ワイドビュー南紀3号にのって - 2017年8月16日

2017年8月16日、つまとのふたりたびでうまれてはじめてワイドビュー南紀にのった。紀伊半島にいくこと自体もはじめてなだけど、以下にほのときのようすを紹介する。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (9) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号 1460-1080 png 〔かくだい〕

名古屋をしゅっぱつ四日市から津から多気から紀伊長島から新宮から紀伊勝浦

◇            ◇

名古屋をしゅっぱつ

しゅっぱつは名古屋12番のりば。中央かいさつぐちからいちばんとおくのホームで、となりはまあはい新幹線ホームだ。はやめにホームにあがると快速みえがおる。JR東海近鉄にさしむけた刺客だ。ながく近鉄の天下がつづく三重県内において、名古屋から四日市、津、松阪、伊勢市をへて鳥羽にいたる、近鉄と競合する区間に高性能気動車を投入して速達列車の運行をするもんで、おおきな戦果をあげとる。ほいから、線路をへだてた11番のりばには、ワイドビューひだがもくもくとけむりをあげてとまっとる。車両はこれからわれわれがのるワイドビュー南紀とおんなじキハ85系で、特急列車のかんろくにあふれる。のっとるひとたちにも、これからあそびにいくぞーっ!ってかんじがようみえる。

快速みえがでてって、ワイドビューひだがでてったっておもったら、こんどは、おんなじホームとなりの13番のりばに四日市いきふつうがはいってくる。車両は東海道線でおなじみの313系電車。関西線も亀山までは電化されとる。いつまでもおくれた非電化路線じゃない。
(※ 名古屋しゅっぱつのときにみかけたほかの列車については、本文末尾に画像をけいさい)

さて、快速みえがでてったあとの12番のりばにワイドビュー南紀がはいってくる。1日4本あるうちの2本めで、ワイドビュー南紀3号になる。列車はうしろむきにはいってきて、おりかえししゅっぱつする。ところで、スカートのまえについとる「へ」の字がたのスポンジが「しかはねのけ装置」なだけど、しょっちゅうしかにぶつかってこまっとったJR東海が、2011年から装着するようにしたもんだ。ただし、ついとるのはしんがりだけで、先頭にはついとらんかった。おもうような効果があがっとらんのか。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (7) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号 1920-1080
(7) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号

のったことのない列車にのるうれしさで、先頭車両のまえで記念さつえい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (9) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号 1920-1080
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (11) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号〔キハ85-4〕 800-450
(8)(9)(11) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号〔キハ85-4〕

列車は通常4両編成のもんを、おきゃくさんのおおい時期ってことで2両増結しとるだけど、われらが席は増結部分の先頭車両、まえから2列めのひだりがわになる。車内清掃もおわって、列車にのりこむ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (13) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号 1160-720
(13) 名古屋 - ワイドビュー南紀3号

おおーっ!ワイドビューだ! 左右のまどからじゃなくて進行方向まっすぐにけしきがみれるってのは、ほんとにうれしいもんだ。5年后に投入されるっていうしんがた車両にも、ぜひひきついでほしい。座席は通路よりもいちだんたかくなっとるだけど、ワイドビューの効果をいっそうひきだすためのもんって推測する。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (14) ワイドビュー南紀3号 - 名古屋 800-450
(14) ワイドビュー南紀3号 - 名古屋

定刻の10時1分、わがワイドビュー南紀3号は名古屋をしゅっぱつ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (15) ワイドビュー南紀3号 - 名古屋しゅっぱつ 1280-720
(15) ワイドビュー南紀3号 - 名古屋しゅっぱつ

名古屋市内の高架区間アーバンライナーとすれちがい。八田(はった)、春田(はるた)、蟹江(かにえ)、永和(えいわ)と通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (16) 八田てまえ(アーバンライナー) 800-360
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (17) 八田 800-400
(16) 八田てまえ(アーバンライナー)(17) 八田

つぎの弥富(やとみ)とのあいだに複線区間があって、ここではんたい電車といきちがい。亀山発の名古屋いき快速だ。名鉄尾西線が分岐する弥富を通過。あかい電車はみえず。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (18) 永和-弥富間 1920-960
(18) 永和-弥富間

