ばかな! 新駅 おことわりとは! 明石市

明石市(あかしし)だ。東経135度の 子午線が とおる まち。たこやきよりも ぷにゃっと した 独特の 食感と、つゆを つけて たべる めずらしさで 人気の 明石やきの なまえの 由来と なっとる まち。


そんな 明石市は 神戸の にしに 位置するのだが、山陽電鉄 本線と JR西日本 神戸線の ふたつが 市域を 東西に 並走する。ひがしから にしに、山陽鉄道は 大蔵谷(おおくらだに)から 西二見(にしふたみ)までの 12駅、JRは 朝霧(あさぎり)から 土山(つちやま)*1までの 6駅 が あり、また 西明石では 交差する 山陽新幹線の 駅も ある。


明石市 鉄道 路線図

ところで 2006年の こと、市内に 新駅を つくりたいと いう JR西日本の もうしでを 明石市は ことわって しまったと いう (※ うえの 図の 「新駅 候補地 1」)。

  • 2006年 あき、JR西日本がわから 明石市に 「明石−西明石間に 新駅を つくりたい」との 打診 あり。約 40億円の 総事業費の うち 3分の 1を JR西日本が 負担し、3分の 1を くにの 補助金で まかなう ため、市の 負担は 10 数億円 ていど。
  • 自治体がわから 鉄道会社へ 請願する ばあいよりも 金銭面で 有利な うえ、JRの 駅の ない 神戸市 西区から 国道175号を つうじて ひとの 流入が みこめ、まちの 活性化に つながる ことなどから、北口寛人 市長は 2007年 1月の 広報紙で 「明石に 新駅 誕生へ」と 構想を 公表。
  • しかし、市議から 「議会の てつづきを 無視した」と 反発を うけ、一部の 商工関係者からも 「ひとが 分散して、中心市街地の にぎわいが そこなわれる」と 批判を あびた。2007年 4月の 市長選では 新駅の 白紙撤回を 主張する 候補者が 出馬するなどし、構想は いきづまった。

あたらしい 駅が できれば 便利に なる ひとが おおいでは ないか。これまで 駅から とおくて バスや クルマで 駅まで でにゃ いかんかった ひとや、電車を あきらめて クルマに たよっとった ような ひとが、てがるに 電車を 利用できる ように なる。その 結果、市の 中心駅に くる ひとも ふえる。道路の 渋滞も 解消される。いい ことづくめでは ないか。


それを ことわって しまうとは、なんと ばかな ことか。









明石市の JR新駅 候補地 (あさひ)
明石市の JR新駅 候補地
(あさひ)

そんな おろかな 明石市だったが、改心したのか 新駅設置を 再検討すると いう。

  • 明石市は 2月 みっか、JR 神戸線の 新駅設置を 検討する 調査・研究費と して 700万円を 2010年度予算案に 計上。
  • 新駅の 候補地と して あがっとるのは、国道 175号に ちかい 明石−西明石間(3.4キロ)と、田園が ひろがる 大久保(おおくぼ)−魚住(うおずみ)間(3.5キロ)の 2ヶ所。
  • 市議や 市民からは 「繁華街に ちかい 明石−西明石間よりも、開発の 余地の ある 大久保−魚住間の ほうが 新駅の 効果が おおきい」と いう 意見も ある。
  • 予算案に もりこむ 700万円は、有識者に よる 研究会の たちあげや 市民への アンケートに あて、新駅を 設置するか いなか、どちらの 候補地を 優先するかなどを きめる。

ぶじ 新駅が できる ことを いのる。




(ねたもと)

(さんこう)


〔ウィキペディア>西区 (神戸市)>鉄道路線〕

*1:土山駅は 明石市と 播磨町に またがっとる