まんだみたことのないまつもとのしろをみにいく。つまとふたり、しなのにのってみにいく。
〔しなのでなごやからまつもとまで〕 | (なかつがわ)(ふくしま)(しおじり) |
〔まつもとまちあるき〕 | (まつもとのしろ)(かいちがっこう) |
[じょうしゃきろく] |
◇ ◇
しなのでなごやからまつもとまで
なごやは10ばんのりばにはいってきたしなのにのりこむ。りゅうせんけいのしゃたいにわくわくする。
ざせきはさいぜんれつひだり2せき。ぐりーんしゃ1ごうしゃ1えー、1びー。すわりながらまえのけしきをたのしんでいける。
9じちょうど、えきをでる。みなみにむけてえきをでる。
かなやまをぬける。
すすむほうこうをひがしきたむきにかえる。
こうかのつるまをぬける。ちかてつつるませんとれんらくするつるまをぬける。
315けいすてんれすでんしゃとすれちがい。ちゅうおうせんのなごやからなかつがわまでのあいだ、でんしゃはぜんぶこのさいしんがたの315けいすてんれすでんしゃにおきかわった。
ちくさにとまる。ちかてつひがしやませんとれんらくするちくさにとまる。
おおぞねをぬける。めいてつせとせんやちかてつめいじょうせんとれんらくするおおぞねをぬける。
やだがわをわたる。
しんもりやまをぬける。
しょうないがわをわたる。
こうかのかちがわをぬける。
ちへいにおりて、かすがいをぬける。
じんりょうをぬける。
315けいすてんれすでんしゃとすれちがい。
また315けいすてんれすでんしゃとすれちがって、こうぞうじをぬける。あいちかんじょうてつどうとれんらくするこうぞうじをぬける。
たまのだい1とんねるをくぐる。
つづけて、たまのだい2とんねるをくぐる。
おおきくみぎにくねりながら、じょうこうじをぬける。すぐみぎしたはしょうないがわ。
いや、ほれにしてもふりこしきでんしゃのすごいこと。すってしゃたいをかたげてきょくせんをいく。まったくそとがわにからだをもっていかれることもなく、まったくそくどをおとすこともなくきょくせんをいく。
あいぎとんねるにはいる。あいちけんとぎふけんのさかいだ。
あいぎとんねるをでてすぐに、ここけいをぬける。315けいすてんれすでんしゃとすれちがいながらぬける。
すわとんねるをくぐる。
つづけて、つづはらとんねるをくぐる。
さらにつづけて、いけだまちとんねるをくぐる。
たじみのえきにはいっていくとこで、たいたせんでんしゃとすれちがい。これはたいたせんからたかやませんにはいっていくでんしゃで、せいかくにいうとでんしゃじゃなくてきどうしゃだ。
たじみにとまる。
しんこけいとんねるをくぐる。
すすんで、しんくじりだいいちとんねる、しんくじりだいにとんねるってたてつづけにくぐる
ときしをぬける。はんたいのりばはでんしゃまちのひとでいっぱい。
315けいすてんれすでんしゃとすれちがい。
みずなみをぬける。
へいこうするときがわをみぎにわたって、みぎひだりいれかわる。しょうないがわがかみにきてなまえをかえたのがときがわだ。
すぐになだきとんねるをくぐる。
すすんで、ときがわをひだりにわたって、またみぎひだりいれかわる。
かまどをぬける。はんたいのりばのえきしゃ、いいふぜいだ。
315けいすてんれすでんしゃとすれちがい。
みぎにくねりながらたけなみをぬける。
しんまきがねとんねるにはいる。しょうないがわときがわりゅういきときそがわりゅういきのさかいだ。
やっとでぐち。
はんたいのりばにとまる315けいすてんれすでんしゃをみながら、えなをぬける。あけちてつどうとれんらくするえなをぬける。
えきをでてすぐにあぎがわをわたる。きたにきそがわにそそぐかわだ。
しんおおいとんねるをくぐる。
みぎにくねりながらやまにむかっていく。
みのさかもとをぬけるとこで、ひだりにりにあこうじげんば。
せんだんばやしとんねるをくぐって、ぼんちのそこにむかってくだっていく。
なかつがわのかわをわたる。これもきたにきそがわにそそぐかわだ。