木曽川をわたって三重県にはいる。伊勢のくにだ。すぐに長島(ながしま)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (19) 木曽川をわたる 1280-580
(19) 木曽川をわたる

すぐに長良川揖斐川をわたる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (20) 長良川と揖斐川をわたる 1280-600
(20) 長良川と揖斐川をわたる

近鉄特急とすれちがい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (21) 桑名てまえ(近鉄特急) 1920-1060
(21) 桑名てまえ(近鉄特急)

10時23分、桑名(くわな)にとうちゃく。さいしょの停車駅になる。はんたい電車は、四日市発の名古屋いきふつう。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (22) 桑名(名古屋いきふつう) 1280-720
(22) 桑名(名古屋いきふつう)

町屋川(まちやがわ)鉄橋で員弁川(いなべがわ)をわたる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (23) 桑名-朝日間〔町屋川鉄橋〕 800-430
(23) 桑名-朝日間〔町屋川鉄橋〕

朝日(あさひ)を通過するとこで、単行気動車とすれちがい。どこにいく列車だったのか。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (24) 朝日 1280-700
(24) 朝日

近鉄をくぐって富田(とみだ)を通過だけど、えきんとこで信号停止。セメント運搬用の貨車あり。沿線に採掘場のある三岐鉄道の線が、ここにつながっとるだ。つぎの富田浜(とみだはま)も通過。わがワイドビュー南紀3号はちからづよくはしる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (25) 富田てまえ 1280-680
(25) 富田てまえ

四日市から

10時37分、四日市(よっかいち)にとうちゃく。ここも貨車がいっぱいで、近鉄四日市のえきとはまったくちがうふんいきだ。伊勢鉄道の列車を発見。正式に分岐するのはこっからふたえきさきの河原田(かわらだ)になるだけど、列車の運行は四日市-津(つ)間になる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (26) 四日市 800-450
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (27) 四日市(伊勢鉄道列車) 800-450
(26) 四日市(27) (伊勢鉄道列車)

四日市(みなみよっかいち)を通過。関西線から分岐して伊勢鉄道にはいっていく。分岐してすぐに関西線をいく電車とすれちがい。まあちょっといって河原田(かわらだ)を通過。関西線がわの河原田のえきもみぎしたにみえる。なんでもここで分岐するもんだっておもっとっただけど、これよりてまえで分岐はするけど、えきはりょうほうにあるよってことだった。いや、ほれにしても、無防備なかんじのえきだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (28) 関西線から分岐 1920-1080
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (29) 河原田てまえ 1280-700
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (30) 河原田 800-400
(28) 関西線から分岐(29) 河原田てまえ(30) 河原田

10時45分、鈴鹿(すずか)にとうちゃく。他社線である伊勢鉄道のとちゅうで停車するとはおもわんかった。ちなみに、鈴鹿市内には近鉄の白子(しろこ)や鈴鹿市(すずかし)っていう、あるていどのおおきさのえきもあるだけど、この伊勢鉄道鈴鹿をふくめてどのえきも代表駅の地位をえてない。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (31) 鈴鹿 800-440
(31) 鈴鹿

玉垣(たまがき)を通過。鈴鹿サーキット稲生(すずかさーきっといのう)を通過。まわりに人家はなくこだちばっかりのえきだけど、レース開催のときはごったがえすのか。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (32) 鈴鹿サーキット稲生 1280-720
(32) 鈴鹿サーキット稲生

徳田(とくだ)を通過。わがワイドビュー南紀3号は快調に伊勢路を南下。中瀬古(なかせこ)を通過。河原田から複線だったもんが、こっから単線になる。トンネルをくぐって、伊勢上野(いせうえの)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (33) 中瀬古-伊勢上野間〔トンネル〕 800-450
(33) 中瀬古-伊勢上野間〔トンネル〕

河芸(かわげ)を通過。左右にたんぼがみえてきた。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (34) 河芸 1280-650
(34) 河芸

