とうかいどうもとじゅくをあるく

2025.6.20 (6) もとじゅくひがしのはし - かぶきもん 1880-1500

とうかいどうもとじゅくをあるいてみる。「じゅく」はついとるけどしゅくばまちじゃないもとじゅくのまちをひがしのはしからにしのはしまであるいてみる。これまでにもとちゅうとちゅうをみたりあるいたりしたことはあるだけど、こんかいはぜんぶのくかんをとおしであるいてみる。

〔えきからひがしのはしまで〕
〔とうかいどうもとじゅくのまちをひがしのはしからにしのはしまでいく〕

◇            ◇

えきからひがしのはしまで

もとじゅくのえきででんしゃをおりて、こくどう1ごうせんのきたがわほどうをひがしにいく。えきからみなみにこくどう1ごうせんよこぎってとうかいどうにでることもできるだけど、あくまでもとじゅくのまちのひがしのはしからとうかいどうにはいっていきたいってことで、とうかいどうとならぶこくどう1ごうせんをひがしにいく。すぐひだりにめいてつなごやほんせんをみながらひがしにいく。

はっちがわもとじゅくばしをわたる。

ひだり、せんろとのあいだにかーさでるそるってなまえのあぱーと。

しんはこねいりぐちこうさてんをいく。ここまでくるととうかいどうは、こくどう1ごうせんのはんたいがわにくっついとる。しんはこねってのは、もとじゅくからはっちざかとんねるをぬけてがまごおりへでるまがりくねったやまみちを、はこねになぞらえてつけたなまえだ。

せんろわきにしゃしんかのせいねんをみつける。すれちがいざまにぺこってあたまをさげてくれる。れいぎただしいせいねんだ。

2025.6.20 (2) もとじゅく△ - しんうぬまいきかいそくとっきゅう 2016-1490

とつぜんめのまえにでんしゃがあらわれる。しんうぬまいきかいそくとっきゅうのこおろぎとそうだ。

もとじゅくまちふかだこうさてんで、こくどう1ごうせんのはんたいがわにわたる。ほこがもとじゅくのまちのひがしのはしだ。このこうさてんからひがしはまあはいながさわのまちになる。

とうかいどうもとじゅくのまちをひがしのはしからにしのはしまでいく

2025.6.20 (4) もとじゅく - ひがしのはし 1800-1200

さて、もとじゅくのまちのひがしのはしからとうかいどうをにしにいく。しばらくみぎにこくどう1ごうせんがくっついたじょうたいでいく。おかげでみぎがわにやなみはない。

2025.6.20 (3) もとじゅくひがしはし - もとじゅくのいしぶみ 2160-1520

はいってすぐみぎに「しぜんとれきしをはぐくむまち|もとじゅく」のいしぶみ。ただ、これはこくどう1ごうせんのほうをむいとって、とうかいどうをあるくひとからはうらがわしかみえんのがざんねんだ。

2025.6.20 (5) 「これよりにしもとじゅくむら」 2300-1640

ちょこっといって、みぎに「これよりにしもとじゅくむら」のかんばん。かいてあることをかんたんにまとめてみるとつぎのとおり。
もとじゅくはちゅうせいいこうほうぞうじのもんぜんをちゅうしんにまちなみがつくられた。いえかずは1802ねんに121けん、1874ねんに135けんあった。たてばがほうぞうじまえとよつやにあって、ほかにはたもとしばたしもとじゅくじんやなんかがあった。めいさんはあさざいくで、めいぶつはほうぞうじだんご。もとじゅくでとうかいどうからわかれる2ほんのえだみちがあった。1ぽんが、はっちがわぞいにみなみにすすんでからやまごえをしてがまごおりのたけしまべんざいてんにいたるはっちむらみち。まあ1ぽんが、きたにやまごえをしてそぶみかんのんにいたるそぶみやまみち。

【「これよりにしもとじゅくむら」のかんばん】

なるほど、まちのちゅうしんは、たてばもあったほうぞうじなだ。ほいで、まあひとつのたてばがあったよつやってのがこのあたりのことだけど、いまはみぎがわにやなみもなく、にぎわったとうじのおもかげはない。きんだいになってできたもとじゅくのえきやもとじゅくむらやくばはほうぞうじよりもにしになる。

