しか はねのけ 装置!? 〜ワイドビュー南紀に とりつけ〜

2011年 7月に、名古屋から 飛騨 地方を 経由して 富山に いく 特急 ワイドビューひだが やまん なかで くまに ぶつかった!って いう ニュースを きいて おどろいた とこだけど、じつは 名古屋と 紀伊 半島を むすぶ 特急 ワイドビュー南紀の ほうが、しょっちゅう しかに ぶつかって こまっとるだった。

ワイドビュー南紀 450-285
ワイドビュー南紀

  • JR東海 管内は 山間地が おおく、しかと 列車の 衝突 事故が 2010度に 571件 おきた。しかの 生息 数は ふえる 傾向に あり、5年 まえの 271件から 倍増しとる。なかでも 紀勢線は、事故の 4わりを しめる。
  • 衝突した ばあい、業務上の 負担が おおきく、20分 前後の 運行の おくれを 余儀なく される。
  • しかは 列車が 接近して 警笛や ライトで 警告しても 線路から にげん 習性が あって、衝突した しかの 死体は 通行を さまたげる ほか、車両を 破損する ことも ある。2009年には 飯田線で、車体の したに はいりこんだ しかが ブレーキ 装置を 破壊し、乗客が 5時間 ほど とじこめられた ことも あった。
  • JR 各社は しか 対策に 苦心。天敵 おおかみの しょうべんや ライオンの ふんを 線路に まいたり、くぎを うちつけた マットを おいたり、しかの きらいな おとを だす ふえを 列車に つけたり して きたけど、決定打は なかった。

なるほど、1年に 571件もの 衝突が あったじゃ たまらんわ。ほこで この しか はねのけ 装置だ。まえの スカート 部分に ゴム製の ブレードを とりつけ、ラッセル車が ゆきを はねのける ような かたちで しかを はねのけるって 寸法だ。

しか はねのけ 装置を つけた すがたの ワイドビュー南紀
しか はねのけ そうちを
つけた すがたの
ワイドビュー南紀

  • ブレードは 建築用の 断熱材や にづくり材などに つかわれる スポンジ状の ゴム製で、あつさは 10センチから 20センチ。ぶつかった しかは ゴムに 衝撃を 吸収され、ほのまま 線路の そとへ はねのけられる。1基 あたり 250万円。
  • JR東海は、しかとの 衝突は さけれんけど、ぶつかっても 被害が でん ように しよまい、って ことで 2009年 12月に 装置の 開発を はじめた。クルマの エアバッグや 空気を いれた ゴム ボートの ゴムなど、さまざまな 材質で 試行 錯誤した。営業 終了後の 深夜に 紀勢線で 走行 実験を かさね、完成に こぎつけた。
  • 実験では、のべ ようかかんの 走行で 8頭の しかと 衝突、5頭は いきて 線路の そとへ おしだされただげな。
  • しか はねのけ 装置は 来年の 5月から、ワイドビュー南紀の 4両の 車両に 装着。ほの あとは 実績に おうじて 改良を くわえ、ほかの 車両や 線区での 装着も 検討する。

いままでだと ほとんど しんじゃっとったと おもわれる しかが、この はねのけ 装置を とりつけると、半分が いのちを とりとめるってのも、きもちが すくわれる ところだ。業務上の 負担や 運行の おくれ だけじゃ なくて、しかの 交通 死亡 率も へらす この 装置、うまく いくと いいね。



(ねたもと、さんこう)