東一身田(ひがしいしんでん)を通過。みぎうえから紀勢線(きせいせん)が合流してくる。紀勢線は関西線を亀山から分岐してここにきとるもんだけど、亀山まわりだとおおまわりになるため、ちかみち線として伊勢鉄道ができただ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (35) 東一身田-津間〔合流〕 800-340
(35) 東一身田-津間〔合流〕

津から

10時59分、近鉄をくぐって、津(つ)にとうちゃく。津は三重県県都で、まわりにビルもたちならんどるだけど、対照的にえきはくさぶかい。となりの近代的な近鉄のえきから、いろあざやかな近鉄特急がでていくのがみえる。わがワイドビュー南紀3号はこっから紀勢線をいく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (36) 津てまえ〔近鉄くぐる〕 1260-620
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (37) 津 1920-880
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (38) 津(近鉄特急) 1920-930
(36) 津てまえ〔近鉄くぐる〕(37) 津(38) (近鉄特急)

阿漕(あこぎ)を通過。このあたり、列車がずいぶんとゆれる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (39) 阿漕-高茶屋間〔車内〕 1280-720
(39) 阿漕-高茶屋間〔車内〕

高茶屋(たかちゃや)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (40) 高茶屋 1920-970
(40) 高茶屋

六軒(ろっけん)も通過だけど、亀山いきふつうといきちがい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (41) 六軒(亀山いきふつう) 1920-940
(41) 六軒(亀山いきふつう)

近鉄特急のいくしたをくぐっていく。近鉄特急は津をさきにでてったやつにちがいない。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (42) 六軒-松阪間(近鉄特急) 1920-770
(42) 六軒-松阪間(近鉄特急)

11時16分、ひだりにそう近鉄の複線をみながら、松阪(まつさか)にとうちゃく。この松阪のえきも津のえきにおなじくくさぶかいだけど、ホームにひとがいっぱいまっとる。ひだりに伊勢奥津(いせおきつ)いきふつうもとまっとる。7年の空白をへてよみがえったあの名松線(めいしょうせん)の列車だ。ほれと、有名なあら竹のえきべんもあるだけど、このえきにかぎらずホームにおりる時間はない。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (43) 松阪 1920-990
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (44) 松阪 1920-980
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (45) 松阪(伊勢奥津いきふつう) 1280-720
(43)(44) 松阪(45) (伊勢奥津いきふつう)

徳和(とくわ)は通過だけど、いきちがいのため停止。どういうわけかみぎがわ通行なだけど、むこうからきたのはワイドビュー南紀4号。これも1日4本あるうちの2本めだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (46) 徳和 1840-1080
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (47) 徳和(ワイドビュー南紀4号) 1900-900
(46) 徳和(47) (ワイドビュー南紀4号)

櫛田川(くしだがわ)をわたる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (48) 徳和-多気間〔櫛田川〕 1280-720
(48) 徳和-多気間〔櫛田川〕

多気から

11時28分、多気(たき)にとうちゃく。紀勢線(きせいせん)から参宮線(さんぐうせん)が分岐するだいじなえきだっていうのに、これまたどえらいくさぶかいえきで、ひだりにはたんぼさえある。まちはみぎがわ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (49) 多気 1280-660
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (50) 多気 1280-660
(49)(50) 多気

多気をしゅっぱつ。わがワイドビュー南紀3号は分岐をみぎにはいっていく。直進が参宮線で、みぎにまがっていくのが紀勢線だ。参宮線がさきにできとって、紀勢線があとから分岐してできたっていう歴史をものがたる。参宮線上で信号まちしとった快速みえが多気のほうにむかっていった。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (51) 多気すぎ〔参宮線が分岐〕 1920-940
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (52) 多気すぎ〔参宮線が分岐〕 1920-920
(51)(52) 多気すぎ〔参宮線が分岐〕

