美濃赤坂支線って どんな 線?

大垣は 鉄道の 十字路だ。東西に 東海道線が のびる。きたは 揖斐 (いび)まで、みなみは 三重県の 桑名まで のびる 養老線が、ここ 大垣で スイッチバックして いく。きたの ほうには まあ ひとつ、揖斐までの 養老線より ひがし まわりに、やまおく ふかく 樽見 (たるみ)まで いく 樽見鉄道も ある。


さらに まあ ひとつ。ほれが きょう 紹介する 美濃赤坂支線だ。大垣から 東海道線を 3.1キロ にしに すすんだ とこで みぎに 分岐して、ほっから 1.9キロ きたに すすんで 美濃赤坂まで いく 盲腸線だ。終点 美濃赤坂駅は 中山道 赤坂宿 (あかさかしゅく)の みなみはしに 位置する。


ほう いう 路線が あるって ことを しりながら これまで のった ことの なかった この 美濃赤坂支線に、こないだ 2013年 2月 25日 はじめて のった。


◇          ◇

11時 46分、東海道線 新快速で 大垣駅 2番線に 到着。と、おんなじ ホームの はんたいがわに ある きりかきの 3番線に、まあはい 美濃赤坂支線の 電車が とまっとるじゃんか。車両は 2両 編成だけど、形式は 東海道線を はしる 車両と おんなじ 313系だ。「ほだけど 美濃赤坂 いきの 電車は ちょっと まえに でちゃって、つぎは 12時 52分まで ないだけど」って ふしぎに おもったら、いきさき 表示に 「試運転」って かいて あった。ふ〜ん、こんな みじかい 路線で 試運転か。


130225 美濃赤坂 (6) 11:51 大垣 美濃赤坂支線 試運転 電車
130225 美濃赤坂 (6) 11:51 大垣 美濃赤坂支線 試運転 電車

ひるめしを くう ため かいさつの そとへ。ふる〜い 木造の こせんきょうを わたって、いったん 1番線の ホームに うつってから、また 階段を あがって 橋上の かいさつを でた。この 木造の こせんきょうは ふたつの ホームを むすぶ だけだ。ただ、むかしは かいさつが 地平に あって 1番線が かいさつ 直結に なっとったで、ふつうに こせんきょうの 役を はたしとっただ。いまも 養老鉄道との のりかえ かいさつぐちと 1番線が 水平 移動で いきき できる ように なっとるで、つかう ひとが おらん わけじゃ ない。







130225 美濃赤坂 (7) 11:53 大垣 美濃赤坂支線 試運転 電車
(7) 11:53 美濃赤坂支線 試運転 電車
〔おくの ほう フェンス ごしに ちいさく みえるのが 美濃赤坂支線 試運転 電車で、てまえ みぎに うつっとるのは のって きた 東海道線 新快速〕
〔うえに みえるのが ふたつの ホームを むすぶ、ふる〜い 木造の こせんきょう〕

えきまえ どおりに OKBスタジオの ある ことを たしかめ、ふと はいった 韓国料理店で おどろきの ピビンパを くい、駅に もどる。


まずは 自動 券売機で 美濃赤坂まで 180円の きっぷを かう。トイカと 共通 利用できる マナカは もっとるだけど、美濃赤坂支線は 利用 可能 区間から はずれとるだ。ホームに いくと、まあはい 美濃赤坂支線の 電車が ホームに まっとる。うん、まったく 東海道線で みなれた 313系だ。まあはい きゃくも のっとるのに、とびらが しまっとる。あー! おしボタン式だ! うん、豊橋で みた 飯田線の 313系が これだった。とびら よこの ボタンを おして とびらを あけて なかに はいる。ん? あー! また ボタンを おして しめて やらにゃ いかん! あやうく みんなの つべたい 視線を あびる とこだった。この ひは とびきり さぶい ひだって、あけっぱなしだと 車内が ひえちゃうだ(^_^;)







130225 美濃赤坂 (11) 12:49 大垣 美濃赤坂支線 電車 まえ
(11) 12:49 大垣 美濃赤坂支線 電車
(まえ)
130225 美濃赤坂 (10) 12:49 大垣 美濃赤坂支線 電車 うしろ
(10) 12:49 大垣 美濃赤坂支線 電車
(うしろ)

シートは とびらの わき だけ ベンチ シートで、ほれ 以外は ボックス シート。東海道線の 313系 みたいな 転換 クロス シートじゃ ない。いろも 東海道線のが あおなのに たいして、こちら 美濃赤坂支線のは みどり。こっちのが あかるい かんじで いい。いや、ほれに しても、この みじかい 区間に こんな ぴかぴかの 電車とは。


