はじめて宇都宮市(うつのみやし)の路面電車計画をしったのは2008年のことだった。ちょうど市長選のまえで、路面電車推進派の現職市長と反対派の3候補があらそうっていうような状態だった。けっきょく現職市長がかって、計画は順調にすすむはずだったものが、2009年に民主党栃木県連のもうしいれにより事業中止においこまれる。こや、あかんわっておもっとったとこで、こんかいのしらせだ。
路面電車計画を検討する有識者会議「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」の2015年8月みっかの会合で、先行整備するJR宇都宮駅ひがしがわ15キロの導入ルート案が了承されただげなよ。おめでとう、宇都宮市!
あさひのきじ
- 宇都宮市(うつのみやし)と芳賀町(はがまち)の次世代がた路面電車システム(LRT)導入計画を検討する有識者会議「芳賀・宇都宮基幹公共交通検討委員会」の第7回会合が2015年8月みっか、宇都宮市内でひらかれた。くにや栃木県、近隣自治体の担当者も参加。先行整備するJR宇都宮駅ひがしがわ15キロの導入ルート案を了承し、採用する車両についてもはなしあった。
- 了承されたのは、えき東西をむすび芳賀町(はがまち)へつづく全体の計画ルート18キロのうち、ひがしがわの15キロ。委員から異論はでんかったものの、国内ではじめて次世代がた路面電車を導入した富山市のもと助役、望月明彦氏から「えき付近は、にしぐちにどうつながるかなどがわからんと判断できん」との指摘があった。
- 車両については、このひはじめて議論された。時速70キロで車内がたいらな「100%低床車両」と、多少段差はあるけど90キロで走行でき、座席もおおめの「70%低床車両」のどちらを採用するかきめる必要がある。
- 望月明彦氏は、工業団地への通勤者がおもに利用するひがしがわと、栃木県庁や中心商店街にちかいおおどおりをはしるにしがわの需要のちがいをあげ、「にしがわのこともかんがえると100%低床がよい」って指摘。検討委員長の森本章倫、早稲田大学教授は「バリアフリーの機能重視なら100%低床になるだらあけど、いくつかの視点で比較しながら検討していきたい」とのかんがえをしめした。
- 来年度2016年度着工をめざし、総合的な交通整備計画を策定する法定協議会を2015年8月にじゅうよっかに設置予定。市民への説明会や意向調査もおこないながら、詳細をかためていくっていう。
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うん、どんな車両にするかまではなしあわれただね。70キロしかでん全面低床車両にするか、90キロでるけど車内に多少段差のある70%低床車両にするかってとこらしいけど、やっぱり90キロでるやつのがいいな。
まあ、ほのことはおいといても、とにかくクルマ社会をあらため公共交通を整備せえっていう宇都宮市の姿勢がうれしいよ。いいぞ、宇都宮市!
(さんこう)
- フランス人にいわれちゃった - あきひこゆめてつどう|2015/06/12
- 路面電車などの公共交通が、医療と同等に不可欠なものとしてあつかわれるヨーロッパにたいし、採算性がとわれるにほんの現状を説明すると「にほんの自治体は苦労されとるだね」っていわれた。
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- にほんですすまん、路面電車(LRT)建設問題
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- 宇都宮市の佐藤栄一市長は2015年8月26日の定例会見で、宇都宮市と芳賀町(はがまち)が導入予定の次世代がた路面電車システムを運営する新会社の設立時期について「2015年10月すえごろをめざしていきたい」ってのべた。設立時の資本金1億5千万円のうち51%を両市町が出資する補正予算案が、それぞれの9月定例議会で可決されることが前提となる。
- 宇都宮市の財政リスクをともなうこの案にはんたいし、路面電車導入の賛否をとう住民投票をもとめる議員案や市民からの陳情が、市議会へはあいつぎだされとる。会見で住民投票実施の意向をとわれた佐藤栄一市長は「する予定はない。官民連携の会社設立は最善のみち。疑問や心配もでてくるとおもうけどていねいに説明していきたい」ってあらためてこたえた。