相可(おうか)を通過。ここが多気町(たきちょう)の中心になるだけど、さいしょは2本あった線路の1本がはずされちゃっとるのがかなしい。ほいから、いまやこのえきには無用のもんになっちゃったこせんきょうではあるけど、このやすっぽさはなんだ。道路にかける歩行者用の陸橋(りっきょう)がほのまんまつかってある。これまでにもいくつかのえきでみかけたし、このさきもいっぱいみかけることになる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (53) 相可 800-340
(53) 相可

やまにはいっていく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (54) 相可-佐奈間 800-300
(54) 相可-佐奈間

佐奈(さな)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (55) 佐奈 800-350
(55) 佐奈

やまをあがっていく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (56) 佐奈-栃原間 800-370
(56) 佐奈-栃原間

たにをこえていく。いや、ほれにしてもおっそいわ。多気をでてからつぎの停車駅、三瀬谷(みせだに)までのかん、わがワイドビュー南紀3号はじつにゆっくりとはしっていく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (57) 佐奈-栃原間 800-330
(57) 佐奈-栃原間

栃原(とちはら)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (58) 栃原 1280-530
(58) 栃原

トンネルをくぐっていく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (59) 栃原-川添間〔トンネル〕 800-360
(59) 栃原-川添間〔トンネル〕

川添(かわぞえ)を通過。わがワイドビュー南紀3号は櫛田川(くしだがわ)ぞいからやまごえをして宮川(みやがわ)ぞいにうつって、かわぞいにのぼっていっとる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (60) 川添 1280-640
(60) 川添

ひだりがわ、かわとのあいだにまちがみえる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (61) 川添-三瀬谷間 1920-1080
(61) 川添-三瀬谷間

11時51分、三瀬谷(みせだに)にとうちゃく。大台町(おおだいちょう)の中心だ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (62) 三瀬谷 1280-550
(62) 三瀬谷

三瀬谷をでるとひだりにまがって宮川をわたる。宮川からはなれて、また、やまごえにむかう。ここでべんとうをとりだして、ひるにする。べんとうは松阪牛のやきにくべんとうだけど、列車にのるまえに名古屋でかいこんだもんだ。JR東海は2013年から特急の車内販売を廃止しとる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (63) 三瀬谷-滝原間〔べんとう〕 800-450
(63) 三瀬谷-滝原間〔べんとう〕

滝原(たきはら)を通過。住所はまんだ大台町だけど、となりの大紀町(たいきちょう)のやくばのもよりえきになる。つぎのえきから紀伊長島のてまえのえきまでが、大紀町の区域になる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (64) 滝原 1280-580
(64) 滝原

阿曽(あそ)を通過。トンネルをくぐる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (65) 阿曽-伊勢柏崎間〔トンネル〕 1280-720
(65) 阿曽-伊勢柏崎間〔トンネル〕

ちょっと土地がひらけて、かわをわたる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (66) 阿曽-伊勢柏崎間 800-520
(66) 阿曽-伊勢柏崎間

伊勢柏崎(いせかしわざき)を通過。ちょっとあめがふってきた。じつは、まえびまでの天気予報では悪天候が予想されとって、列車の運行自体をあやぶんどっただけど、ここまできたらさいごまでいきたい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (67) 伊勢柏崎 800-440
(67) 伊勢柏崎

大内山(おおうちやま)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (68) 大内山 800-420
(68) 大内山

梅ヶ谷(うめがだに)を通過。つぎはとうげごえだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (69) 梅ヶ谷 1280-720
(69) 梅ヶ谷

トンネルをくぐる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (70) 梅ヶ谷-紀伊長島間〔トンネル〕 1280-720
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (71) 梅ヶ谷-紀伊長島間〔トンネル内〕 800-450
(70) 梅ヶ谷-紀伊長島間〔トンネル〕(71) 〔トンネル内〕

トンネルをぬけた。大紀町もぬけたか。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (72) 梅ヶ谷-紀伊長島間 800-450
(72) 梅ヶ谷-紀伊長島間

うみだ。わがワイドビュー南紀3号はとうげからうみにくだっていく。伊勢のくにはおわって、こっから紀伊のくにがはじまる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (73) 梅ヶ谷-紀伊長島間〔うみ〕 1750-980
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (74) 梅ヶ谷-紀伊長島間〔うみ〕 1750-980
(73)(74) 梅ヶ谷-紀伊長島間〔うみ〕