ぼんちのそこ、なかつがわのしりゅうよつめがわをわたって、すぐになかつがわにとまる。むかいののりばに315けいすてんれすでんしゃがとまっとるのをみながら、とまる。ところで、うんてんしつにきょうどうしゃがのってくる。いや、まえのけしきをさえぎるじゃんか。
えきをでて、このさきはきそだに。ちゅうおうせんはなごやからなかつがわまでがなごやとしけんで、ほっからさきはさんがくくかんになるだ。315けいすてんれすでんしゃがはしっとるのもここまで。
すぐになかつがわとんねるをくぐる。
しんだいいちおちあいやまとんねるをくぐる。
おちあいがわをわたって、ほのままおちあいやまだい2とんねるにつっこんでいく。おちあいがわはすぐひだりにきそがわおちあいだむにそそぐ。
ひだりにおちあいだむをみて、おちあいがわのえきをぬける。
おちあいだむをわたって、しんせとやまとんねるにつっこんでいく。
つづけて、だい1たかみねやまとんねるをくぐる。
さらにつづけて、だい2たかみねやまとんねるをくぐる。
ひらばにでて、さかしたをぬける。ちょっとおおきなえきだ。
しんかみかねやまとんねるをくぐって、ほのままきそがわをわたる。
わたってまたすぐにわたりかえす。きそがわがくねっとるだ。
ただちをぬける。
しまだとんねるにはいる。
しまだとんねるをでてすぐにきそがわてっきょうをわたって、ほのままかぶととんねるにつっこんでいく。
なぎそをぬける。はんたいせんに313けいすてんれすでんしゃ。なかつがわからこっちはさいしんがたの315けいすてんれすでんしゃははしっとらん。
はなまきとんねるってみじかいとんねるをくぐる。
また、だい3らてんとんねるってみじかいとんねるをくぐる。
ひだりした、きそがわはいわだらけ。
じゅうにがわらとんねるをくぐる。
じゅうにかねをぬける。
とおくにゆきをいただくやまがみえてくる。
のじりをぬける。
やまがおおきくなってくる。
せきやまとんねるをくぐる。
ひだりにくねりながら、おおくわをぬける。どうろようのりっきょうをこせんきょうにだいようしとるのがかなしい。
なかやまとんねるをくぐる。
すはらをぬける。
ひだりしたにきそがわ。しろいいわのごろごろしたきそがわ。
くらもとをぬける。
ねざめとんねるをくぐる。
ひだりしたにきそがわ。
ねざめのとこのへん。いや、ねざめのとこがみえるのはいっしゅんだ。
あげまつをぬける。おおきなえきだ。
かけはしとんねるをくぐる。
きそとんねるをくぐる。あざめいをとらんで、おおきなはんいのちいきのなまえをとってとんねるのなまえにしてある。
ふくしまにとまる。ここがきそだにのちゅうしんちで、きそだにでしなのがゆいつとまるえきだ。
はらのをぬける。
ひだりにくねりながら、みやのこしをぬける。
きそがわをわたって、しんやまぶきとんねるにつっこんでいく。
きそがわをわたる。
きそがわをわたりかえして、しんわしとりとんねるにつっこんでいく。
みぎななめにきそがわをわたる。でんしゃとかわと、ほんとにみぎになったりひだりになったりだ。
やぶはらをぬける。
とりいとんねるにはいる。たいへいようがわとにほんかいがわのさかいだ。やぶはらがたいへいようがわさいごのえきだった。
とんねるをでる。
ならいをぬける。にほんかいがわさいしょのえきだ。やぶはらもならいもなかせんどうのしゅくばまちで、とんねるのないむかしはとりいとうげをこえていききしとった。
たかみとんねるをくぐる。まんださんがくくかんだ。
みぎななめにならいがわをわたる。にほんかいがわにむかってながれるかわだ。
おおきくひだりにくねりながら、ひらさわをぬける。
ならいがわをわたって、ほのままごんげんとんねるにつっこんでいく。
にえかわをぬける。
また、ならいがわをわたって、ほのままかたひらとんねるにつっこむ。
つづけて、なかのさわとんねる、おおそとんねる、ひでしおとんねるってくぐる。
おおくくひだりにくねりながら、ひでしおをぬける。
ひだりに、たんぼをへだててやま。いろづくやま。
へいちにでた! きそだにからつづくながーいさんがくくかんがおわって、まつもとだいらにはいっただ。
せばをぬける。
みぎにくねっていくとこで、313けいすてんれすでんしゃとすれちがい。