2025.6.20 (6) もとじゅくひがしのはし - かぶきもん 1880-1500

すすんで、みぎにじょうやとうとかぶきもん。むかしっからあったもんかどうかはわからんけど、たびびとにはうれしい。

2025.6.20 (7) とうかいどう - もとじゅくまちふかだ 1580-1200

みちがくだりにかかる。はっちがわのりゅういきをくだっていくかたちだ。

2025.6.20 (8) とうかいどう - しんはこねいりぐちこうさてん 2000-1500

しんはこねいりぐちこうさてんをいく。ひだりがしんはこねになるだけど、むかしのはっちむらみちがこのしんはこねにかわったのか。

しんはこねいりぐちこうさてんをまっすぐいって、こくどう1ごうせんに「ひだりほうぞうじ」のひょうしき。いや、せんでんかんばんとかじゃなくて、ひょうしきとしてでとるのがすごいな。ほいで、こくどう1ごうせんととうかいどうのあいだにあるしょくさいたいをきりさいて、こくどう1ごうせんからとうかいどうにはいってこれるようにしてある。

2025.6.20 (9) はっちがわ - もとじゅくまちかいどう 1800-1350

ひだりにおりていけるようになっとるとこがあって、おりていってみる。もとじゅくひがしまちこうみんかんがある。いま、このあたりをひがしまちっていうだ。こうみんかんのひだりわきにじぞうどう。ほのおくにはっちがわにかかるあっかいはし。

2025.6.20 (10) もとじゅく - とうかいどうてらまちおいわけ 2000-1500

もどって、とうかいどうをちょこっといって、ひだりにわかれみち。わかれみちにはいっていくほうがとうかいどうになるだけど、わかれみちになるとこのみぎがわにみちしるべがあって「みぎこくどう1ごう|ひだりとうかいどう」ってかいてある。

2025.6.20 (11) 「もとじゅくのれきしとぶんかをたずねて」 2380-1810

みちしるべやじょうやとうのほかに、「もとじゅくのれきしとぶんかをたずねて」ってかんばんがあって、ほうぞうじや、ほのけいだいにあるろっかくどう、とうしょうぐう、さらにもとじゅくじんやいちりづかについてのめいしょあんないがかいてある。ほうぞうじは701ねんっていうむかしにぎょうきがつくったてらで、じょうどしゅうにあらためた1385ねんにいまのなまえになったとのこと。ほいから、とくがわいえやすてならいのてらとしてもんぜんげばのちいをあたえられとったとのこと。うまにのってきたひとも、うまをおりてけいいをひょうしてけいだいにはいらにゃいかんかっただ。

【「もとじゅくのれきしとぶんかをたずねて」のかんばん】

2025.6.20 (12) もとじゅく - てらまち 2000-1500

さて、わかれみちになるとこからまたとうかいどうをいく。こっからは、みぎにこくどう1ごうせんがくっついとるってなこともなくて、みぎひだりにふぜいのあるやなみがつづく。

2025.6.20 (13) もとじゅく - らいこうばしとほうぞうじ 2000-1500

はっちがわほうぞうじばしてまえ、ひだりおくにほうぞうじがみえる。「とくがわいえやすがこどものころここでべんきょうした」ってせつめいがきをよんでおくにすすんでいく。しゅいろのらんかんもきれいなはっちがわらいこうばしをわたって、さんもんをくぐる。

2025.6.20 (14) ほうぞうじ - しょうろうもん 1890-1500

いしだんのうえにみあげるろうもん。

2025.6.20 (15) ほうぞうじ - ほんどう 2270-1520

ろうもんをくぐってほんどう。

2025.6.20 (16) ほうぞうじ - ほんどうのなか 2280-1280

ほんどうのなかにはいっておまいり。しぶいそとみとうらはらにきらびやかだ。

2025.6.20 (17) ほうぞうじ - しょうろうもん 1870-1500

ほんどうをでてろうもんをふりかえり。すてきなろうもんだ。ろうもんのむこう、きぎのみどりもうつくしい。

2025.6.20 (18) ほうぞうじ - ろっかくどう 1930-1500

ほんどうからひだりにろっかくどう。さっきのかんばんによると、1388ねんにりゅうげいがさいけんしたっていうふるいたてもんだ。

あと、けいだいにとうしょうぐうがあるだけど、いしだんのしたでおとめがしてあってあがっていけん。

2025.6.20 (19) もとじゅく - ほうぞうじばし 1990-1480

とうかいどうにもどって、はっちがわほうぞうじばしをひがしにわたっていく。1920ねん10がつにかけかえたっていうふるいはしだ。

2025.6.20 (20) とうかいどう - もとじゅくふるじろ 1800-1350

すすんで、みぎ、ふどういんっててらのいしべいに、「もとじゅくふるじろ」のせつめいがきがはってあるのをみつける。こんなしろがあったってこともしらんかっただけど、まつだいらいちぞくのしろでありながらほんけにそむいてほろぼされたしろがここにあっただ。1547ねんにしろはおちた。