紀伊長島から

12時19分、紀伊のくにのはじまり、紀伊長島(きいながしま)にとうちゃく。運転士さんが交代。名古屋からここ紀伊長島まで149.3km、2時間18分、64.9km/h。おつかれさまでした。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (75) 紀伊長島 1280-650
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (76) 紀伊長島〔運転士さん交代〕 790-450
(75) 紀伊長島(76) 〔運転士さん交代〕

ひだりてにうみをみながら、わがワイドビュー南紀3号はすすむ。伊勢のくにではいっさいみることのなかったうみだ。観光にきたーっ!ってかんじだね。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (77) 紀伊長島-三野瀬間〔うみ〕 1780-1000
(77) 紀伊長島-三野瀬間〔うみ〕

三野瀬(みのせ)を通過。こせんきょうはやっぱり、道路にかける歩行者用の陸橋だ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (78) 三野瀬 800-400
(78) 三野瀬

ちょっとうみからはなれる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (79) 三野瀬-船津間 800-430
(79) 三野瀬-船津間

船津(ふなつ)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (80) 船津 800-450
(80) 船津

相賀(あいが)を通過するとこで、多気いきふつうといきちがい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (81) 相賀 800-390
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (82) 相賀(多気いきふつう) 800-420
(81) 相賀(82) (多気いきふつう)

まちがちかづく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (83) 尾鷲てまえ 1280-630
(83) 尾鷲てまえ

12時42分、尾鷲(おわせ)にとうちゃく。ふるいつくりのえきで、こせんきょうも鉄道駅用のもんだ。まちはひだりてにひろがる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (84) 尾鷲 800-420
(84) 尾鷲

大曽根浦(おおそねうら)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (85) 大曽根浦 1280-720
(85) 大曽根浦

ひだりてに、また、うみがつづく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (86) 大曽根浦-九鬼間 1920-1080
(86) 大曽根浦-九鬼間

九鬼(くき)を通過。いりえのおくにあるだけど、九鬼水軍とは関係ないみたい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (87) 九鬼 1280-720
(87) 九鬼

三木里(みきさと)を通過。ここもいりえのおくにある。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (88) 三木里 1280-720
(88) 三木里

ながいトンネルをぬけて賀田(かた)を通過。ここもいりえのおくにある。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (89) 賀田 1280-620
(89) 賀田

えきをすぎたとこで、みなとがみえる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (90) 賀田-二木島間 1280-720
(90) 賀田-二木島間

二木島(にぎしま)を通過。ここもいりえのおくにある。このあたり、ちいさな半島がぼこぼこうみにつきだしとって、半島と半島のあいだのいりえのおくがまちになっとるだ。えきとえきのあいだは、半島のねもとをよこぎっていくわけだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (91) 二木島 1280-720
(91) 二木島

また、半島のねもとをよこぎっていったとこで、まちがあらわれる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (92) 二木島-新鹿間〔まち〕 1840-1030
(92) 二木島-新鹿間〔まち〕

新鹿(あたしか)も通過だけど、いきちがいのため停止。むこうからきたのはワイドビュー南紀6号。徳和でもワイドビュー南紀同士のいきちがいをしたけど、こんどのあいては1日4本あるうちの3本めになる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (93) 新鹿 800-330
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (94) 新鹿(ワイドビュー南紀6号) 1860-1040
(93) 新鹿(94) (ワイドビュー南紀6号)

えきをすぎて、ひだりてにうみがみえる。ここはすなはまもあって、およいどるひともおる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (95) 新鹿-波田須間〔うみ〕 1280-720
(95) 新鹿-波田須間〔うみ〕

波田須(はだす)、大泊(おおどまり)と通過。まちがちかづく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (96) 熊野市てまえ 1280-580
(96) 熊野市てまえ

