1995年1月17日に発生した神戸地震。阪急神戸線や阪神本線とおなじくJR神戸線もおおきな被害をうけた。
△ JR神戸線 - 復旧路線図 - 1995年神戸地震 (あきひこ)
六甲道駅(ろっこうみちえき)は駅舎が倒壊し、新長田駅(しんながたえき)は駅舎が全壊し、鷹取駅(たかとりえき)は駅舎が半壊した。ところが、おどろくべきはほの復旧のはやさだ。阪急神戸線や阪神本線の全線復旧が6月にはいってからになるのに、JR神戸線のほうはなんと4月ついたちの住吉(すみよし)-灘(なだ)間の運行再開で全線復旧となっただ。いや~、新年度、新学期にまにあったのはおおきい。関係のみなさん、ごくろうさまでした。
△ 神戸地震で倒壊したJR六甲道駅(THE PAGE 大阪)
JR神戸線の復旧状況(ヰキペディアから)
- 1995年1月17日、神戸地震発生。JR神戸線も大阪-姫路間の全線87.9キロで運行休止となる。
- 1月18日、大阪-尼崎間と西明石-姫路間で運行再開。
- 1月19日、尼崎-甲子園口間で運行再開。
- 1月23日、須磨-西明石間で運行再開。
- 1月25日、甲子園口-芦屋間で運行再開。
- 1月30日、神戸-須磨間で運行再開。
- 2月8日、芦屋-住吉間で運行再開。
- 2月20日、灘-神戸間で運行再開。
- 4月1日、住吉-灘間が復旧し、JR神戸線全線で運行再開。
(さんこう)
- 阪神本線の神戸地震からの復旧 - 6月26日 - あきひこ ゆめてつどう|2015/02/02
- 阪急神戸線の神戸地震からの復旧 - 6月12日 - あきひこ ゆめてつどう|2015/01/31
- 阪神淡路大震災から20年 - 鉄道被害状況・ほのあとをふりかえる(鉄道ライター・伊原薫さん)|THE PAGE 大阪|2015.01.17 20:00
- 神戸新聞NEXT|連載・特集|阪神・淡路大震災|震災20年め|まちの譜|2014年5月21日
- 神戸新聞NEXT|連載・特集|阪神・淡路大震災|震災発生・震災1年め|JR東海道線、ななじゅうよっかぶり開通 - 大震災被害から復旧|1995/4/1
- JR西日本は1995年4月ついたち始発から、阪神大震災で不通だったJR東海道線灘・住吉間で運転を再開した。震災からななじゅうよっかぶりに東海道線全線が開通、閉鎖されとった六甲道駅も再開業した。これにともない、代替バスや福知山線などをつかった迂回列車は1995年3月31日かぎりで中止した。
- 灘・住吉間の六甲道駅周辺は復旧工事完了后、JR西日本や運輸省による走行試験で復旧した高架橋の安全性を確認。ほの結果、運輸省は2015年3月31日、運転再開に支障がないって判断した。
- のぼりくだりあわせて4線の「複々線」で開通。1995年4月ついたちと翌ふつかはほぼ正常ダイヤで運転し、みっかからは全線未開通の私鉄からの利用者で混雑が予想されるため、姫路・大阪間であさラッシュどきにのぼり新快速を8分間隔ではしらせ、ゆうがたにもくだり新快速を3本増発する。
- また夜間寝台特急なども運転を再開し、発売ずみの迂回列車の乗車券は再開后の列車にも乗車できる。JR貨物の貨物列車も再開する。
- のりかえなしに「やれやれ」 - のぼり乗車率は230%
神戸と大阪方面をむすぶ通勤・通学の大動脈が、ななじゅうよっかぶりにむすばれた。1995年4月ついたちあさ、阪神大震災で不通になっとったJR東海道線の灘・住吉間の運転が再開。のりかえや代替バスなしでいききできるようになり、苦労をしいられてきた利用客からは「気分的にらくになる」のこえがでる。待望の直結に、ひるまえには新快速電車の乗車率が200%をこえるなど、大混雑をみせた。 - 高架駅舎や周辺の高架が崩壊、開通にむけた最大の難所だった六甲道駅は、突貫工事でたてなおし、このひをむかえた。午前5時15分、JR社員や工事関係者40人ほどが拍手するなか、神戸発京都いきふつう電車がすべりこんだ。
- 中尾智俊駅長49才は「一番電車のライトをみたときは、こどものようにこころがおどった」。また、梅原利之・JR西日本常務鉄道本部長は「結果として他社にさきがけて開通できた。復興の先兵としてがんばりたい」ってはなした。
- あさの出勤どき、六甲道駅は券売機まえやホームなどはやや混雑。おおて紳士服販売会社に就職したはたちのおんなのひとは「10時から大阪本社で入社式。研修期間は代替バスをのりついで毎日くたくたでした。開通がまにあってよかった」ってうれしそう。
- 「ひさしぶりに梅田へかいものに」ってはなす婦人づれは、「地震がきてもこれでほんとにだいじょうなんやろか」って灘・住吉駅間の徐行運転にちょこっと不安なようす。車窓の倒壊家屋にめをこらす乗客がめだった。
- いっぽう、JR三ノ宮駅では、大阪まで1時間以上かかっとったのが、このひから新快速で20分にちぢまるとあって阪神や阪急からののりかえぐみもみられ、えきはひさびさに活気をとりもどした。
- 利用客は「通勤時間が半分になった」、「代替バスの渋滞でいらいらせんですむ」とのこえがでるなど、一様にやれやれの表情。神戸から大阪へ通勤する会社員、多田利雄さん62才は「いままでいろいろなルートをためしたけど、どれも通常の2倍の時間がかかっとった。ほっとしとる」ってよろこんどった。
- このひは、はるやすみ中のどようびとあって、ラッシュ時間帯にめだった混雑はなかったけど、ひるにかけてかいものきゃくらでこみはじめた。三ノ宮駅では午前10時現在で通常の1.5倍の利用者。大阪にむかうのぼり新快速も乗車率が最高230%となった。
- 神戸鉄道資料館~JR西日本~JR神戸線のダイヤ~阪神大震災復旧の過程
- 阪神・淡路大震災 - Wikipedia
- JR神戸線 - Wikipedia