内部線(うつべせん)5.7キロと八王子線1.3キロのあわせて7.0キロの、レールはばたった762ミリの鉄道が、2015年4月ついたちに近鉄から四日市あすなろう鉄道にひきつがれた。
(あさひの記事から)
- 全長7.0キロのローカル線、四日市市の「内部線(うつべせん)・八王子線」は2015年4月1日、事業者を近鉄から第三セクター「四日市あすなろう鉄道」に移管し、再出発した。午前5時26分内部駅発の始発電車には多くの鉄道ファンが駆けつけた。
内部駅 - 四日市あすなろう鉄道出発式(坂本進さんさつえい)(あさひ) - 線路幅は762ミリと標準の半分ほどのナローゲージで知られる。近鉄によると、全国で3路線しかない希少な路線だが、赤字が続いて廃線の危機に。駅舎や車両を市が保有し、運営を三セクが担う公有民営方式で存続されることになった。
内部駅 - 四日市あすなろう鉄道一番電車(坂本進さんさつえい)(あさひ) - 始発列車に乗り込んだ金沢市の大学生、原村優さん(20)は前夜の近鉄による最終列車にも乗った。「車両が小さくてかわいらしい。利便性のいい列車として残ってうれしい」
四日市あすなろう鉄道路線図(レスポンス) - あすなろう鉄道では、枕木のオーナー制度や、駅名のネーミングライツを導入するとともに、利用促進を図る。都司尚社長は出発式で「これからも元気に走り続けるため、一人でも多くの方に乗ってほしい」と話した。
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いや~、ついに近鉄からきりはなされちゃっただね。ほんとだったら、近鉄四日市駅が高架になったときに標準軌に改軌して、湯の山線と一体運行するぐらいじゃないといかんかったのにな。改軌せんままの内部線・八王子線は高架になった近鉄四日市駅にあがることもなく、ホームもちょっとはなれたとこの地平にあって、近鉄のほかの線とは改札外のりかえをするようになっとっただけど、ついにこんかいべつ会社になったあげくに、えきのなまえまで「あすなろう四日市駅」なんていうなまえにかわっちゃったよ。
まあ、廃線にならんかっただけましっていやあ、ほのとおりで、ほのためにちからをつくされたかたがたには敬意を表するわけだけど、やっぱり近鉄からきりはなされて、レールはば762ミリの線路で固定されちゃうのはかなしいわ。
(さんこう)