しおじりがちかづいて、むかしのちゅうおうせんがみぎにはなれていく。しおじりのえきもむかしはみぎにくねっていったさきにあった。
しおじりにつく。しんじゅくからくるちゅうおうせんとごうりゅうするかたちで、しおじりはいちばんひだりの6ばんのりばにつく。ごうりゅうして、このさきはしののいせんになる。
ここで、うんてんしさんがこうたい。しんじゅくからくるちゅうおうせんと、このさきのしののいせんはじぇーあーるひがしにほんのかんかつで、じぇーあーるとうかいのうんてんしさんはここまででこうたいするだ。
えきをでて、あおいせんのはいったすてんれすでんしゃとすれちがい。じぇーあーるひがしにほんの211けいすてんれすでんしゃだ。
こんどはしなのどうしのすれちがい。なごやよりのせんとうしゃりょうはりゅうせんけいじゃない。
きんだいてきなきょうじょうえきしゃのひろおかをぬける。きそだにのえきとくらべてなんとりっぱなことだ。
むらいをぬける。まあたらしいきょうじょうえきしゃがまぶしい。
ひらたをぬける。ここもきんだいてきなきょうじょうえきしゃだ。
だだっぴろいせんろぐんのなか、みなみまつもとにとまる。だだっぴろいせんろぐんはかもつえきで、みぎひだりにがそりんせんようかもつれっしゃがとまっとる。
みどりいろのがっちりしたがーだーばしですすきがわをわたる
まつもとのえきにはいっていく。ところで、とまっとるでんしゃのなかであずさや211けいすてんれすでんしゃはわかるけど、おめしれっしゃみたいなりっぱなでんしゃはなんだ。みたことのないでんしゃだ。
11じ5ふん、まつもとは3ばんのりばについて、でんしゃをおりる。なごやからここまつもとまで188.1きろ、2じかん5ふん、ひょうていそくど90.3きろ。いや、ふりこしきでんしゃのこうせいのうなこと。
のってきたでんしゃが、しゅうてんながのにむけてきたにでていくのをみおくり。
みたことのないでんしゃは、ひだり4ばんのりばにおる。
しきしまだ。あのごうかまんゆうれっしゃしきしまだ。
3ばんのりばをみなみにあるきながら、たいがん4ばんのりばのしきしまをみていく。
まどわくがたすきがけにはいっとるのがとくちょうだ。
ましかくのまどわくのしゃりょうもある。
さきっぽまでいかんうちにしきしまがえきをでていく。いや、こうふんした。
まつもとまちあるき
まつもとえきは、きょうじょうかいさつをでたとこにかんこうあんないじょをみつける。はんかがいのばしょをきくと、まつもとのしろのみなみ、めとばがわのみなみがわときたがわに、かんこうきゃくでにぎわうとおりがあるっていう。
えきからひがしにのびるえきまえどおりをいって、きょうのやど、どーみーいんまつもとににもつをあずけて、まちあるきにでかける。
とりあえずきたにめとばがわまでいってめしやさがし。みなみがわのなかまちどおりときたがわのなわてどおりをあるいてみて、さいわいばしからみなみ、なかまちどおりにみつけたそうあんってみせでひるめし。
おれはばさしとかくにどんぶり。つまはてんざる。しなののくにっていやあ、やっぱりばさしとそばだ。おおいにまんぞく。
さいわいばしをきたにわたって、よはしらのみやにおまいり。はしからもみじごしにくろいとりいがみえとったみやだ。
よはしらのみやのひがしにもきれいなもみじ。
きたにいって、まつもとのしろ。
うちぼりごしにしろをみる。くろいいたべいにあらあらしさをかんじる。とよとみじだいしゅうばん、いしかわかずまさがつくったしろだけど、みかわぶしいしかわかずまさのじっちょくなせいかくをはんえいしとるのか。みぎがわがちょこっとさがっとるのはねんすうがたっとるせいか。
ばしょをかえて、みぎ45どからしろをみる。ひがしみなみにでっぱっとる、たつみつけやぐらとつきみやぐらがしょうめんにくるこのかくどからだと、やさしいしろにみえる。
うちぼりをわたって、ますがたのなかにあるくろもんをくぐってほんまるにはいっていく。このくろもんもあらあらしい。
にしにてんしゅかくにちかづいていく。
そびえるてんしゅ。ごかいだて。