13時17分、熊野市(くまのし)にとうちゃく。ふるいつくりのえきらしいえきだ。いっぱいひとがおりる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (97) 熊野市 800-420
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (98) 熊野市 1280-620
2017.8.16 ワイドビュー南紀  (99) 熊野市〔かいさつ〕 800-450
(97)(98) 熊野市(99) 〔かいさつ〕

熊野市をでたへんから、また、わがワイドビュー南紀3号は快調にはしる。ちいさな半島がぼこぼこうみにつきだしとる地形はおわって、海岸線が一直線にのびる地形にかわっただ。有井(ありい)を通過。線路も直線区間がつづく。

2017.8.16 ワイドビュー南紀  (100) 有井-神志山間 1280-660
(100) 有井-神志山間

神志山(こうしやま)、紀伊市木(きいいちぎ)と通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (101) 神志山 1280-720
(101) 神志山

阿田和(あたわ)はちょっとおおきなえきだけど、通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (102) 阿田和 1280-640
(102) 阿田和

阿田和のまちはずれで、ちいさなかわをわたる。すぐに河口で、ほのむこうはうみだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (103) 阿田和-紀伊井田間 1280-720
(103) 阿田和-紀伊井田間

紀伊井田(きいいだ)通過のつぎ、鵜殿(うどの)を通過するとこで、紀伊長島いきふつうといきちがい。ここまできても、みかける列車はしっかりJR東海いろだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (104) 鵜殿 1280-600
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (105) 鵜殿(紀伊長島いきふつう) 1920-930
(104) 鵜殿(105) (紀伊長島いきふつう)

鵜殿をでて、列車はちょこっと内陸がわにまわりこむ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (106) 鵜殿-新宮間 1280-620
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (107) 鵜殿-新宮間 1920-880
(106)(107) 鵜殿-新宮間

でっかいはしがあらわれる。新宮川(しんぐうがわ)にかかる鉄橋で、これをわたると和歌山県だ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (108) 新宮川をわたる 1280-640
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (109) 新宮川をわたる 1880-1000
(108)(109) 新宮川をわたる

鉄橋をわたる。下流をみると、河口部はとてつもなくはばがひろい。鵜殿をでて、ちょこっと内陸がわにまわりこんだ理由がわかった。あのまままっすぐいったじゃ、とてつもなくながい鉄橋が必要になるだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (110) 新宮川をわたる〔下流〕 1870-1050
(110) 新宮川をわたる〔下流〕

上流に道路橋がみえるけど、こいでもじゅうぶんにかわはばはひろい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (111) 新宮川をわたる〔上流〕 1280-720
(111) 新宮川をわたる〔上流〕

鉄橋をわたって和歌山県にはいると、いきなりトンネルだ。ほいつをぬけて、こんどはきりとおしをとおって、ひだりにまがっていく。きりとおしをぬけたさきにみえるのが新宮(しんぐう)のえきか。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (112) 鵜殿-新宮間 1280-720
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (113) 鵜殿-新宮間 1280-720
(112)(113) 鵜殿-新宮間

新宮から

13時37分、新宮(しんぐう)にとうちゃく。えきには特急くろしおがとまっとって、このえきがまぎれもなくJR西日本との境界駅であることがわかる。名古屋からここ新宮まで231.1km、3時間36分、64.2km/h。おもえばとおくへきたもんだ。いや、まんだ列車はおりんけどね。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (114) 新宮 1920-1070
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (115) 新宮 1920-1010
(114)(115) 新宮

運転士さんも、JR東海の運転士さんからJR西日本の運転士さんに交代。帽子の線のいろが、きいろからあおにかわったよ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (116) 新宮〔運転士さん交代〕 800-480
(116) 新宮〔運転士さん交代〕

新宮をしゅっぱつ。JR西日本が管轄のこっからは電化区間になるだけど、JR東海が管轄のこれまでの非電化区間にもまして、線路はくさぶかい。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (117) 新宮しゅっぱつ 1280-610
(117) 新宮しゅっぱつ

新宮のまちをぬけて、うみぞいにはしる。これまでのうみにもましてうみだ。ありふれた表現だけど、こころがあらわれるようだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (118) 新宮-三輪崎間〔うみ〕 1840-1080
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (119) 新宮-三輪崎間〔うみ〕 1850-1040
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (120) 新宮-三輪崎間〔うみ〕 1710-960
(118)(119)(120) 新宮-三輪崎間〔うみ〕

