ついに実現、伊勢志摩特急の阪神のりいれ！

2009年 3月はつか阪神なんば線の開業で、山陽電鉄－阪神－近鉄の線路がひとつにつながった。名古屋のほうからいうと、近鉄名古屋から伊勢中川（いせなかがわ）、大和八木（やまとやぎ）、大阪難波（おおさかなんば）、三宮（さんのみや）を経由し山陽姫路（さんようひめじ）にいたる、282.7キロの長大な私鉄標準軌路線が形成されただ。新幹線にもそんしょくはなく、当初から直通特急の運行が期待され、「2010年から直通特急をはしらせる方向で、山陽電鉄、阪神、近鉄の 3社が基本合意した」っていうニュースもめにしたもんだ。

だけど、開業当初から直通運転しとるのは、近鉄がわは奈良線をつかっての、阪神と近鉄の 2社による三宮－近鉄奈良間の快速急行にとどまり、いっこうに直通特急がはしるけはいがなかった。

山陽電鉄－阪神－近鉄直通特急路線図

ところがこんかい、直通特急運行！の記事をめにした。阪神と近鉄で三宮と伊勢志摩をむすぶ団体むけ臨時特急を、この 2014年 3月 22日からはしらせるっていう。

（神戸新聞の記事から）

阪神と近鉄は 2014年 1月 23日の記者会見で、三宮と伊勢志摩をむすぶ団体むけの臨時特急を 2014年 3月 22日から運行するって発表した。
近鉄が観光需要ほりおこしのため、特急の運行を積極的にはたらきかけるいっぽう、阪神は「利用のみとおしがよめん」だとか「これまで有料特急をはしらせとらん」だとかいう理由から慎重な姿勢だったけど、臨時列車を運行するってことでおりあいがついた。
のりいれにさいしては、近鉄の特急車両に阪神の ATS （自動列車停止装置）などを搭載することで対応。パック旅行や修学旅行など団体客専用とし、土休を中心に、年間 50往復ていど運行する予定。
近鉄はさらに「将来の定期便の運行につながれば。しまかぜもはしらせたい」と意欲をみせた。