自動車っていうのりものはアメリカ以上に低稼働な資本財になっとる??

にっけいの記事のなかにあったこのことばにはっとした。「自動車っていうのりものはアメリカ以上に低稼働な資本財になっとる」って。

かきだしはフォードのにほん撤退からはじまる。年間5千台しかうれやへんのに、型式認証やらなんやら輸入にともなうめんどくさいてつづきなんかやっとれるか!ってことで撤退がきまったらしい。ここで記事ではフォードのこころがわりに注目する。さいきん、フォードはアマゾンやらグーグルやら、自動車関連企業じゃない企業となかよくしとるだけど、ひょっとしてクルマづくりの会社から「移動」に関するサービスをおこなう会社に転換せえとしとるじゃないかって。移動サービス会社っていうかんがえは、まあはいGMダイムラーBMWの幹部なんかももっとるともいう。

ここでにほんがでてくるだけど、みずほ銀行のひとの指摘した内容が冒頭の「自動車っていうのりものはアメリカ以上に低稼働な資本財になっとる」っていうことばだ。にほんの1日あたりのクルマの平均稼働時間は28分から37分で、乗車人数も1.3人とのこと。記事は、「カーシェアーやシェアーライドでじゅうぶんだ」っていう世代が運転年令人口で大多数にたっしたら、にほんの自動車メーカーもクルマづくり重視のままじゃおれんくなるってつづく。なるほどね、クルマ社会全盛のわがあんじょうじゃあんまりかんがえにくいけど、全国的にはわかもののクルマばなれが着実に進行しとるだね。

電車派のおれとしては、クルマが低稼働な資本財になったっていうなら、公共交通機関に転換しよまい!っていいたいとこだけど、まあ、土地利用の現状からしてクルマにたよらざるをえんひとたちがおることも事実で、とりあえずはクルマ社会がどんなふうにかわっていくのか注目したい。


(さんこう)