岳南鉄道が夜景遺産に - あきひこゆめてつどう

夜景遺産ってなんだ！？ってきもするけど、静岡県東部をはしるちっちゃな私鉄、岳南鉄道（がくなんてつどう）が夜景遺産になっただげな。

岳南鉄道岳南原田駅（ちゅうにち）

（ちゅうにちの記事）

富士市東部をはしる岳南鉄道線が、夜景観光コンベンション・ビューローの日本夜景遺産に認定された。経営難の岳南電車は、これを機に復活をかけて市民と協力した観光行事を企画。2014年8月ここのかには、第1弾としてさけをのみながら夜景をたのしむ「終着駅のあかちょうちん」をひらく。
夜景観光コンベンション・ビューローによると、夜景遺産に鉄道全体をみとめたのははじめてで、駅舎や車窓の牧歌的な夜景が評価された。
夜景遺産の認定はまちおこしが目的で、かくれた夜景の名所を発掘するため2004年度にはじまった。まいとし10か所から20か所をえらんでおり、これまでに東京タワー展望台、通天閣などが認定されとる。静岡県内では、夜景の展望地として人気の「伊豆スカイライン」、「富士川サービスエリア」がえらばれとる。
本年度2014年度はじもとすいせんなどであつまった全国120か所の候補のなかから、15か所を認定した。2014年10月とおかの「夜景サミットイン北九州」で認定授与式がある。
岳南鉄道線は岳南鉄道が経営しとった2004年度から、富士市から補助金の交付をうけとる。2012年度から年6千5百万円にのぼるけど、きょねん2013年4月、岳南鉄道からあかじの鉄道事業をきりはなし、あたらしい会社として岳南電車が設立された。
ほんな岳南鉄道線をすいせんしたのが、富士市内で体験がたプログラムをとおしてまちおこしを推進する一般社団法人「フジパク」。4年まえから沿線で夜行ツアーをひらき、照明にうかびあがる製紙工場や鉄道のうつくしさを宣伝してきた。こんごは岳南電車と協力して、夜景遺産への認定を活用した行事にちからをいれる。山崎裕敏代表48才は「やみよにうかぶ電車、やさしいあかりの駅舎、むかしなつかしいよるの車窓風景を地域の魅力としてひろくつたえたい」ってはなしとる。
2014年8月ここのかの記念行事「終着駅のあかちょうちん」は岳南江尾駅（がくなんえのおえき）でひらく。露店がならび、鉄道の夜景をながめながらさけをたのしむ。午后5時から午后9時まで。
この行事とはべつに、車窓の夜景をたのしむため、車内の照明をけした電車の運行も計画しとる。といあわせはフジパクへ。電話 0545-34-4425。