三輪崎(みわさき)を通過するとこで、はんたい電車といきちがい。平凡なかたちの新宮いきふつうだけど、JR東海の区域じゃあみかけることのないみずいろの電車が「異国」にきたことをかんじさせてくれる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (121) 三輪崎 1280-620
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (122) 三輪崎(新宮いきふつう) 1280-600
(121) 三輪崎(122) (新宮いきふつう)

紀伊佐野(きいさの)を通過するとこで、また、はんたい電車といきちがい。きたのはこっちとおんなじワイドビュー南紀だったけど、時刻表にみあたらん列車だ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (123) 紀伊佐野 800-410
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (124) 紀伊佐野 1280-630
(123)(124) 紀伊佐野

宇久井(うくい)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (125) 宇久井 1280-680
(125) 宇久井

また、ひだりてにうみがみえる。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (126) 宇久井-那智間〔うみ〕 1690-1030
(126) 宇久井-那智間〔うみ〕

那智(なち)を通過。えきもりっぱで、まちもなのあるまちなのに通過か。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (127) 那智 800-360
(127) 那智

紀伊天満(きいてんま)を通過。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (128) 紀伊天満 1280-480
(128) 紀伊天満

紀伊勝浦

13時59分、ついに終点の紀伊勝浦(きいかつうら)にとうちゃく。名古屋からここ紀伊勝浦まで246.0km、3時間58分、62.0km/h。いや~、のりものったりだ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (129) 紀伊勝浦 1920-880
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (130) 紀伊勝浦 1280-580
2017.8.16 ワイドビュー南紀 (131) 紀伊勝浦 1280-530
(129)(130)(131) 紀伊勝浦

ここまでのってきたワイドビュー南紀3号は、専用のいきどまりホームである1番のりばに停車。運転士さんともども、おつかれさまでした。さて、われわれはここ紀伊勝浦でのりつぎの特急くろしおをまつ。

2017.8.16 ワイドビュー南紀 (132) 紀伊勝浦 - ワイドビュー南紀3号 1460-1080
(132) 紀伊勝浦 - ワイドビュー南紀3号

◇            ◇

かんたんな感想

とってもくさぶかい路線だった。運行本数もすくなくて、このワイドビュー南紀の運行がなくなったら、中国地方の閑散線区みたいになっちゃうじゃないかな。正直、JR東海もあんまりちからがはいっとらんね。名古屋から紀伊勝浦まで4時間は、かかりすぎだわ。5年后にはしんがた車両を投入するっていっても、最高速度はかわらんだしね。ほいから、車内販売はない、たばこはすえんってのもつらい。近鉄と競合する快速みえへのちからのいれようとは、ずいぶんとちがうようにおもえた。しらべてわかっただけど、ワイドビュー南紀も快速みえもはしる名古屋-多気間でくらべて、快速みえのほうがはやいだに。表定速度で、ワイドビュー南紀の時速64.4キロにたいして、快速みえはなんと時速74.7キロとおおはばにうわまわる。多気からみなみは競争あいてがおらんでかな。いやいや、紀勢自動車道がまあはい尾鷲まで南下しとるがね。まさか、こいつが紀伊勝浦までつながったらワイドビュー南紀の運行やめるじゃないだらあね。こんかいのたびをとおして、こんなようなことをかんじたよ。

◇            ◇


(さんこう)

*1:じっさいには特急をのりついで白浜までいっており、この金額でのしはらいはしてない。

*2:2017年8月16日現在で筆者がかくにんしたところ、逆転現象は解消されとらんかった〔ワイドビュー南紀=名古屋 10:01 → 11:28 多気(93.4km、1時間27分、64.4km/h、指定席で4,040円、自由席で3,320円)、快速みえ=名古屋 9:37 → 10:52 多気(93.4km、1時間15分、74.7km/h、指定席で2,350円、自由席で1,830円)〕。