【「もとじゅくふるじろ」のせつめいがき】

2025.6.20 (21) もとじゅく - ふぁみりーしょっぷすぎたや 1890-1500

またすすんで、ひだりにふぁみりーしょっぷすぎたや。ちょっとまちんできた。

2025.6.20 (22) もとじゅく - だいかんやしき 2000-1500

ひだりおくにあがっていって、だいかんやしきのたてもん。ここが「これよりにしもとじゅくむら」のかんばんにあった、はたもとしばたしもとじゅくじんやだ。だいかんをつとめてきたのがとみたけなだけど、いまもこのたてもんをつかって、とみたけがいたりありょうりのみせをやっとる。

もどってすすんで、みぎにすずきちゃほ。しゃったーがいちまいだけあいて、かろうじてやっとるのか、やっとらんのかってかんじだ。

2025.6.20 (23) もとじゅく - にほんれとるとふーず 1880-1500

すすんでひだりに、きづくりにかいだてかわらぶきのくろぐろとしたでっかいたてもん。こうみえてにほんれとるとふーずってかいしゃのたてもんだ。こんなねんきのはいったたてもんをつかいつづけとるのか。

【にほんれとるとふーずほーむぺーじ】

2025.6.20 (25) もとじゅく - ひのみやぐら 720-1600
2025.6.20 (26) もとじゅくむらどうろげんぴょう 2000-1500

みぎてーじのみぎてまえかどにひのみやぐらと、ほのねもとにもとじゅくむらどうろげんぴょうがある。どうろげんぴょうがあるってことは、ほこがまちのちゅうしんってことなだけど、きんだいになって、たてばのあったよつややほうぞうじまえから、えきにちかいここにかわっただ。

2025.6.20 (27) もとじゅくむらやくば 1950-1500

みぎてーじをはいるとすぐにこくどう1ごうせんもとじゅくえきひがしこうさてんにでるだけど、みぎてーじとこうさてんのあいだのひだりに、むかしのもとじゅくむらやくばのたてもん。にかいだてしろいいたばりのすてきなようかんだ。

2025.6.20 (28) もとじゅく - ひがしきたけ 2000-1500

また、てーじからとうかいどうをにしにいく。

2025.6.20 (29) もとじゅく - ごんじょうじ 2000-1500

ひだりにおれてさかをあがっていったとこに、ごんじょうじ。きせつにいくと、うらやまのさくらがきれいだ。

とうかいどうにもどって、ごんじょうじいりぐちてーじろのにしみなみかどに、えんまどうことじゅうおうどうあとのかんばん。

2025.6.20 (30) もとじゅく - えんまどう 1990-1500

かんばんのうしろ、もとじゅくまちさかえしゅうかいじょのなかに、えんまさま。

もとじゅくまちさかえしゅうかいじょのにしどなりに、ひろみびようしつ。

2025.6.20 (31) もとじゅく - あまのしょうてん 2000-1500

すすんで、ひだりにじてんしゃや。いや、かんばんもでとらんくて、じてんしゃやばいくもほったらかしじょうたいだで、みせはやっとらんのかもしれん。

2025.6.20 (32) もとじゅく - あおいずしとかみやしょぼう 1980-1480

みぎてーじをはいっていくとしょうめんにえきがみえる。こうかののりばにぎんいろでんしゃがとまっとるのがみえる。みじかいけどこれがえきまえどおりなだ。こくどう1ごうせんにつきあたるてまえみぎにあおいずし。ひだりにかみやしょぼう。ざんねんながらふたつのみせともしゃったーがおりとる。こくどう1ごうせんをわたってえきにいくのに、このばしょにおうだんほどうがなくて、ちかどうをとおっていかにゃいかんだ。いまからでもちゅうおうぶんりたいをとりはらって、おうだんほどうをつくるべきだ。

