち)のつぎの岡崎公園前(おかざきこうえんまえ)でバスをおり、あんじょうから岡崎までのたびをおえる。
(さんこう)