車両ひとくちオーナー 募集! 〜肥薩おれんじ鉄道(ひさつ おれんじ てつどう)〜

肥薩おれんじ鉄道と かいて 「ひさつ おれんじ てつどう」と よむ。九州の 八代(やつしろ)−川内(せんだい)間 116.9kmを むすぶ 三セク鉄道だが、新幹線の 開業に ともない 経営移管された 並行在来線の 運営を おこなう 会社で ある 点で、IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道と おいたちが おなじだ。


あたりまえの ように 経営は くるしく、このたび 「車両ひとくちオーナー」の 募集を はじめた。来年、再来年に ひかえた 車両検査の 費用 数百万円の たしに なればとの ことだが、成果や いかに。



◎「車両一口オーナー」を募集=肥薩おれんじ鉄道





肥薩おれんじ鉄道 路線図
肥薩おれんじ鉄道
路線図

熊本県と 鹿児島県、沿線の 市町が 出資する 第三セクター肥薩おれんじ鉄道」 (本社 熊本県 八代市)は、ひとくち 1万円で 車両に ネームプレートを 掲示する 「車両ひとくちオーナー」の 募集を はじめた。オーナーには 「金の切符」と いう きっぷの かたちを した オーナー証も 贈呈される。こう した オーナー募集は 鉄道会社と しては 全国はつと いう。


対象と なるのは 全 19車両で、1車両 あたり 30人が 目標。おれんじ鉄道は 自動車の 車検に 相当する 7年に 1度の 車両全般検査を 2010年度と 2011年度に ひかえて おり、数百万円の 費用が 予想される ことから、こう した オーナー制度を 計画した。応募は、法人でも 個人でも 可能で、車両検査の 終了まで 掲示される。


おれんじ鉄道は 2004年 3月 開業で、八代市と 鹿児島県 薩摩川内市を むすんどる。初年度は くろじを 確保したが、それ 以後は あかじで きびしい 経営状況が つづいとる。2009年 3月期 決算は 約 1億 6,000万円の あかじが みこまれて おり、嶋津忠裕 社長は 「経営が きびしい 状況で、多額の 費用が みこまれる。すこしでも 応援して もらえれば」と はなしとる。


〔09/06/10 07:30 KL023 時事通信〕





(さんこう)

肥薩おれんじ鉄道 株式会社は、九州新幹線新 八代−鹿児島中央間の 開業に ともない、JR九州から 経営移管された もとの 鹿児島本線 八代−川内間の 運営を おこなっとる、熊本県や 鹿児島県 などの 沿線自治体 および JR貨物が 出資する 第三セクター 方式の 鉄道会社で ある。本社は、熊本県 八代市(やつしろし)に ある。鹿児島県や、鹿児島県内の 沿線 市町村の うち 新幹線駅の ない 阿久根市(あくねし) 以外は もともと 在来線を のこす ことに 積極的では なく、この 設立と 運営は 熊本県 主導で すすめられた。


営業区間は 交流電化されとるが、車両は 経費節減の ために 高価な 交流電車を さけて 気動車を 採用しとる。しかし 接続する JR鹿児島本線から 直通して くる 貨物列車が ある ために 電気設備は JR貨物が 維持管理する かたちで のこされとる。


経営は 予想を こえて きびしい 状況が つづいて おり、2008年度 以降 つみたて金の とりくずし などが はやくも はじまる。また、九州新幹線 長崎ルートの 並行在来線が 変則的な 形態とは いえ 20年間 JR九州が 運行する ことで 決着した ことに たいして 沿線 自治体からは 「ごねどくを ゆるした」と いう JR九州への 不満も よせられとる(さんこう: 長崎新幹線 在来線を 経営分離せず (アハ 132) - あきひこ ゆめてつどう|2007-12-17)。
























歴史
1991年 鹿児島本線の 八代−川内間を 第三セクターで 維持する ことを 条件に 九州新幹線が 着工。
2002年
10月 31日
設立。
2004年
3月 13日
九州旅客鉄道から八代 - 川内間を承継し開業。日奈久駅を日奈久温泉駅に改称。
2005年
3月 1日
たのうら御立岬公園駅を 新設。
2008年
3月 15日
土曜・休日に 出水から 熊本・鹿児島中央に 直通する 快速を それぞれ 2往復 新設。

路線
肥薩おれんじ鉄道八代駅−川内駅 116.9km
いわゆる 私鉄と しては 路線延長が 九州で もっとも ながい。2006年に 第三セクター 最長で あった 北海道 ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線が 廃止された ため 第三セクター 鉄道と しては 最長の 路線と なった。
車両
HSOR-100形 - 17両が在籍。
HSOR-150形 - 2両が在籍(イベント用車両)。



電化されとるのに 気動車を はしらせざるを えんってのが とっても かなしいけど、ひとくち 1万円で 車両に プレートを つけて くれるって いう この 作戦が どんだけ 関心を よぶだろうか。