130225 美濃赤坂 (12) 12:51 大垣 美濃赤坂支線 電車 車内
(12) 12:51 美濃赤坂支線 電車 車内

12時 52分、大垣を 出発。線路も ぴかぴかで 電車は ぐんぐん にしに すすむ。ってか、さいしょは 東海道線との 共用 区間だで あたりまえか。







130225 美濃赤坂 (13) 12:54 美濃赤坂支線 大垣 出発 直後
(13) 12:54 大垣 出発 直後
130225 美濃赤坂 (14) 12:54 美濃赤坂支線 大垣−荒尾間
(14) 12:54 大垣−荒尾間





130225 美濃赤坂 (15) 12:54 美濃赤坂支線 大垣−荒尾間
(15) 12:54 大垣−荒尾間
(スピードは 100km/h)

しばらく して みぎに 分岐線が あらわれる。これこそが 正味の 美濃赤坂支線で、こっから 終点 美濃赤坂まで 1.9キロの 単線 レールが きたに のびる。







130225 美濃赤坂 (16) 12:55 東海道線から 美濃赤坂支線が みぎに 分岐
130225 美濃赤坂 (16) 12:55 東海道線から 美濃赤坂支線が みぎに 分岐

分岐して すぐ、カーブの とちゅうに さいしょの 駅、荒尾 (あらお)が ある。単純な 棒線 ホームだ。荒尾を でて、完全に むきが きたに かわってからは まっすぐに すすむ。







130225 美濃赤坂 (17) 12:56 美濃赤坂支線 荒尾
(17) 12:56 美濃赤坂支線 荒尾
130225 美濃赤坂 (18) 12:58 美濃赤坂支線 荒尾−美濃赤坂間
(18) 12:58 荒尾−美濃赤坂間

12時 59分、あっけなく 美濃赤坂に 到着。大垣から ここ 美濃赤坂まで 5.0km、7分、42.9km/h、180円。電車が とまったのは、だだっぴろい 構内の ひだりの かたすみに ある 棒線 ホーム。ほの むこうに ある 木造 駅舎が めを ひく。たぶん 創業時の まんまの たてもんだ。だだっぴろい 構内は、こっから さらに きたに つながる 貨物 鉄道の ための もんか。







130225 美濃赤坂 (19) 12:59 美濃赤坂支線 美濃赤坂
(19) 12:59 美濃赤坂支線 美濃赤坂
130225 美濃赤坂 (20) 12:59 美濃赤坂支線 美濃赤坂
(20) 12:59 美濃赤坂支線 美濃赤坂






130225 美濃赤坂 (21) 13:00 美濃赤坂支線 美濃赤坂
(21) 13:00 美濃赤坂支線 美濃赤坂
130225 美濃赤坂 (22) 13:01 美濃赤坂支線 美濃赤坂 駅舎
(22) 13:01 美濃赤坂 駅舎

のって きた 電車は じきに 大垣に おりかえして いく。13時 12分 発だけど、ほの つぎは 16時 7分まで ない。うん、3時間 ちかくも 運行の ない 時間帯が あるだ。ほいでも あさゆうには 1時間に 2本の 運行が ある 時間帯も あって、1日の 運行 本数は 平日で さがり 18本、あがり 19本と、そこそこの 本数が ある。電車が あたらしいって いう ことも あって、美濃赤坂支線に 「さびれた ローカル線」って いう かんじは ない。







130225 美濃赤坂 (23) 13:03 美濃赤坂支線 美濃赤坂
(23) 13:03 美濃赤坂支線 美濃赤坂
130225 美濃赤坂 (24) 13:04 美濃赤坂支線 美濃赤坂
(24) 13:04 美濃赤坂支線 美濃赤坂

おりかえしの 電車に のるのを やめて、この 駅 付近に ひろがる 赤坂宿 (あかさかしゅく)の まちなみを あるく ことに。まあ、かえりは ちょっと とおいかも しれんけど、養老鉄道の 東赤坂まで あるいたって いいや。あっちは ひるまでも 1時間に 1本 電車が あるだ。


駅員さんも おらず かいさつも ない 駅舎に あるのは、がらんどうの まちあいしつ だけ。きの ベンチに、きの かべに、きわくの ガラス まどに、きの 天井。東海道線 安城駅 (あんじょうえき)の まちあいしつも、おれが えきまえの そろばん 学校に かよっとった ころは こんな かんじだったよ。


130225 美濃赤坂 (25) 13:05 美濃赤坂支線 美濃赤坂 まちあいしつ
130225 美濃赤坂 (25) 13:05 美濃赤坂支線 美濃赤坂 まちあいしつ






130225 美濃赤坂 (26) 13:09 美濃赤坂支線 美濃赤坂 構内
(26) 13:09 美濃赤坂 構内
130225 美濃赤坂 (27) 13:12 美濃赤坂支線 美濃赤坂 駅舎 いりぐち
(27) 13:12 美濃赤坂 駅舎 いりぐち

駅舎を あとに 赤坂宿に むかった。




(さんこう)