こんしゅうのどようび、2015年3月じゅうよっか、魚津(うおづ)のまちは新幹線からとりのこされたまちになる。いまは、はくたかや北越、サンダーバード、おはようエクスプレスっていう北陸線の特急が新市街地にある魚津駅にとまっとるだけど、これがぜんぶなくなるだ。魚津の危機だ。
【いま魚津駅にとまる電車の1日本数(平日金沢方面)=51本】
となりの黒部には黒部宇奈月温泉駅っていう新幹線のえきができるだけど、これがまた北陸線とつながっとらんときとる。魚津駅から電車にのったって新幹線にのれやへん。これをすくったのが富山地方鉄道で、新黒部駅っていう新幹線連絡駅をつくって、北陸新幹線金沢開業よりひとあしはやい先月2015年2月26日に開業しとる。富山地方鉄道は魚津もとおっとって、これなら魚津のひとも新幹線のえきにでれるってわけだ。富山地方鉄道のえきは、北陸線の魚津駅に隣接するのが新魚津駅で、旧市街地のほうにあるのが電鉄魚津駅だ。ちょっとなまえがややこしいけど、がまんして。
ほこで魚津市役所がめをつけたのが富山地方鉄道の新魚津駅。いまはJRの魚津駅のうらがわになっとるのを、これをおもてがわであるひがしがわにもってこうっていうだ。
【ちゅうにちのきじから】
- 魚津市も2015年3月じゅうよっかから、市の補助事業として、魚津タクシー協会があいのりタクシー「おもてなし魚津直行便」を運行。黒部宇奈月温泉と魚津市役所のあいだを1日17往復する。黒部宇奈月温泉駅周辺が「空白地」であることから宿泊や飲食客を魚津までひきよせる作戦だ。ひとりかたみち1,000円。出発2時間まえまでの予約が必要となる。
- さらに魚津市は、黒部宇奈月温泉駅へのまあひとつの連絡手段となる富山地方鉄道の新魚津駅ホームを市街地がわに移転させることも計画する。魚津市担当者は「ぢもとのホテルや飲食店は、在来線の特急廃止におおきな危機感をいだいとる。新幹線のきゃくをよびよせておぎないたい」ってはなしとる。
なるほど、JRっていうかJRから三セクに移管される北陸線にみきりをつけて、富山地方鉄道のほうに活路をみいださあってわけね。いや、ほいでも、この新魚津駅、魚津駅のあたりは富山地方鉄道が北陸線のにしがわをずーっとはしっとるだけど、新魚津駅だけひがしがわにもってくるってのはそうとうむづかしそうだね。
あえてほれを計画せえってのは、ほいだけ新幹線にとりのこされることの危機感がおおきいだ。
(さんこう)
- 新幹線客、わがまちへ - 魚津市はタクシー、黒部市はバス:富山:中日新聞(CHUNICHI Web)(伊東浩一さん)|2015年3月11日 〔ねたもと〕
- JR西日本がみすてた在来線黒部駅とのバス連絡にちからをいれるのか - あきひこ ゆめてつどう|2015/02/26
- (黒部は富山地方鉄道の新黒部駅でまちとつながるのに、あらたにバス路線もつくる)
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- (新魚津はホームから東西地下通路に直結する構造になっとる)
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