スペインガリシア州で高速列車脱線事故　～死者 77人～

きのう 2013年 7月にじゅうよっか午后 8時 41分ごろ、スペインガリシア州のサンティアゴデコンポステーラってとこで、高速列車の脱線事故がおきて、77人がなくなったげな。

スペイン高速列車脱線事故位置図（2013.7.24）

事故のようすなど

7月にじゅうよっかよる、サンティアゴデコンポステーラで
スペイン西北部ガリシア州で 2013年 7月にじゅうよっか午后 8時 41分（にほん時間 25日午前 3時 41分）ごろ、13両編成のマドリード発フェロルいき高速列車「アルビア」が、サンティアゴデコンポステーラ駅てまえ 4キロのとこのひだりカーブで脱線し、おおくの車両が横転。まっぷたつにおれた車両や、火災が発生した車両もある。

列車には 218人の乗客と 5人以上の乗務員がのっとった。

77人が死亡
ロイター通信によると、ガリシア州司法当局は「死者はすくなくとも 77人」と発表。負傷者はすくなくとも 143人。スペイン政府報道官はテロではなく事故とのみかたをしめした。

運転士 2人は、生存が確認されとる。

80キロのカーブに 180キロでつっこんだのか
スペイン国鉄の広報担当者は「原因は不明」としとるけど、スペインのメディアはスピードのだしすぎが原因とつたえとる。また、一部のメディアによると、列車は予定より 5分おくれとったとのこと。このカーブの走行速度は時速 80キロに制限されとったけど、列車運営会社の関係者の証言によると、時速 180キロで走行しとったとのこと。この列車がだせる最高速度は 250キロ。

にほん大使館によると、にほん時間 25日午前、乗客ににほんじんがふくまれとるとの情報はない。

サンティアゴデコンポステーラは世界遺産に登録されたキリスト教の巡礼地で、観光地として人気があり、事故のつぎのひは「聖ヤコブのひ」とよばれる祝日だって、まいとし恒例のフェスティバルがおこなわれる予定だった。事故をうけて、にじゅうよっかよると 25日のイベントは中止された。

として知られる場所。事故の翌日は、が、事故の発生を受け、お祭りなどの関連行事は全て中止された。れていて、今後、地元当局がくわしい状況を聴くものとみられる。

スペイン高速列車脱線事故（2013.7.24）げんば写真
（CNN）	（共同）

〔※ 列車はむこうからこっちにむかって、ひだりカーブしてくるとこだった〕
〔※ 列車はにほんとちがってみぎがわ通行〕

げんばかなり急カーブだね。

218人しかのっとらんくて 77人がなくなっただで、そうとうひどい事故だ。あの JR 宝塚線脱線事故のばあい、はっきりした数字はきいたことがないけど、7両編成の列車が 140人ぐらいの定員いっぱいだったとすると、1,000人ぐらいのっとって 107人がなくなったっていう勘定になる。いかにこんかいの死者数のわりあいがたかいかだ。

JR 宝塚線は 70キロのカーブに 115キロでつっこんだだけど、こんかいは 80キロのカーブに 180キロでつっこんだっていう証言もある。ひどいわけだ。

まめ知識

スペインの鉄道はほとんどがレールはば 1668ミリの広軌で、こんかい脱線事故がおこったとこも広軌路線だったとおもわれる。（にほんの鉄道はほとんどレールはば 1067ミリの狭軌で、近鉄や新幹線なんかでレールはば 1435ミリの標準軌がつかわれとる）

ガリシア州ではなされるのはスペイン語とはべつのガリシア語で、スペイン語とポルトガル語の中間的な性格をもつ。ポルトガル語はスペイン語とくらべて、はなにかかって発音することばがおおいのがとくちょうなだけど、ガリシア語は「はなにかかって発音せんポルトガル語」ってかんじのことばらしい。

また、ガリシア州の海岸は元祖リアス式海岸である。いりえのことをガリシア語で「リア」っていい、ほの複数形が「リアス」だ。リアスってのは「いりえだらけ」ってことだ。

（さんこう）