2025.6.20 (33) とうかいどう - もとじゅくいちりづか 2000-1500

もどってにしにいって、みぎにもとじゅくいちりづかあと。

ひだりにつづきめいしゃ。

1とうしきてんめつしんごうこうさてんをいくとこで、みぎにこくどう1ごうせんもとじゅくまちひろはたこうさてんがみえる。

ひだりむこうのかどにとよかわしんようきんこもとじゅくしてん。

2025.6.20 (34) もとじゅく - にしきたけ 1600-1200

にしにいく。まんだとうかいどうのふぜいはある。

2025.6.20 (35) もとじゅく - ようじゅいん 1730-1500

ひだりにようじゅいん。

2025.6.20 (36) もとじゅく - うえのやま 2000-1450

みちがゆるいくだりざかになっていく。

2025.6.20 (37) もとじゅく - もりのこし 1580-1500

ひだりにふるいうち。

2025.6.20 (38) もとじゅく - うつのりゅうせきていあと 1940-1500

ひだりにうつのりゅうせきていあとのせつめいがき。「もとじゅくのれきしとぶんかをたずねて」のかんばんにあった「らんぽういうつのけながやもん」ってのがここなだ。「しーぼるとのもんじんにまなんだらんぽうい」だってかいてある。いや、しーぼるとのなまえをここでみるとはおもわんかった。ただ、ながやもんはどこにもみあたらん。

みぎにふぁみりーまーとがあって、ほのさきはみぎひだりにまつなみき。

2025.6.20 (39) もとじゅく - にしのはし 2000-1500

こくどう1ごうせんもとじゅくまちさわたりこうさてんのとこで、ほとんどとうかいどうとこくどう1ごうせんがごうりゅう。このこうさてんのひがしみなみかどに、みちしるべとじょうやとうと「これよりひがしもとじゅくむら」のかんばん。みちしるべはひがしむきにみるようになっとって、「みぎとうかいどう|ひだりこくどう1ごう」ってかいてある。ここがもとじゅくのまちのにしのはしだ。

2025.6.20 (41) 「これよりひがしもとじゅくむら」 2340-1770

「これよりひがしもとじゅくむら」のかんばんをみてみる。さいしょにみた「これよりにしもとじゅくむら」のかんばんにかいてあることと、とちゅうまではおんなじ。さいごのぶぶんだけがどくじで、つぎのようにかいてある。
このあたりがやまつなむらとのさかいになる。こっからみなみにいったとこのやますそで、だいかんのとみたまきたつねあきがほうじゅつのけいこをした。しーぼるとの「えどさんぷきこう」にこのへんのやまからほうぞうじのうらやまにかけてしょくぶつさいしゅうしたってかいてある。このへんからかみそぶみむらをとおってみやざきむらにいたるやまがざいどうがあった。

【「これよりひがしもとじゅくむら」のかんばん】

なるほど、やまでだいかんがほうじゅつのけいこをしたり、しーぼるとがしょくぶつさいしゅうをしたりって、おもしろいれきしがあるもんだ。さっきのうつのりゅうせきていあとのせつめいがきにもしーぼるとがでてきたけど、このへんでじっさいにしょくぶつさいしゅうをしとるだ。やまがざいどうってのは、いまもめいてつばすがもとじゅくのえきからみやざきのまあちょっとむこうのくらがりけいこくってこうらくちまでいっとるだけど、むかしからのかいどうなだ。

もとじゅくのまちをひがしのはしからにしのはしまであるきおえて、えきにもどることにする。

2025.6.20 (43) 「しぜんとれきしをはぐくむまちもとじゅく」 2280-1790

こくどう1ごうせんきたがわのほどうをひがしにいって、まあちょっとでえきのいりぐちってとこで、「しぜんとれきしをはぐくむまちもとじゅく」のかんばん。かいてあることをかんたんにまとめてみるとつぎのとおり。
もとじゅくは、おおむかしはうまやのごう、やまなかごうにぞくして、ならこどう、かまくらかいどうぞいのようちとして、ほうぞうじとともにはってんした。えどじだいになってとうかいどうがさだめられると、もとじゅくもまつなみきやいちりづか、たてばちゃやがせいびされた。ほいで、もとじゅくはあかさかじゅくのすけごうむらにさだめられてじんばをていきょうした。
えどじだい、1700ねんごろからはたもとしばたしとほうぞうじりょうのあいきゅうのむらになった。1926ねん、いまのめいてつなごやほんせんがかいつうして、もとじゅくのえきもできた。このことで、たてばちゃやでにぎわったほうぞうじまえやよつやはしだいにさびれて、えきまえをちゅうしんにまちができた。1955ねん、おかざきしとがっぺい。1994ねん、こくどう1ごうせんのかくふくこうじがかんりょう。

なるほど、もとじゅくはむかしからさかえてきたまちなだ。えどじだいはたてばちゃやでにぎわって、てつどうがかいつうしてからはえきでにぎわった。さらにこくどう1ごうせんもかくふくこうじをおえた。

【「しぜんとれきしをはぐくむまちもとじゅく」のかんばん】

このたびをおえて、えきにもどる。

(2025ねん6がつはつか、きんようび、へいじつ)