てんしゅからきたにわたりやぐらでつながって、いぬいこてんしゅがある。さんがいだて。
れつに30ぷんならんで、やっとてんしゅかくにはいる。
いっかいからじゅんばんにうえにあがっていく。
にかい。そとみもあらあらしいけど、なかもぶこつだ。
かいだんもおそろしくきゅうだ。
よんかいやざま。
ごかいからさらにろっかいにあがっていく。そとみはごかいだてだけど、なかはろっかいだ。
しほうをみはらす。
ひがし。まちなみのむこうにゆるいやまなみ。
みなみ。まちのちゅうしんぶ。
にし。まちなみからずーっとまつもとだいらがつづいて、ほのむこうにきたあるぷす。
きた。じゅうたくがいがきゅうりょうちたいまでつづく。まんなかにみえるようかんはかいちがっこう。
にかいまでおりたとこに、にのまるごてんえず。ほんまるからうちぼりをへだてたひがしににのまるがあった。
たつみつけやぐらにつりがねがたのまど。ちょっとしゃれとる。
つきみやぐらをとおってそとにでる。
うちぼりのそとにでて、にしきたにあるうづみばしのとこまでまわりこんだとこで、しろをみる。
さらにきたがわまでまわりこんだとこで、しろをふりかえってみる。このながめもいいな。
またきたにいって、かいちがっこう。
しらかべにかいだてのようかん。かわらぶきよせむね。からはふつきのこうはい。やねのまんなかからとびだすろっかくのとう。1876ねん、ながのけんではじめてのしょうがっこうとしてできたたてもんがこれだ。いや、まつもとのひとたちってこんなすてきなようふうこうしゃでべんきょうしとっただ。いまはこくほう。
なかにはいって、いっかいにしきたきょうしつ。
ひがしきたかいだんのま。
まわりかいだん。
ばすでやどにもどることにする。かいちがっこうのうけつけのおねえさんにきいて、きゅうかいちがっこうばすてい15じ7ふんのたうんすにーかーきたこーすにのる。りょうきんはいちりつ200えん。
まつもとのしろのひがしがわをみなみにいくとこで、みぎにたいこもんがみえる。にのまるにはいるもんだ。
めとばがわちとせばしをわたる。
えきまえどおりこくぶまちばすていでばすをおりて、やどいり。どーみーいんまつもと612ごうしつ。
つまをやどにのこして、ひとりまつもとえきにでんしゃけんぶつ。
おおいとせん6ばんのりばに、おおまちいきふつうの3りょうへんせい211けいすてんれすでんしゃ。しゃりょうばんごうせんとう「くは210-3038」、2りょうめ「もは210-3038」、しんがり「くもは211-3038」。まつもとだいらをきたにあずみのまでいくでんしゃだ。
しののいせん4ばんのりばに、かみすわいきふつうの6りょうへんせい211けいすてんれすでんしゃ。しゃりょうばんごうせんとう「くは211-2022」。みなみにしおじりまでいって、ほっからしんじゅくからくるちゅうおうせんのほうにはいっていって、すわこのほとりまでいくでんしゃだ。
しののいせん3ばんのりばに、ちばいきあずさ。いや、あずさっていやあしんじゅくだっておもうだけど、はるばるちばまでいくあずさがあるとはびっくりだ。
ところで、しののいせん2ばんのりばに、はなやかなでんしゃがはいってくる。みどりいろのしゃたいに、おおきなまど、おおきなざせき。これがながのいきりぞーとびゅーふるさとか。いや、のっとるひとたちのたのしそうなこと。ここまつもとをぶいじのそこにして、あずみのとながのをむすぶかんこうれっしゃだ。おおいとせんをあずみのからみなみにまつもとまでやってきて、こっからはんてんぶんきして、きたにしののいせんからしんえつせんをとおってながのまでいくだ。あきひこゆめてつどうでまえにとりあげたれっしゃだけど、10ねんのときをへてほんもんにあえた。
やどにもどって、つまとごうりゅう。いっしょにやどをでてめしやさがし。
まつもとえきちかくにみつけたたつみていってようしょくやでばんめし。つまはぺすかとーれすぱげってぃー。おれはすてーき。ごちそうさまでした。
やどにかえって、あしたのけいかくをたてる。
◇ ◇
じょうしゃきろく
(2024ねん11がつにじゅうよっか、にちようび)
(さんこう)